本番 命をかけたコンサート⑤



第4ステージ

私達が1番練習してきた、コンサートのメイン、ミュージカルだ

第3ステージが終わって、15分間の休憩が入る

その間に、私達は衣装に着替えて化粧直しをする

口紅を塗って、ドウランの確認、ノウズの確認

私(ビリー)とA役は、先にマイクをつけに行かなければならなかった

マイクはみんなつけるんだけど、形が違うのだ

他のみんなは、胸元、首元にひっかけるマイクなんだけど、

私とA役は、動きの都合のため、こめかみあたりにつけるのだ

マイクをとめるテープをドウランと同じ色に塗ったり、

何箇所にもひっかけてとめたりと、いろいろしなきゃいけないことがあったのだ

マイクをつけて、私は小道具の確認をする

最初から舞台においてある小道具の位置確認だ

他のみんなも、自分達が使う道具の確認をしている

踊りや、セリフを今一度思い浮かべて、成功を祈る

コーラスのみんなは、すでにひな壇で並んでいる

私とA~E役は、ひな壇裏からの登場だから、裏で準備していた

くず屋役の人は、途中の舞台袖からの登場なんだけど、

私達が出発するまでと、私達と一緒にいてくれた

全身が緊張の渦でまかれているような気分だった

歌や踊り、間違えないだろうか。セリフ、動き間違えないだろうか

      成功するだろうか

いろんな思いが、頭の中でひっきりなしにとびまわっていた

OBの裏方に入ってくれている人が、私達のところへ来た

「頑張ってね!袖から見てるから!!」

そういってくれた。私達を励ましに来てくれたのだ

コーラス隊も、みんな緊張していただろう

私達ソリストは、くず屋役の高校生の人に続いていつもの掛け声をかけあった

「鶴サンのように!ツルツルせず!亀サンのように!よくカメカメして!」

ここまでは、いつもとかわらない、陽気な掛け声だった

だけど、最後の一言は、いつもより重い、真剣な一言だった

「コンサート絶対成功させるぞ・・・!!!」「オー・・・・・!!!」

そして、ベルがなった・・・・・・!!!

もうスグ・・・・はじまるんだ

脚本家・舞台監督・照明・音響・大道具・小道具・指揮者・伴奏者

すべての紹介が終わる。

客席の前に、先生達(指揮者・伴奏者)が出ていく

まだ緞帳はおりている。緞帳の向こうでは拍手がおこっていた

そして、緞帳が上がる・・・!


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