小さな幸せさがし

小さな幸せさがし

2004.5 ~

しゃん太のオーストリア通り





☆5月22日☆

友人が最近オペラ座へ行ったときのこと、
日本人が羽織を裏側にして着ていたんだと。
羽織の裏地って綺麗じゃない?友人に言わせれば、昔の武士はハレの日には表、
ふだんは裏で羽織を着ていたりしてたとか。いわゆるリバーシブルですね。
しかし、オペラ座鑑賞となると、やはりそれはハレなんじゃないのでしょうか。。。。。(by しゃん太)

お座敷遊びの旦那が芸者衆相手に遊ぶ時に、
羽織を裏返して羽織っておどけているというのをテレビで見たような
気がします。小雨や雪の時にも汚れないように裏向けたり。
以外に裏を見せることが多かったから、裏地に凝るんでしょうね。
(by ミーナ)




☆5月25日☆

昨日、着物好きの友人が突然やって来た。もちろん着物姿で。
黒地に模様の入った長じゅばんに,青海波模様の薄いエンジ色の着物。グレーの羽織もきまってる。
聞けばなんと、すべてお手製だって!ひゃー、かっちょいー!!
そのお手製のウールの着物生地は、日本で1000円で買って、長じゅばんの生地はウィーンで
1メートル100円くらいだったそうな。しめて2000円以下也。
そうかあ、海外に住んでいても、自分で作れば着物のワードロープも増えるんだわ。
でも和裁って難しくないのかしら?
「ああ、デモね、私の着物は着物モドキで日本人の前じゃ見せられないのよ。」、と友人。
そんなこと、ないない!とってもクールだぜ。
ウィーン在住の日本人はたかだか1500人、ヨーロッパ人なんか着物のことわかっちゃいないし、それで十分よ。
しかし、幼稚園前の子供3人抱えた私には、和裁はちょっとお預けだわ。ぐっすん。
 その友人は家にも入らず、話すこと5分、疾風のように現れて、疾風のように去っていったのでした(古いな)。(by しゃん太)

ツワモノですなぁ~。
確かにコツさえつかめば和裁は結構簡単らしい。でもね・・・。
子供の浴衣で必死だったよ、わたしゃ。(by ミーナ)




NEW!!  ☆6月5日”着物で結婚式参列”☆

行って参りましたクラーゲンフルトはケルンテン州の州都(*ウィーンから車で南へ3時間)。
義妹の結婚式があったので、これを機会にと、久々に着物を着てみました。
と言っても、二十歳の頃の訪問着で、とてもとても日本人には見せられない代物ですが。
さらに夜な夜な秘密練習をしたにもかかわらず、二重太鼓がうまく結べない!
まーしょうがないわ、どーせガイジンなんか左前だろうがなんだろうが、わかっちゃいないから適当にしときましょ、そう思って結婚式に臨んだのでした。
「くふふ、皆の視線が気持ちイイわ、なんだかビデオ撮ってるオジさんも私をよく撮ってくれてるみたい。」花嫁も「まあ、あなたは2番目の花嫁よ。」などと言ってくれるし。と、一人ほくそえんでいるところへ義姉が私に耳打ちをした。
「しゃん太、チロル人が(*新郎の親戚にはチロル州の人間が多い)私に聞いたのよ。『あのアジア人が着てる服はサリー?』って。私は言葉を失ったわ。」と。
どひょーん、三大民族衣装の一つと言われているにも関わらず、ヨーロッパ人にとって着物ってその程度の認識なのねー。
でも私も大昔、チロル州をスイスの一部と思ってたくらいだから、チロル人を批判できないわー。なんのこっちゃ。

その後日、結婚式のビデオを皆で見ていたとき、私の超下手な二重太鼓が数秒間、どアップで映し出されたときは軽いめまいを感じたのでした。
(日本人に会わなくてヨカッタ!)(by しゃん太)

確かに礼装は普段から着物を着ていないと、着付けが難しいね。バイエルからいきなりソナチネって感じ?でも、花嫁やご家族が喜んでくれたらそれが一番!!(by ミーナ)





© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: