上原麻実のつれづれ草

上原麻実のつれづれ草

MUの読書カード・12

■■■ MUの読書カード・12 ■■■
「手話でいこう」秋山なみ&亀井伸孝著
手話でいこう
サブタイトルが「ろう者の言い分 聴者のホンネ」とあるように、聴覚障害を持つ妻と聴者である夫の互いの文化(?)の違いに戸惑ったり、慣れたり、折り合ったりしながら生活してる様子がよく分かる。
彼女の発想は独自のモノがある。例えば(※一部引用)
「透明ろう者の怪」
ねこ「なぁ、私が透明になったら、どうする?」
かめ「・・・・・」
ねこ「どうするかな」
かめ「どうなるって言っても。あんたの手話見えへんやんけ」
ねこ「なるほど!」
「ねないこ だれだ」せなけいこ著
ねないこだれだ
幼い頃に読んだ愛読書(?)だった絵本。
現在も娘の2歳の誕生日に与えたら、愛読書の1つになっていた。
小さめな短い絵本4冊セットで、 「ねないこ だれだ」 はその中でも、一番インパクトがある作品と言える。
夜更かしをする子供はお化けにさらわれて、お化けの仲間にされちゃうよ、と・・・
幼かった私はマジに信じてしまい、ガタガタ震えていたものだった。
父も、9時を過ぎると「ほら、お化けに連れて行かれるぞー」脅かされる始末。
おかげで、夜更かしをしない子供に育った。(小学卒業まで続いた・・・汗)
「グリフォン」原田智子
グリフォン
谷崎純一郎の「春琴抄」を思わせる、14歳なる美少女と1つ年上のろうあ少年の関係に、家庭教師として屋敷に入った女性の目を通して描かれている。
早い話が、召使いに産ませた少年と、父の後妻として迎え入れた美少女が義母と義理の息子の関係でありながら、出来てる。しかも、少年は愛する少女を独り占めしたいが為に、実父を殺して、爵位や全財産を継いでる。
一見、キワモノではあるが、秀麗な絵柄で魅惑される。
又、同作品に収録されてる『キリストの教え』も凄い。
(ただし、クリスチャンやプロテスタント等のキリスト系関係者には、お勧めしかねる。もし、読むなら覚悟して読むように!)
「オンナの病駆け込み本 女医さんのいる全国病院ガイド」ブックマン社編集班
女医さんのいる
内容については、婦人科系のお悩みだけでなく、乳腺外来(おっぱいって、婦人科でなく、外科で見るもんだって、知ってた?)心療内科と大きく分けてる。
事実、婦人科って敷居が高いのよね。学生や若い女性だと特に。
でも、オンナの一生に長く渡って付き合うものだから、相性のいい医者に出会うのも大事。
ただ、「未知の世界」ゆえに何となく怖い、特に内診が嫌!って声も多い。
そこで、受診の際どういう事を受けるのか?漫画付きで分かりやすく説明がついてる。
もっとも、女医だから、全員が優しいとは限らない。中には男医よりキツイ性格の方もいる。結局のところ、相手の性格と相性の問題であるがね。
上記の本は、アマゾンや楽天ブックスなどでも手に入ります。


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