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昨日は幕開き三番叟から通しで初春文楽公演。土曜のためか3部ともそこそこの入り。第1部は良弁僧正千二百五十年御遠忌に因んで良弁杉由来(志賀の里の段・桜の宮物狂いの段・東大寺の段・ 二月堂の段)。先日開山堂で拝観した良弁僧正坐像の良弁僧正と二月堂前の良弁杉が登場。にらみ鯛の卯の字も東大寺別当による。第2部は義経千本桜(椎の木の段・小金吾討死の段・すしやの段。椎の木は歌舞伎では木の実というそうだ。第3部は傾城恋飛脚(新口村の段)、壇浦兜軍記(阿古屋琴責の段)。冥途の飛脚の改作が傾城恋飛脚なのね。違いは八右衛門が悪人になってるとのこと。3部のなかでどれか見るなら第3部。錣太夫も呂勢、織も良かった〜。華やかで阿古屋は3人とも出遣い〜楽しめた。3部制は疲れるし高い。正月なので3部とも見たけど(それも2等席で)、次からは厳選しよう。コロナ禍で大変なのは理解するが、質・量ともに落とした値上げ、こんなことでは負の悪循環だ。
2023.01.08
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久しぶりに賑わってる道頓堀にある松竹座で初芝居。まっ、今でいう狭義の意味の芝居じゃなく舞踊。大阪松竹座開場100周年記念坂東玉三郎×鼓童の初春特別公演。「羽衣」「石橋」「道成寺」などの能の代表演目を題材に玉三郎が太鼓の鼓童ともに舞い踊る。太鼓はすごい〜。なんでこれだけピッタリ合うのか不思議。鼓童って褌のイメージがあったけど…。玉三郎が舞い踊るとあるけどこれって踊ってるのかな?歩いてるだけに見える。もう一度玉三郎の道成寺見たいな!幽玄(ゆうげん)という世阿弥が見た世界を太鼓とともに創ったそうだが、私は、新春らしくコテコテの大阪らしい歌舞伎で笑わせて欲しい。すべての劇場でそれなりの興行をするには役者が足らないのかも?1日1公演なのに満席ではないのが残念。
2023.01.07
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師走だ。顔見世だ。南座で歌舞伎。寒くなったので季節を感じる。3部制。1部は貸切りで見られなかった。昨日の2部から、まず封印切。愛之助の丹波屋八右衛門が目立つ。鴈治郎との掛け合いが面白い。松浦の太鼓。役者で見せる芝居の典型。仁左衛門の愛嬌が秀逸。代役の橘三郎の其角も本役のよう。獅童も見られるし、この部はお得。前後するが一昨日の3部、20分ほどの年増は感想なし。女殺油地獄。久しぶりに進之介を見た。お父さんそっくりになってる。梅花の母おさわと橘三郎の徳兵衛が良い。でもこの暗い場面で終わるのはどうなのな。やはり景気は良くないのか、高めの席に空席があるようだ。見られなかった1部の獅童の権太も評判はかなり良さそう。
2022.12.18
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東京での目的の一つは文楽。鑑賞教室と長老を除く本公演。舞台の国立劇場も来年秋から建て替えが始まる。一昨日は朝から鑑賞教室。亘太夫の説明。なかなか上手やん。朝はほとんど睡眠学習〜これが心地よい(笑)。明智光秀が嫌いでない私にとって、絵本太功記は好きでないかも。昨日は午後から本公演。時間があったので情報館で浮世絵の展示を見る。歌右衛門は立役だったのね。本公演は、本朝廿四孝。普段かからない二段目はやはり退屈。四段目の呂勢太夫の十種香の段から俄然面白くなってくる。奥庭狐火の段は希太夫。「ああ翼が欲しい羽が欲しい」希太夫が語る日が来るとは!満席の盛況。
2022.12.12
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12月歌舞伎。團十郎襲名披露興行の二月目。一昨日の昼の部から。祝幕11月の方が派手だったなぁ。若干空席あったかも。鞘當。様式美、まずはこんなもんやろう。二人道成寺、襲名披露で海老蔵がちょっとだけ出る押戻しってどうよ?って感じ。毛抜。勸玄君は上手い。良くやってる。9歳とは思えない。でもねそれは歌舞伎じゃないだろう。團十郎も先祖から受け継いだ歌舞伎十八番を大切にしなきゃ。右團次さんお疲れさま〜。昨日は夜の部、満員御礼。チケットは戻りを毎日検索してゲット。口上は、ずらっと柿色37人(多分)が並ぶ。白鸚病気のため、左團次が筆頭。團十郎娘。漁師の一人、身体がキレッキレの役者がいたなぁ。助六、舞台転換なしの2時間は今の感覚では長い。花道で傘をかざすとこなど綺麗。海老蔵には合ってる。意休も彌十郎の方が無理なく演じている。何と言っても玉三郎〜。
2022.12.11
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昨日は国立劇場の歌舞伎。“歌舞伎&落語 コラボ忠臣蔵”。国立劇場のさよなら公演のひとつ。校倉風の建物、もったいないと言えばもったいないが、歌舞伎座のようなビルにしてその収益で維持するようになるんだろうな。劇場としての立地は悪いと思う。もっと雑然としたとこでないと…。日本人の体格の変化に合わせた見やすい劇場にして欲しい。小朝の落語、殿中でござるに太神楽をはさみ中村仲蔵。小朝は良い。仲蔵を聴いてて涙が出そうになった。良いなぁ。そして芝翫による仮名手本忠臣蔵五段目と六段目。疲れが出てウトウトと、仲蔵工夫の定九郎の場面見逃した(笑)。
2022.11.21
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歌舞伎座の團十郎の襲名披露興行。実は一昨日の夜の部から見たんだけど、昨日見た昼の部から感想を。昼の部。祝成田櫓賑は、役者が多数出ていわゆる襲名を祝ぐ芝居。外郎売、勸玄君の八代目新之助としての初舞台。菊五郎、左團次、魁春、雀右衛門とこれだけ固めれば安心して見てられる。まっすぐに伸びてってくれれば。勧進帳、團十郎にあってるのは分かる。上手かどうかは分からない。先輩達の声に耳を傾けてこれぞ團十郎という芸にまでして欲しい。夜の部。矢の根、幸四郎には無理がある。芝居が上手いから無難にこなしてるけど。口上、七人とは寂しい。ベテランに限るとこうなるのか。それとも市川宗家にこだわるのか。同世代だとバランスがあって選ぶのに苦労するのか。「平成の三之助」の菊之助と辰之助(松緑)を加えるとか、親戚の幸四郎と上方から鴈治郎を加えても…。それにしても白鸚は厳しいこと言ってたなぁ。昨日から体調不良で休演みたいだけど大丈夫かな。助六、團十郎の良さはあるとして前半は面白くない〜昔の芝居って感じでテンポが良くない。役者も松緑が意休をつとめるように代替わりで小粒になり退屈。團十郎よりすぐ上の世代が勘三郎、三津五郎という飛車角抜きになって薄すぎる。福山は勸玄君には無理がある。梅玉が出て来てやっと芝居らしくなった。鴈治郎は上手い、故十八代勘三郎の通人より面白かった。魁春も加わり俄然面白くなった。古い芝居には年齢は大切かも、彼も人間国宝になっても良いなぁ。
2022.11.20
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昨日の午後は南座「波濤を越えて」。古典芸能×現代演劇。平家物語を、基に義経と知盛のからみを描いた舞台。南座の方向に向かう若い女性が多かった。何かあるのかな?と思ってると南座の前は子か孫かという女性でいっぱい。壱君を見に来た私は日付けを間違ったのかとチケットを見直したけど日時は合ってる。劇場の案内の人に聞くとジャニーズの2人、影山拓也と嶋﨑斗亜が出演するからだそうだ。3階席を見回して私と同年代の男性4人だけ発見(笑)。構成について、舞台転換が必要でない場面で幕外の芝居を長時間って必要なのかな?歌舞伎だと許せる教訓めいたことも新作で言われると鼻につくなぁ。主役をジャニーズが演じる歌舞伎というのが無難な解釈か。殺陣をよく練習してきたのが分かる。そこは褒めたい。でもね、腰が座ってない。歩き方が様にならない。それらを習得するには長い時間が必要なんだろう。
2022.11.13
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国立文楽劇場の2部から観劇。コロナ禍すべての公演が3部制になっていまいち集中出来ない。2部制というのは経験から導き出されたよく出来た公演方法だったのだろう。2部は希君がかなり上達していたのが嬉しい。これで語り分けが自在に出来ると合格。ただ残念ながら2部はほぼ睡眠学習になった。気お取り直してというより、すっかり目が覚めた3部、久しぶりに文楽を堪能した。壺阪観音霊験記も良かったけど、勧進帳は秀逸。文楽では珍しい花道も使った演出。幕が閉まっても拍手が続いた。これで3分の1の入りとは…。弁慶は主・左・足遣いの3人ともが出遣い。玉助は次世代のエース確定だ。
2022.11.12
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文化財鑑賞に、疲れた身体で歌舞伎座3部。それにしても入りが悪い。3部制のつまらなさが顕在化して客が呼べてない。各階とも後ろの方は空席。前の方も3分の1くらい。源氏物語、未熟な私には良さが分からない。で面白くない。脚本も悪いのだろうというかメリハリのなさは今の時代にはあってない。黙阿弥の盲長屋梅加賀鳶。芝翫って意外とこんな役あってるのだと思った人が多いであろう出来の良さ。高麗屋の跡を充分継げる。出来は置いててどっちの芝居も明るくないから客は入らないのだろうな。演目は時代に迎合させる必要はないけど。結果は言うまでもないがほとんど睡眠学習。たい焼きが幕間に食べられるようになったのが嬉しくて1番に並んで食べたのも悪かったかな。
2022.10.22
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大阪に来た目的の松竹座で観劇。貞子と皿屋敷をコラボした新作の日本怪談歌舞伎「時超輪廻古井処」。いつもと違い若い女性客が多い。それでも席は空いてる。現代劇と歌舞伎を井戸でつなぐアイデアに拍手。現代劇は何が起こるんだろうと緊張して見るが、どうしても習慣なので歌舞伎の場面では安心して眠ってしまう(笑)。この舞台を見た若い娘の何人かでも歌舞伎の舞台を見に戻って欲しい。そのためにも関西でもっと興行を。正月は玉三郎と太鼓が悪いとは言わないが、正月らしい歌舞伎を見たいな!
2022.10.08
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昨日は、場外で食べて飲んだ後に歌舞伎座。二世吉右衛門さん追善興業秀山祭の第三部。仁左衛門さんの一力茶屋の由良之助。仁左さん華やかでかっこいいし台詞回しが良い。ただやや声量が落ちてきたのは心配。松之助さんにも歳を感じる。上方出身のお二人にはいつまでもお元気で演じて欲しい。吉右衛門さんが初演した藤戸。鎌倉殿の時代、死生観が感じられる。もう1周忌なんだなぁ。劇場を出て空を見ると満月が輝いていた。十五夜か。
2022.09.11
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初代国立劇場のさよなら公演の最初となる国立劇場小劇場の9月文楽。東京公演を聴くのは久しぶり。幕開き三番叟も新鮮に感じた。三部制で、一昨日に三部の奥州安達原を昨日は一部の碁太平記白石噺(奥州編)を聴いた。錣太夫と千歳太夫の切2人の出来が良い。切り場3人同時昇格は正解だったと思う。江戸で生まれの義太夫である白石噺の逆井村の段は51年ぶりの上演、多分前回を聴いた人はいないだろう。千歳が1時間熱演。千秋楽まで持つんだろうかといらぬ心配まで湧いてくる。もう少し上演回数があっても良かったと思うけど、上方発じゃないからか、田舎の出来事だからか。床下の好きな席がコロナ禍でまだ座れない。東京でこんなに空席見たことがなかったくらい後ろの方には空席が目立つ。その上1年後には建替えという試練が待ってる。若い技芸員が伸びてるのが救い。
2022.09.11
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昨日は三部通しで歌舞伎座の納涼歌舞伎。この完全入替えの三部制いまいちどっぷり入り込めない。一部が新選組・闇梅百物語。二部が安政奇聞佃夜嵐・浮世風呂。三部が東海道中膝栗毛 弥次喜多リターンズ。コロナ禍で休演になったり配役変更になったり。勘九郎の代役も見たかったが本役が無事に戻ってた。ただこんな状況下か残念ながら満席ではない。どれか一部をと言われたら、鬼界ヶ島そっくりに始まる弥次喜多かな。本水使うし、92歳の宙乗りあるし。単純に面白い。急な代役や演出変更でも対応出来る歌舞伎役者の凄さが分かる。かなり見で来た人にはどの古典のパロディかを考えるのも楽しいし…。
2022.08.28
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昨日の午後は、文楽劇場で素浄瑠璃。午前の美術鑑賞の疲れでいつものとおり、最初の逆井村の段を睡眠学習、でも千歳の声はよく通るから良い休憩タイムに。次が呂太夫師匠、お歳のせいか声に力はなかったが情があり袖萩祭文の段の寒々とした光景が浮かんでくる語り。錣太夫の九郎助住家の段が圧巻。1日だけの語りだから出来るのか、藤蔵の三味線に負けない語り。本公演でもこのコンビを聴いてみたい。そうそう朝は時間があったので、谷町筋の歩道に建ってる竹本義太夫の誕生地の碑を。
2022.08.21
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昨日は、南座で歌舞伎。薬くだせえ〜。四谷怪談と元禄花見踊。関西での歌舞伎も2か月に1度は開催して欲しいな。玉三郎のお岩さん可哀そう。段治郎(喜多村緑郎)と春猿(河合雪之丞)を久しぶりに見た!愛之助は仁左さんそっくり。座席が狭くて脚が痛い。2時間余りだったので耐えられたが。お尻はair weaveの座布団が導入されて改善したけど…。平日と考えたらそこそこの入り。圧倒的に女性客。私はやはり南北の色悪は得意でないな(笑)。
2022.08.20
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昨日は文楽、3部制で子供が中心の1部はパスして昼過ぎの2部から観劇。2部が心中天網島、3部が花上野誉碑・紅葉狩。まぁ例によって昼の部の出だしは睡眠学習でっと。切り場になって眼が覚めてる時間が長くなってくる。咲太夫さん身体大丈夫かな。「花上野誉碑」の志度寺の段は、志度寺の奥書院が舞台と言われる。海人の伝説もこんぴらさん信仰も盛り込まれ香川県が後援してもよいような出し物。希太夫が28分をしっかり語ってた。若いと思ってた希ももう一人前の太夫だ。紅葉狩はきれいな舞台だなぁ。更科姫は3人とも出遣いなのね。何か分からない人形が飾ってあって写真を撮る行列が出来てた。入れ替えの誰もいないときに何だが分からないまま撮った(笑)。
2022.07.17
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昨日は、大阪松竹座の七月大歌舞伎。昼の部が嫗山姥・浮かれ心中、夜の部が堀川波の鼓・祇園恋づくし。コロナの影響かじっくりと義太夫を聴かせる演目がなくなって半分はパット笑わせる演目。幸四郎が楽しそうに演じていたのが印象的。休演してた仁左衛門さんが復帰してしっとりと演じていたのは嬉しいけど、堀川は暗すぎるなぁ。亡くなられたばかりの坂東竹三郎さんの写真が先人たちと並んで飾られていた。味のある役者が減っていくなか、隼人や壱太郎、虎之介ら若い世代に期待したい。久々の松竹座だったが、良く客が入っていた。
2022.07.16
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昨日の昼からは、そもそもの旅の目的文楽若手会 。絵本太功記(夕顔棚 の段・ 尼 ヶ 崎の段)、合邦住家の段、二人禿。疲れからか、うとうとしながら聴く。希太夫進歩したなぁ!2日間の公演だから体力を気にせず語れるのかもしれないが、大きくなった気がする。広島のもんたん亭に師匠と毎夏に来る希はどうしても気になってしまう。本公演でいわゆる太十を語る日が来ること、あるな。客席は大入りにほど遠い、チケット代安めで3時間以上たっぷりと楽しめるのだから大阪の人達もっと来なきゃ。
2022.06.19
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昨日は午後から文楽劇場の鑑賞教室。演者によって4つのプログラムに分かれるが、前半の午後の部を鑑賞。本来学生向けのプログラムだけど、友の会の特典対象の選択公演の一つ。学生の予約が優先なので端っこの席。まぁ太夫は良く見えるけど。後ろの方はかなり空いてる。三番叟のあと解説が入り、仮名手本忠臣蔵の五段目二つ玉から六段目にかけて。碩太夫も希太夫も良かったが、呂勢太夫と錦糸さんになると劇場が教室から本公演になり締まる。
2022.06.05
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昨日は、帰路時間があったので尼崎の阪神大物(だいもつ)駅で途中下車した。そのことを書く。ちなみに尼崎はうみがさき(海崎・海人崎・海士崎)から。文楽や歌舞伎の義経千本桜には、二段目に渡海屋・大物浦の段がある。その舞台がここ大物。義経が頼朝に追われて西国への舟を待ったり知盛の豪快な最期がある。結局義経は東に流れ着き吉野へ行くことになる。義経は大物主神社の東にあった七軒長屋に逗留したと伝えられ、船出をした大物浦は、目の前だった。ここには「義経弁慶隠家跡」の石碑がある。文楽・歌舞伎の千本桜では義経は静と伏見稲荷で別れるが、謡曲「船弁慶」では大物で別れるそうな(九代目はこれを取り入れ新歌舞伎十八番を創った)。この大物川畔に伝静なごりの碑があったが、現在は辰巳八幡にある(玉垣の間に見える黒っぽい碑)。偶然、煉瓦造りの洒落た建物発見!ユニチカの前身の尼崎紡績はここ大物川と左門殿川の間で創業したそうだ。ちなみに朝ドラの波瑠の夫のモデルはその社長。
2022.05.16
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昨日の午後は、南座で歌舞伎鑑賞教室。学生の観覧があるので制服姿が目立つ。一律の料金なので高くて座れない2階席で観劇。最前列も空いてたが、密になるのを避けるため、2列目を選択、それでも花道が綺麗に見える。「歌舞伎のいろは」と「吉野山」という短い上演。狂言の逸平の説明はなかなか狙っていたけど、歌舞伎の上演は35分だけ。も一演目欲しい。それに説明の方が長いのは良くない。そうそう千壽さんの踊りはほとんど寝てたので…。
2022.05.14
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昨日は、昼に黒門市場で食事をした後に文楽劇場で文楽の2部と3部を聴く。2週間前には咲き誇ってた桜もすっかり緑の葉になってる。平日だからか客が入ってない。下手前方や後方の座席はガラガラ、どちらの部も80人くらいしか入ってない。退場のときの時差を設けることもやってない。朝からの移動のせいかすごく眠くて、残念ながら2部の摂州合邦辻はほとんど睡眠学習に(笑)。切になった呂太夫の声も子守唄に。そのせいか3部はバッチリ。嬢景清八嶋日記は玉男が良いなぁ。藤太夫と千歳太夫では、千歳の糸滝の方が若く感じる。藤は中年のおばさんみたい。契情倭荘子は玉助・一輔がきれい。興行はどこも苦戦しているようだ。そうだよな、科学的な施設のコロナ対策もう出来てもよいと思う。
2022.04.16
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昨日は、文楽劇場第1部。義経千本桜(伏見稲荷の段・道行初音旅・河連法眼館の段)。1月はオミクロンの影響で遠征を取りやめたから、文楽を聴くのはコロナが発生した2019年の翌年2月の東京公演以来かな。前半は気持ちよくウトウトする。3部制なので入り込む前に終わる感じ。四の切は咲太夫さんが聴かせる〜ラストは桜満開の中を勘十郎さんが飛び、春爛漫〜。芝居って良いものですね。
2022.04.04
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昨日は、国立大劇場で歌舞伎。通し狂言 南総里見八犬伝。5幕7場。座席制限もなく、通し公演。3部制の歌舞伎座公演より歌舞伎らしく、でドローンを飛ばす遊びもあり、正月らしい華やかさがあった。若い彦三郎や梅枝らが力を付けてきたけど、ご高齢の菊五郎さんや左団次さんにもう少し頑張ってもらわなければ…(笑)。
2022.01.10
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歌舞伎座はいつものように建っていた。初春大歌舞伎、ほぼ2年振りの観劇。一昨日に3部、昨日が1部・2部を見た。華やかな正月興行、でも、コロナ対策で3部制かつ満席は入れないし大向うはないので、ちと派手やかさがない。第1部が一條大蔵譚と祝春元禄花見踊。第2部が春の寿と邯鄲枕物語(艪清の夢)。第3部が岩戸の景清と義経千本桜(四の切)。1部の元禄花見踊では獅童の長男の初お目見得。仕草が可愛い。2部の艪清の夢では幸四郎が正月らしい笑える芝居。3部の四の切は猿之助が華やかな宙乗りで締めた。
2022.01.09
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最後の歌舞伎役者らしい歌舞伎役者かもしれない。浮気をしても悪びれることなく堂々と「一生青春」と語った。そんな人間国宝 坂田藤十郎さんが先日亡くなった。 私が歌舞伎を見始めたのは、ほんの十数年前のことだけど、意識してチケットを買ったのは、中村鴈治郎として演じる最後の一条大蔵卿の松竹座だった。 最後に舞台で見たのが、昨年の顔見世。その後コロナ禍で歌舞伎自体も三月から休演したので突然亡くなられたような気がした。 なくなりかけた上方歌舞伎の寿命を延ばしたのは藤十郎さんであった。
2020.11.18
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昨日、文楽の太夫で人間国宝の豊竹嶋太夫さんが20日に亡くなったことが分かった。住太夫さんに比べマイナーな存在だったけど私は嶋さんの頭の血管が切れそうな語りが好きだった。 もう一度「夫婦善哉」での嶋さんの「道頓堀行進曲」聴きたいなぁ。でも住太夫さんのCDはいっぱいあるのに、嶋さんのはない。 ご冥福をお祈りします。
2020.08.25
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国立劇場小劇場でに2月文楽。何が楽しいのか11時から21時まで過ごす(笑)。菅原伝授手習鑑、新口村と歌舞伎座とよく似た演目が並ぶ。 錣太夫の襲名披露の吃又も熱演で良かったが、藤太夫と織太夫のぶつかり合いが凄かった勧進帳が絶品で持って行かれた感じだった。 内容は充実してたので満足だけど、三部制はメリットが見えず、値段が高いので、二部制にしてもらいたい。
2020.02.16
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昨日は歌舞伎座通し。十三世仁左衛門の追善興行。昼の部の菅原伝授手習鑑三幕と夜の部の4狂言のうち2つが追善狂言。 見どころは仁左衛門の道明寺の菅丞相。今この役を演じられるのは仁左衛門さんしかいない。 八陣守護城では、我當さんが右半身が不自由なんだろうけど正清を元気に演じてた。 道行故郷の初雪の秀太郎さんの梅川が綺麗。実年齢で60歳以上の役を演じても違和感がないのが歌舞伎だろうし、そう演じられるのが芸だろう。余談だか新口村(奈良県)って藤堂藩の飛び地だそうだ。 追善狂言以外で夜の部の菊五郎の文七元結なんか楽しそうに自由に演じている。残念ながら昼に比べて夜は空席が目立った。
2020.02.15
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雪の予報が雨になり寒かった昨日は、歌舞伎座で寿初春大歌舞伎を通し。演目は、醍醐の花見、奥州安達原、素襖落、河内山、義経腰越状、連獅子、鰯賣戀曳網。 袖萩祭文を除き、新年らしく肩がこらない楽しい演目。 浅草歌舞伎と比較すると照明が明るくより舞台に金をかけている。浅草は廻り舞台がないハンデもあるけど。 幕間には鯛焼き300円。 正月は歌舞伎公演が東西合わせて5座あるけど、看板役者は白鸚と吉右衛門だけ。飛車角抜きの上、小駒も不足していると感じるのは私だけだろうか?土曜なのに空席が目立ったのはその証明だと思うが。芝翫や猿之助や勘九郎が早く先代に追い付き追い越さないかなあ。
2020.01.19
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昨日は、浅草公会堂で若手中心の浅草歌舞伎。 1部の挨拶は、NHK大富豪同心で主役を勤めた隼人。すっかり自覚が出来た顔になった。1部は軽やかな舞踊と松羽目に義太夫。2部は義太夫2つ。 ほぼ睡眠学習状態。最後の七段目のときやっと目覚めた。で感想、由良助のモデルは当時の40半ば、中年から老年。演じるにはうまさだけじゃなく風格が必要。その点松王丸とは違う難しさがあるが、松也にはまだ無理だなぁ。その点米吉は得な役だ。 全体に竹本が下手だった(笑)。
2020.01.18
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3日の夜と昨日の昼は松竹座初春大歌舞伎。 夜の部は四の切・夕霧名残の正月・大當り伏見の富くじ。 昼の部は、九十九折・大津絵道成寺・酒屋。 昼の部は暗いからか空席がある。夜の部の方が人気かな。 幸四郎と愛之助が大活躍。幸四郎が紙屑屋を伸び伸びと演じている。家の芸とはいえ、勧進帳はニンではないなあ。
2020.01.06
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昨日は、四天王寺から戻り、文楽劇場で初春公演通し。 昼の部は、新年らしい七福神から始まり、錣太夫の襲名披露狂言の吃又。 吉田屋と正月らしい華やかな舞台が続き補助椅子もでる盛況。 夜の部は、一転、加賀見山旧錦絵と明烏六花曙という仇討ちだの心中だのという舞台。内容が暗いからかかなり空席が目立った。確かに正月は他愛もなく楽しみたいのだろう。 吉田屋と明烏を入替えれば明るく終わるのに。 全体に若手もベテランもかなり気合が入った良い公演。希もやれば出来るやん(笑)。ただ呂勢太夫の休演が心配なところではある。夜の部も聴きどころたっぷりなので正月気分が抜ければ皆んな劇場に来るかな。
2020.01.05
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一昨日の夜と昨日の昼は、南座の顔見世。まねきも少なくちょっと看板役者の数が減った気がするけど。 釣女と魚屋宗五郎の夜の部より、金閣寺や七段目のある昼の部が絶対お薦め。隼人、壱太郎が目立った。仁左衛門はやっぱりいい。
2019.12.23
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14時から20時半まで国立小劇場で文楽。 教室と本公演。教室は学生中心の公演で席は後ろ。ほとんど睡眠学習になった。 本公演の一谷嫩軍記。熊谷直実と敦盛を中心に上演。これは全部聴いた。12月は長老が出演しない分若手の頑張りが伝わった良い公演だった。特に最後の靖太夫、声量はないが、全部持って行った感がある。
2019.12.08
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昨日は、大阪の文楽劇場の通し。昼は、近松の心中天網島。夜は仮名手本忠臣蔵の八段目から十一段目まで。 近松ものは難しい。近松半二の改作もあって複雑過ぎる。時代背景が違うのも大きいなあ、これが曽根崎との上演回数の差になるのかな。 忠臣蔵は春から三回に分けて上演される最後の回。パイプ椅子まで用意される盛況さ。十段目天河屋の段の後半は初めて見るかも。意外に面白い。 呂勢の休演は心配。若手が頑張っていたのは心強い。希も安心して聴けた。
2019.11.10
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昨日は、本来の目的山鹿の八千代座の玉三郎の映像×舞踊公演。小屋内部はずっと撮影禁止でせっかくのレトロな広告を記録に残したい私は不満を持った。 鷺娘と楊貴妃を映像とのコラボという名のもと50分のうち踊ったのは、15分ほど。アンコールでのオーラはすごかったし、とつとつと語る口上も良かったけど。 この方式、長唄連中の経費削減目的が大きいのかな。でもこれじゃ映画と同じ。16000円は高すぎる。生演奏聴きたかったな。ひょっとしたら玉三郎さん踊らないんじゃなく体力的に踊れないのかも。 玉三郎さんが大物過ぎて誰も意見出来なくなってる可能性もある。
2019.11.04
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今回の旅のそもそもの発端は、山鹿の八千代座を見に行くことだった。それが色々あって小倉城の平成中村座も見ることも加わった。それも平場の前から5列目センター、値段だけの価値はある席だった。 夜の部はご当地ものの通し狂言小笠原騒動。客の間を役者が通ったり観客を盛り上げる。 小倉城天守閣再建60周年の公演に加え、中村座が建つのは後ろに天守が見える位置。そう期待通りラストでは、お決まりの舞台後方に天守が見える演出。これが初めての人にはことのほか大好評。 チケットは完売のようなので、劇場の後ろから覗くかキャンセル分に期待する以外に手はないが。
2019.11.03
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麻布十番でのランチのあと、永田町まで行って、国立小劇場での文楽素浄瑠璃の会。織太夫の引窓の段、咲太夫の吉田屋の段、千歳太夫の神崎揚屋の段。 ほぼ満席。人形を想像しながら聴いていたけど、早起きしてあちこち動いてたので子守唄状態になり、ほぼ睡眠。リラックス出来た(笑)。 咲太夫さんの次が千歳そして織と続くのかな。
2019.10.20
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本島に渡った目的は、またまた木烏神社の千歳座で上演される前進座の「ひとごろし 喜劇一幕」。山本周五郎原作の時代劇の笑劇。 4人の演者だけで、役者・語り手・楽器や効果音も演じる。 実は前日前売り券を買ったら1番、ひとりだけだったらどうしようと思ってたが100人ほど集まって盛況だった。 本島は今、瀬戸芸で賑わってるけど、瀬戸芸の客と芝居は食い合わせが悪いと感じた。 ところで一応関連行事だけど、古城と芝居だけ見た私も来場者としてカウントされるのかな(笑)。
2019.10.07
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昨日は、もんたん亭浄瑠璃in千歳座(本島)。千歳座は塩飽諸島の本島泊港から数分の木烏神社にある文久2年(1862年)に建てられた小屋。回り舞台やぶどう棚、突き出し舞台を備える。 作家の広谷鏡子さんが、讃岐広島の別荘もんてん亭で盆に開催してた浄瑠璃の会の丸亀城大手門に続く本島バージョン。豊竹希太夫、豊竹亘太夫、三味線竹澤團吾という文楽座の技芸員による傾城阿波鳴門の巡礼歌の段。 なお、木烏神社は日本武尊を案内した烏が飛び帰ったところと伝わる神社。宇多津の宇夫階神社では、子の武殻王の話として伝わり、遥拝所になる。 本島は今、人が、いっぱい(14時頃で600人以上が上陸)だが、みんな瀬戸芸目当てで、素浄瑠璃をお金を払ってまで聞こうとする人は少なかった。
2019.09.30
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祇園辺りでぶらぶらしたけど、昨日の主目的は、南座の九月花形歌舞伎。南北の四谷怪談の通し。外国人さんもいて盛況。 宅悦は千次郎!笹野さんの宅悦を見た記憶が鮮明に残っている。 香川照之はいい。七之助も頑張っていた。 紀香も見たよ(笑)。 でも4時間あの狭い座席ではエコノミークラス症候群になりそう。
2019.09.22
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昨日は、国立小劇場で文楽の初日を通しで。昼の部が、心中天網島の通し。夜の部が、嬢景清と艶容女舞衣。 ちょっとマニアックな演目なのに満員の札がなかったということは、東京での人気にも陰りが出たのか。 休憩を含んで8時間、当然途中でうつらうつら。三味線を聞きながらのその時間の何と贅沢なことか(笑)。 昼夜通じて千歳が一番の熱演。
2019.09.08
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昨日の夜は、歌舞伎座秀山祭。昼の部が貸切りだったため夜の部のみ。 吉右衛門の寺子屋、幸四郎の勧進帳、初代吉右衛門の父、三世家六の追善狂言として家六の松浦の太鼓。 福助はもうこれ以上身体は良くならないのかな。 勧進帳は幸四郎が頑張ってるが元々合ってないから家の芸とはいえ気の毒。日替りで仁左衛門でなかったのが残念。家六が意外によかった。
2019.09.07
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敦賀から京都まで戻って南座。歌舞伎とテクノロジーが融合した超歌舞伎。一言で言えば、初音ミクと獅童が共演する。松竹とNTTの主催とも言う。とにかく客層が若い。 獅童は、子供の頃から修行してないためか義太夫は苦手だが、役者としては一流、存在感があるし、松竹が大切にする客を呼べる役者(笑)。 そうそうNTTの屋号が電話屋なのには笑った。
2019.08.18
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昨日は、法隆寺夏季大学の午前の講義のあと護魔供養をパスし、国立文楽劇場で3部制の文楽を2部から聴く。 2部は忠臣蔵の五段目から七段目のため、補助椅子がでる盛況。でも私は忠臣蔵って好きじゃないのかなぁ、五段目、六段目とも床下という絶好の位置で寝ていた。 さすがに七段目祇園一力茶屋の段は起きて、前半だけしか出なかった簑助さんをしっかり見た。 3部は6分の入り。滅多にかからない国言詢音頭。五人伐の段は仁左衛門さんが演じるような凄惨な場面。起伏がないので今一つ人気がないのかな。
2019.07.29
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昨日は、関西・歌舞伎を愛する会結成40周年記念の松竹座の7月大歌舞伎を通しで。 昼の部は、40周年を祝うかのように関西では珍しくありがたいことに満員御礼。 久しぶりに見た我當さんはセリフはなんとか言えたが左手しか動かない。完全復活は難しいのかな。仁左衛門さんが引き継がなかった松嶋屋の芸の継承は誰がするのだろうか。仁左衛門の碇知盛が絶品。 夜の部も袖を除いてほぼ満席。葛の葉で萬太郎と緑屋が良い。弥栄芝居賑の仁左衛門さんも入りが良いので嬉しそう。百両首の菊之助が良いが、橋之介が憎たらしい。 関東から大物が来てないのにこの盛況、これくらいの入りが続いて関西での歌舞伎の上演月が増えると良いなぁ。
2019.07.14
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昨日の夜は、丸亀城大手一の門(櫓門)での、もんたん亭浄瑠璃 in 丸亀城。毎年お盆に塩飽広島で行われていた、もんたん亭が丸亀城に進出。天気も梅雨の合間の晴れになり定刻20分前に着いたら櫓の中は満員。まだまだ人がやって来てる。 すしやの段を希太夫と亘太夫が熱演。 広島では20人ほどだったから集まるのか心配してたが、200人ほどは集まったのかな。丸亀に浄瑠璃を聴きに来る人がこんなに多いとは意外だった。
2019.07.07
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昨日は、歌舞伎座通し。劇場に着いて演目が昼は古典、夜は新作だったことを思い出した。 昼の部は、石切梶原で吉右衛門が、封印切で仁左衛門が見せる。人間国宝のお二人、ともに怖そうなのに愛嬌がある。今見られる最高の舞台だろう。 夜の部は、三谷歌舞伎。私が義太夫好きという立ち位置からの意見だけど、これって歌舞伎かなぁ。犬ぞりなんかは歌舞伎だけど口上と台詞劇のところが小劇団ぽくてちっとも歌舞伎っぽくなかった。やろうと思えば出来るから私なら詞章を義太夫にする。そして新歌舞伎でなく新作歌舞伎を熱望する。それが無理なら新歌舞伎に徹するとか、その意味でまだまだ歌舞伎座で上演するのは不満。 松竹が昼と夜と180度違う演目を並べて歌舞伎の多様性と将来性を証明した点は成功だけど、昼の部の方が歌舞伎の凄さを感じさせる。
2019.06.22
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