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2006.02.01
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カテゴリ: イラン代表
遅くなりましたが【MF編】になります。選手画像は こちら でご確認ください。尚、人数が多いためポジション別に解説していこうかと思います。まずはボランチからです。

選手評価:☆スタメン◎当確〇有力△微妙

ネコーナム (☆)・・・ブランコサッカーの申し子として早くもマハダヴィキアに次ぐ次期キャプテン候補となっている。ただ西アジア選手権での不調とUAEへの移籍がどう出るか。彼のワンボランチで強豪を相手にするのは至難の業で相性のいいパートナーが必要なのは間違いない。

アラヴィ (◎)・・・容赦のないタックルでドリブラーを止めることのできる破壊者。クラブでは最終ラインを統率しており、ユーティリティー性の高さからメンバー入りはあり得るだろう。

カヴィアンプール (○)・・・膝の怪我から最近ついに代表復帰を果たしたバランサー的なボランチ。精力的なプレッシングと独特のドリブルキープ、状況を打開するフィードをこなし中盤を落ち着かせる。キャリミとのコンビが復活すればイランの攻撃はより魅力を増すに違いない。

マジャール・ザレ (△)・・・190を超える鉄の肉体と右足から放たれる弾丸ロケットで一躍注目を集めた恐るべき19歳。マラヴァン所属でサイパに移籍したジャラル・フセインと若きストライカー、ゴラーミンとのマラヴァントリオはイランの将来を担うだろう。ただドイツへ行く為には経験を超えた可能性を示すしかなさそうだ。

ぺジマン・ノウリ (△)・・・同じレフティーのマダンチがいる事で所属するピルーズィでは上がり目のボランチに入る事が多い。ただ代表には数度選ばれたのみで遠ざかっており、バイエルン戦でのプレーを見る限りメンバー入りはまずないだろう。

テイモリアン (○)・・・是非ともドイツで見たいタレントだ。彼が中盤で見せるクオリティーは高く、決して汗かきタイプでは無いが新時代のボランチを予感させる。本人もドイツ行きに前向きなコメントをしており自信を覗かせている。

ホセイン・カゼミ

アガイー (△)・・・セパハン所属の攻撃力が売りのボランチだが、ここ最近召集されておらずメンバー入りはまず無いだろう。

モフセン・ファラジ (△)・・・アドミラ所属のアグレッシブなボランチで、タイプ的にはカヴィアンプールに近い。もともとスロヴァキアリーグの2部でプレーしており欧州での経験もあるのだがブランコのリストには入らないだろう。

フェクリ・ジョイバリ (△)・・・長きに渡りエステグラルを支えるベテランボランチ。クラブではスイーパーにコンバートされハードな守備をこなしている事から代表復帰の声もあがっているが、スピード不足を経験で補うのは難しいだろう。

バゲリ (△)・・・未だ復帰待望論が出るのは彼が残した偉業がそうさせるのであろう。アゼリ系イラン人の典型的な控えめで謙虚な彼が早々に後進に道を譲ってしまったのは残念だが、彼自身の意思が固く復帰は見込めないだろう。ブランコも彼のプレーは好きだが、ベンチに座るべき選手ではないと名言している。それでも彼が復帰する事があればファンにとっては間違いなくエキサイティングだ。所属するピルーズィでのプレーも衰えを見せていないが。

続いて右サイドの攻撃的MFです。

マハダヴィキア (☆)・・・彼の出来が全てだろう。イラン人として最も長くドイツで戦ってきた男は自らのホームスタジアムで戦う夢をメディアに独白している。ここ最近ハンブルクでは右サイドバックを務めているが、イラン代表においてはアジア杯でも8つのアシストを刻んだ彼のクロスを本来の攻撃的な位置で生かすべきだ。

カゼミアン (◎)・・・ここ最近代表から遠ざかっていたものの、クラブではストライカーとしても素晴らしい活躍を見せている。FKの精度も高く前線でのオールマイティーな能力は彼のリスト入りを後押しするだろう。

ナヴィドキア (○)・・・膝の怪我を押して移籍したボーフムでは降格を味わい、さらに2部でもチャンスをものに出来なかった。本来のプレーを取り戻すべく古巣のセパハンに戻り弟のラソールと共に中盤を構成している。代表でも結果を残せていないが、ブランコが彼にかける期待は大きい。

ファルザド・マジディ (△)・・・所属クラブではエナヤティとのホットラインで多くのゴールを演出しているが、代表ではベンチに入ることも困難だろう。左右両サイドをこなせるのは魅力だが。

オラーディ (△)・・・イスラム大会ではストライカーとしての実力を披露し、西アジア選手権ではキャリミ2世と言われるほどのドリブルを疲労したピルーズィの悪童。思い切りの良さが国際舞台で生きれば楽しみな逸材ではあるが移籍したUAEでキャリミと同じようなセンセーションを巻き起こせれば召集の芽も出てくるだろう。

ホセイン・ユーセフィ (△)・・・経験豊かなMFで今期はサイパからサバ・バッテリーに活躍の場を移したが、代表においてはイスラム大会で数試合に起用された後はチャンスを与えられていない。



ザンディ (☆)・・・あまりにも悲惨なシーズンを送ってしまった。背番号10を与えられながらも彼がチームで干され始めたのは、皮肉にもイラン代表を選択した直後からであった。代表においてもインパクトを残せず、移籍が噂されたものの現状ではベンチ要員に成り下がっている。本大会までの残り少ない時間で調子を取り戻せなければスタメンの座は確約されないだろう。

マナイー (○)・・・国内リーグ20試合で10アシストを記録している左サイドのサイクロン。ここ最近召集を見送られているが、ジャヴァド・シュルザドと形成するパスの左サイドを代表に移植するのもイラン代表の弱点を解決する方法かもしれない。

ヤヴァルザデ (△)・・・西アジア選手権で台頭した左のアウトサイダー。名門エステグラルからガンディにレンタルされ、輝くプレーを見せてイランB代表に選出された。来季はエステグラルが呼び戻すに違いない。ブランコも彼のプレーが気に入っているようだ。

バダヴィ (△)・・・フル代表に定着しかけた彼だが、アジア杯での事件以降輝きを失ってしまった。また所属チームとも揉め、フーラドからエステグラル・アフヴァズに移籍したもののまったくプレーしていない。彼の突破がドイツで見れないのは寂しい限りだ。

マダンチ (○)・・・バイエルン戦でのサニョールを向こうに回しての攻防は見ごたえがあった。ミナヴァンドを彷彿させる向こう見ずで強引な突破や正確なクロスにはブランコも目を見張ったはずだ。

バヘディ

ハジラヴィ (△)・・・ブランコの師匠が寵愛した左のドリブラーだが、ドイツ行きのチャンスは皆無に等しいだろう。今季は所属チームのリストにすら載っていない惨状だ。

最後にトップ下およびシャドーストライカーです。

キャリミ (☆)・・・イラン最高のドリブラーは、チームを上位に導けるだろうか。バイエルンで学んだ謙虚さは彼を大人にしたが、多くのファンは彼のエゴイスティックなドリブルを心待ちにしている。27才にして初めてのW杯になるが思う存分暴れてほしいところだ。

ショジャイー (◎)・・・現在国内リーグ首位を走るサイパの攻撃はほとんどが彼のマジックを経由してゴールを陥れる。変幻自在なドリブル、パス、スピードの全てがキャリミに肉薄する実力を秘めている。

ハティービ (△)・・・マハダヴィキアとハシェミアンを追って加入したハンブルクでは結果を残せなかったが、彼が非凡な選手であることは国内リーグで証明されている。ただ代表においてはU-23時代のカップ戦優勝を除いては結果を出せていない。ブランコ政権下ではタイ戦に出場したのみ。

ジャッバリ (◎)・・・イランのジダンと呼ばれる、ここ最近イランに居なかったタイプのゲームメイカー。若さにそぐわぬ冷静さで正確なパスを操り、今季移籍したエステグラルでもスタメンの座を不動のものにしている。ただゴールへの迫力不足は否めず、もっと貪欲にプレーをする必要があるだろう。

ラジャブザデー (○)・・・こちらは例えるなら生年月日もともに6月21日で、髪型も酷似している事からイランのプラティニといったところか。国内リーグではゾベアハンのエースとして10得点6アシストとまさに将軍ぶりを見せつけている。シャドーストライカーとしてはキャリミを凌ぐ実力を見せるが、安定して結果を出せていないため代表に定着できずにいる天才肌の選手だ。

モバリ (○)・・・この男がドイツ行きを危ぶまれる事など誰が予想しただろうか。きっかけは間違いなく彼がイランの英雄に見舞った一発の悪質なスライディングタックルであった。その後マスコミの喧騒から逃れるようにUAEへとチームを移し相変わらず正確なFKで得点を記録している。手に仕かけた未来のイランの10番の正当な後継者の座を再び取り戻すには、人事を尽くして天命を待つしか無さそうだ。

以上がイラン代表の核とも言えるMF陣の現状です。本大会までの課題としてザンディのクラブでの不遇やモバリの復帰問題、そして左サイドのアタッカーを誰で行くのかが主な悩みどころでありますが、ショジャイーやテイモリアンなどの若手の台頭も著しく23人のメンバー入りを競う戦いは至極を極める事となるでしょう。特に左サイドからの攻撃をいち早く整備しなければ、右サイドのみを抑えられた場合に攻撃のオプションが激減してしまうだけに性急に多くの人材を試すべきです。そういった現状にも関わらず国際的な非難を集めたイランが1月にたった一度の国際親善試合を行えなかった事はかなりの痛手です。国内組を多く抱えるメキシコがさらなる連携を深め、ポルトガルが攻撃力を増し、アンゴラがアフリカ選手権を戦っている一方で、イラン代表に対する不安は増す一方です。本大会直前のオーストリアキャンプまでに何試合の親善試合を組めるかが本大会での結果に影響を及ぼすのは間違いありません。





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Last updated  2006.02.01 23:41:20コメント(0) | コメントを書く


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