本番 命をかけたコンサート⑫



最後の、本当に最後のコンサートのステージ

これで、このミュージカルで、1年間の練習の発表は終わる

歌も、踊りも、このメンバーでの「ビリーの木」も、

この40分間ほどで、すべてが終わる・・・・・・・・・・

そんなことを思いながらスタンバイしていた

先生達や、裏方さん等の紹介がすべて終わり、先生達が客席の前へ

まだおりている緞帳の向こうからは盛大な拍手が聞こえる

ドキ・・・ドキ・・・ドキ・・・ドキ・・・

信じられないほどの緊張感が私の全身を走ったように思った

緞帳があがる・・・・・・・・最後の・・・演技!!

伴奏が入り、しばらくして役A~Eの登場だ

いってらっしゃい・・・私は心の中でそういって、5人を送り出した

また、私とくず屋さん役の先輩が2人残った

昼の部と同様に握手を交わし、「また後で・・!」こう言いあった。

そして、、私の出発の時間がきたのだ・・・・!!!!

----------最後の演技・・絶対に成功させよう!----------

こう思って、私は舞台へと飛び出した

昼の部のとき、Aとタイミングがあわなかったところも大丈夫だった

すべて・・・・うまくいっている!!!!!

夜の部は、ソリストのほとんどの子が使い切ったのどをからしていた

私も、その中の1人だった

それでも、私達ソリスト7人は、声を振り絞ってセリフを叫んだ

1つ1つの動きに・・・すべての動きに今まで以上の感情を込めながら

昼の部間違えた踊りのミス1つ目。間違えることなく踊ることができた!

そして・・・昼の部少し手間取ったターンテーブル・・・・・・・・・・

夜の部は、スゴイ上手にできた!満足にもほどがあるくらい満足だった

暑い照明に照らされながら、汗をにじませて演技を続ける

ストーリーもクライマックス。私(ビリー)が、神様にお祈りする場面だ。

今まで以上に気持ちがこもってしまったせいか、少し涙がにじみ出た

だけど、今はまだ演技中だ。泣いちゃいけない・・・・!!

そして、大きな大木(大道具)がステージのバックに姿を現す

そして、最後の全員での踊り

最近も、昼の部も間違えた踊りを、間違えず踊ることができた

思わず、笑顔があふれでてしまった

踊りが終わり・・そして・・私達のミュージカルは幕を閉じた

たくさんの大きな拍手の中、笑顔で手を振る私達の前に緞帳はおりた


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