カボちゃんのデコボコ散歩道

カボちゃんのデコボコ散歩道

ファイルNo.1

nyaon







☆ぼーちゃん☆

*初めての研修医・・・「クレヨンしんちゃん」に登場するキャラから命名。

*長崎出身らしく、おもいっきり方言でまくりの珍獣(失礼^^;)。
 今思うと、いきなり急性期の患者担当・しかも初の無菌室で、パニクってたのか。
 「どうやって入ると~?」と大声で研修1年生に聞いてる姿を見て、警戒した私。

 予感的中!!
 元々研修医を信頼しては、いなかったが、やっぱりやらかしてくれました!!

 炎症反応が強かった為、上のDrから抗生剤投与の指示が出ていたにも関わらず、半日忘れ、夜中に慌て てこっそり点滴開始!

 ブチきれましたね・・こっちは、命預けてんだよっ!!
 叫びたかったけど、患者は弱者。
 ヘタな言動で機嫌損ねるのは避けたい・・って事でダンナに電話報告。

 怒ると怖いダンナ・・・相当抗議したらしく、主治医直々にお出まし。
 謝罪されても、信頼関係、完全崩壊。

*なんか感動した瞬間
 入院、治療で心身共に悲鳴をあげてる毎日。
 ある夜、点滴交換にきた彼に、泣きながら叫びました。(やつアタリ!!)

 「点滴しないで!! もう死にたいから、何もしないで! IVH引っこ抜いて 死んでやるから、放っておいて! 」

 ぼーちゃん、目がテン。その名の通り、ぼーっと立ったまま。
 しばらくして、おもむろに椅子をカーテン側に置き、座り込み黙り込む彼。

 「・・・何してるんですか?」と聞くと、「ん・・ボクはどうしたらいいのか、、考えてる。」と一言。

 それを聞いたら、なんだか拍子抜けして、泣き叫んだのがバカらしくなった。
 でも、わかった風な励ましの言葉より、とても誠実なんだと感じました。

 以降、ま~懲りずに色々失敗してくれました。

 性格的なもの!? なんか、とても不器用な生き方をしてる感じでした。
 だけど、いつでも一生懸命で、ブツクサ文句をつけるばかりの私と、しっかり向き合い続けてくれました。

 初めての担当が、ぼーちゃんで よかったと、今は思います。

 Drの中には、「 治してやってる んだぞ!」とふんぞり返り、勘違いしてる方も少なからずいらっしゃいますが。

 ぼーちゃんは、今頃は、どこかの病院で、きっと”患者とちゃんと向き合う”Drになられてる事でしょう。

 体調的にギリギリの時期で、研修医の気持ちにまで考える余裕はなく、当り散らした、ある意味犠牲者!?
 感謝の言葉を心から言えないままでした。

 「あの時の言葉は、忘れません。・・ありがとう!」

 しかし、”ぼーちゃん”・・なんて呼ばれてたとは、知らないだろうな(^^)♪ 


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