今日も歩いて健康になろう

今日も歩いて健康になろう

まるで夢の世界


石畳の遊歩道。
大木並木道。
町中をチェリーブラッサムヤライラックの花々が、
時期ごとに、計算しつくされたように、
次々と咲き乱れ、
ヨーロッパの古い町並みとともに、
私を外へ、外へと誘いだしてくれました。

ベルリンへ来るまでの私は、無機質な都会をただ移動しているだけの
毎日を送っていました。
朝も明けないうちに、八王子から中央線に乗り,電車の中から朝日を見る。
一日中ビルの中で過ごし、毎日外食。
冷暖房の効いたお部屋で過ごすから,体がなんだか変になりそうでした。
満員電車にゆられ、家につく頃は、もう夜。深夜に及ぶこともしょっちゅう。
急いで食事と風呂に入る。
それだけの毎日。

やりたいことをやっていたつもりだったけど、
充実している毎日なはずだけど,
なにか人間らしさが欠けている。
どんどん、欠けていく。
自分に何が足りないのか、
考える間もなく毎日が過ぎていく。

私は,ドイツに行ったとき,
生後5ヶ月のカンと、生きている。
そして、もっと、生きていく。
見るものすべてが新しい。
新鮮な毎日が,体中の細胞を生き生きとさせてくれるのを感じていました。
大都会でありながらも、人間が人間らしく生きられる町。
私はこの国で、忘れかけていた人間を、
取り戻していきました。
自分でも気づかないうちに・・・・・・

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