不安とプライドと自己嫌悪

不安とプライドと自己嫌悪

大学


女子大学生、じゃなく、本物の女子大生。
平たく言って女子大に通っていたのである。

高校までは共学だった。
女子高や女子大にいきたいなんて思ったことはなかったし、
女の集団なんてヤダ、と思ってもいた。
しかし、学力その他諸々の都合により、わたしは女子大に通うことになった。
自分の人生に女子大が絡むなんて、結構新鮮に驚きだった。

結論から言うと、わたしは母校を愛している。
とってもとっても楽しかったのだ。
凄絶なる築年数の4人部屋での寮生活(前半2年)、
うって変わって激狭一人部屋バストイレつきの寮生活(後半2年)。
どちらも楽しかった。
もちろん気苦労は多かったけど、ルームメイトの先輩の一人とは、
いまだに連絡をとったりして、なんとなく仲良くしてもらっている。

土地も良かった。
国宝が普通に立ち並び、商店街を鹿が闊歩する。
建設のために地面を掘れば土器のかけらが出てくる。
有名ホテルの窓から見えるのはナントカ天皇陵。
そのくせ難波も四条もそれなりに近く(四条はちょっと遠かった・・)、
その気でお出かけすれば、神戸まで日帰りもできた。
住みやすく、街も近い。
いいところだと思った。

学校自体も性に合っていた。
みんな、ちゃらちゃら遊び歩きながらも勉強はちゃんとしていた。
夜中2時まで飲んで騒いでも、帰ってからレポートを書いて翌日は図書館で調べ物をした。
バイトも行って、週末はサークルやらコンパやらデートやらにいそしんだ。

でも何が良かったって、一番は「男がいない」ことだったと思う。
日常生活に男性陣が絡まないから(男は教授だけだから・・)、
もちろん媚びを売る必要もなく。
男手がないから、力仕事も全部自分たちでやった。
そこには性差別もなければ「男の前ではいきなりかわいく豹変する子」の姿を見ることもなかった。
そういうのが苦手(まあコンパは別。あれは「騙し合い」だと思っているから)なわたしには、
非常に居心地が良かった。

高校生活に良い思い出がほとんど全くない分、
大学時代はわたしの人生の中でも非常に大切で暖かい宝物だ。

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