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Migliore!モンテディオ山形
kaiho
きょう11月20日午後1時より、べにばなスポーツパーク公園公社2F会議室において、社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会・海保宣生理事長、 モンテディオ山形・樋口靖洋監督による、「樋口靖洋監督契約継続記者会見」が行なわれました。
以下、会見の様子をお伝えします。
【海保理事長(以下「海保」】まだ2006年のシーズンが終わったわけではないんですが、11月30日には選手の移籍リストを提出しなければならないという時期に来ておりますし、できるだけ早い時点で監督問題に決着をつけたいと思っていたんですが、本日、ようやくこういう運びになりました。2007年シーズンの監督はご存知の通り、隣におります樋口監督に引き続きお願いすることになりましたので、よろしくお願いしたいと思います。
【樋口靖洋監督(以下「樋口」】今ご紹介いただきました、来季もモンテディオ山形の監督として指揮を執ることになりました樋口です。今季、初めて私、この山形に来て指揮を執らせていただきまして、こういうご存知の通りの、なかなかいい成績にはならなかったこういう状況の中で、来季もう一度チャンスを頂いたこのクラブに対して、まずは感謝したいと思います。もう少しシーズンは残っておりますが、共に戦ってきた選手・スタッフ、そしてサポーターの皆さんにも改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
今シーズン、実際やれたこと・やれなかったこと、できたこと・できなかったこと、それをしっかりシーズン終了後整理をして、来季にチームが、そしてクラブがしっかりと成長した姿、そして成績を残すということに向けていい準備ができるように、今シーズン残り2週間3試合をベストを尽くして戦って、来季を迎えられるような形をとりたいと思います。本当にしっかりと最後戦った状態で来季を迎えられるように、ベストを尽くして頑張ります。
<質疑応答>
――まず、続投に至った理由をお聞かせください。
【海保】11月8日に、まだ戦っている最中で忙しい時に時間を割いて事務所に来てもらいまして、我々強化担当の者といろいろ話をさせてもらいました。どういう話をしたかと言いますと、1つは48試合という長いリーグ戦、天皇杯、その時点ではまだ4試合残っていましたから、実質46試合を戦ってきて、まずどういう印象だったかということについて監督からいろいろと話を聞きました。想像以上に長かったということと、途中においていろいろとこうすればよかったといったようなことであるとか、いろんな話を聞きました。それから、チームのディフェンス面・オフェンス面について、自分でやってきたことについてうまくいった点・そうでなかった点というような話もいろいろ聞きました。それから監督を支えるコーチングスタッフの体制についてどうであったかということ、今いる選手のポジション別の、戦ってきた中で足りなかった点、このままでもいける部分、そういうようなことも聞きました。選手の数についてどうであるか、事実これについてはけが人が出たこともあって、途中で2人の選手を補強しましたけれども、そういうことについてもよかったのかどうかというようなこともよく聞きました。そして今、監督として戦ってきて、今どういう手ごたえでいるのか。自分が戦いながら作り上げてきたチームの状況についても聞きました。
そういう、樋口監督の話も聞いて、我々強化担当の3人で評価をしました。評価というのは、絶対評価ではなしに結果としては相対評価になるわけですね、次の監督を考える時には。と言うのは、樋口監督がだめかいいかということよりも、来シーズン、何を誰がやるのがより良くなるのかというのがポイントなので、もちろんその時点で我々は、(次の監督)候補もおりました。その候補と比較して、樋口監督が最終的にいいという結論に達したわけです。我々3人の検討の過程においては、もちろん違う意見もあり、意見を戦わせましたが、最終的に樋口監督をということで一致しましたので、そうなれば一枚岩で樋口監督を支えていこうじゃないかということになったということです。
――新監督の候補もあったということですが、これは監督の交代を前提としてリストアップしていたのでしょうか?
【海保】いや、前提ではありませんよ。僕は何度も皆さんの前でお話したけれども、まだ迷っている・検討中だということでお話しましたよね。その通りだったんです。ですからつまり、例えば皆さんが我々の立場に立ってみたらどういう思考過程になるかと言えば、Aはだめで、だめだということを決めておいてから次の人を探すということではないでしょう? ですから、樋口監督の人間性もあり、この長丁場を戦ってきたという経験は、樋口監督の財産でもあり、同時に我々の財産でもあるわけですよね。樋口監督を通じての我々の財産である。つまり、我々も今シーズンJ1昇格争いに加わることを目標にしてやってきましたが、残念ながらそういう結果にはならなかった。これはチームとしてもある面では犠牲を払ったわけですよね。その犠牲を払った結果ではあるんだけれども、そういう経験という財産をも得ているわけですよ。これはこれで樋口監督続投の重要なポイントになったと思いますよ。
来シーズン、まだ分かりませんけど、先日、J1・J2実行委員会で議題にもなりましたが、J2昇格条件で今1チームが候補に挙がっていますが、まだJFLの結果が出ていませんから分かりませんけれども、来シーズンはさらに4試合増える可能性もあるんですね。こういう経験をしておくというのは指揮官としては貴重な財産なので、そういったようなことも入れたというようなことでしょうかね。
――新しい監督候補に対するアプローチはあったのでしょうか?
【海保】これはいろんなやり方があると思うんですよ。僕のやり方は、できるだけ、もちろん樋口監督続投というのも1つの選択肢の中にあったわけですから、あからさまにその人にアプローチするわけにはいかないので、人を介してやりました。
経過を言いますと、11月8日に樋口監督とミーティングをさせてもらった。11月10日に我々強化スタッフ3人で話し合いをして、我々の、続投という結論を出しました。それで草津戦の後か翌日に、強化担当の方から樋口監督に続投のお願いをしました。樋口監督からは一応前向きながらも、一両日決心するまで時間をくれということだったので、待たせてもらいました。したがって11月14日に最終的にOKの返事をいただきました。その後に人を介して、候補だった人に丁重にお断りをしたということです。だから、私もできるだけ早く来季の監督を決めたいと思ってやってきましたが、監督を決めるということは結構時間がかかるということですよね。決めてからでも、我々が意思決定してからでも、最終的に先方にお断りを入れたのが15日ですから、なかなか時間がかかるということで、遅くなったことはご理解ください。
――監督が1日迷われたというのはどういう理由からでしょうか?
【樋口】迷ったというか、いろんな条件をいただきまして、当然家族との相談もあります。それが1つありますし、迷ったというか、基本的にはチャンスを与えていただいたということをしっかりと受け止めて、ただそれが与えられたからすぐということではなくて、実際自分がその大役を受ける決心というか決意というものをしっかりと固めるということをしなければ、あやふやな気持ちでは受けられない、そういう意味で決意を自分の中で固めるということに1日かかったというのが正直なところです。
――今季、Jリーグの監督を初めて務めたわけですが、ここまで戦ってきてどういった感想を持たれましたか?
【樋口】これはシーズンの総括になってしまうので、あと3試合をしっかり戦った後に最終的な総括をしたいんですが、簡単に申しますと、やはり自分自身、ここまではコーチ経験しかなかった。これは僕の個人的なことなんですが、監督とコーチの仕事の役割の大きな違い、その部分を改めて感じたことと、逆に言えば監督としてのやりがい、これも大きなものがあると感じています。実際にシーズンを戦った感想としては、一言で言えば、自分が目指していた、ある程度やろうとしていたサッカーを実現する部分では、できたところ・当然できなかったところとあるんですが、その手ごたえはあります。ただ正直言いまして、結果が示す通り「勝つチーム」という部分に関しては正直作れなかったという部分は感じています。それをなんとか来年は実現していきたいと思っています。
――先日の試合(草津戦)の後、「成長している手ごたえはある」ということをおっしゃっていましたが、来季に向けての自信は?
【樋口】僕はこのチームの指揮をここまで執って、このチームのスタッフ・選手は非常にサッカーに対する真摯な姿勢を持っていると、特に選手たちはゲームに対する集中力、モチベーション、これが常に一定した安定した状態でサッカーに取り組んでいる。これは山形の財産であり貴重なものだと思います。これを私自身もこの1年、継承できたという手ごたえが1つあります。
それから具体的なサッカーの内容に関しても、守備のクオリティ、攻撃のクオリティ、この両面で、僕はシーズン当初に比べたら大きな成長をしていると感じています。それが正直、勝ち星につながったかという点では結果には表れていないんですが、ゲームの内容、それからデータ等から出した客観的な数字、そういうものを見ると自分の中では、シーズン当初から比べたらこの40数試合戦う中で、着実にチームは成長している。これをなんとか来年、もらったチャンスを、この1年の経験と理事長がおっしゃったように、私自身の経験もありますし、選手が感じた経験もあり、クラブとしての経験もある。それを積み重ねとして来年発揮したいと、できるチャンスをもらったし、この状態をしっかりと成長を続けていけば、更なるいいチームができるだろうと決意した次第です。
――来季への目標をお聞かせください。
【樋口】当然、個人的にもクラブとしても、我々が求められているもの、当然J2に参戦している以上、これはシーズンのスタートにも話をしましたが、参戦する以上は上のステージを目指すというのはもう、これは当たり前のことで、逆にそこに目標を置かなかったらJ2に参戦する意味がないというふうに思います。そこのところの目標をしっかり見据えて戦っていきたいと思います。
――11試合連続で勝ち星がなかった時に続投という意思決定を決めた理由と、来季のスタッフについて、現状のスタッフで来季J1昇格を目指せると思っているのか、また足りない部分はどこだと思っているのかお聞かせください。
【海保】確かにあの時点でね、リーグ戦に限って言えば勝ち星がなかったということで…。「勝ち切れない」という感じでしたよね。ひどい形で負けたなという形もありましたが、それ以外はもうちょっとで、もうちょっとでということで負けちゃったり勝ち切れなかったりという感じがあったんで、何かちょっとしたものがここに加わればね、結果が逆になるのではという感じはしてましたよね。
あの時点で意思決定しなければいけないというのは、何度も言いますが、11月30日には移籍リストを提出しなければいけないというのがJリーグのルールにありますから、この時点では少なくとも来シーズンの監督が決まってないと、移籍リストの作成もちぐはぐになるかな、と。アメリカの野球みたいにGM制度がはっきりしていれば、チーム編成はGMがやって、それに現場が従ってという仕組みができていればいいんですけど、そうではないので、監督を決めたいなと、そういう気持ちが強かったですよね。
今ひとつ勝てないということは、僕は僕なりにあるんですよ。1つは、カリスマ的な監督ね。千葉が活躍しているというのはオシムのおかげではないでしょうか。活躍しているかと思えばとんでもないところで負けたりするでしょう。だからこういう現象ってあると思うんですよね。それがこの山形で、今樋口さんを横に置いて「そんな監督持ってこれない」って言ったら失礼かも知れないけど、それは現実的ではないんでね。そうするともう1つあるのが、指導者と選手が「これさえやっていれば間違いないんだ」という信じられる戦法というか、そういうものを作り上げるとチームは勝ちますよ。これは僕の鹿島時代の経験だけじゃなくて、バスケットで勝ち続けたことでの経験なんですがね。そういうものというのが勝つ時の重要な要素になってきますね。それからもう1つは、チームの中に勝ちにつながる強い意志を持った選手がいるということだと思うんですね。女子のバレーボールがセルビアモンテネグロに勝ったのは、そういう選手のおかげですよね。そういう選手が出てくるということが、勝つための重要な要素だと思うんでね。
僕は樋口監督の続投を決断したのは、1つは、先ほども話がありましたけれども、今言った2番目の「これさえやっていれば間違いないという戦法」と「選手の起用」、そういうものまで今出来上がりつつあるというものを、僕自身は感じたんですよ。そういうことで、11月10日の時点で決断をしたということです。
【樋口】コーチングスタッフという話なんですが、私自身、このチームのコーチングスタッフは本当にハードワークをしてくれて、非常にいい仕事をしてくれていると思っています。積み重ねと先ほど自分の中でも言いましたが、これは当然今いるスタッフもこの1年、それぞれの立場でできたこと・できなかったことを積み重ねています。そういう意味でも自分自身としてはコーチングスタッフも、当然、足りないものは私も含めてありますから、それを補って来年更なる成長をしたいというふうに感じています。
――コーチと監督では、実際どういったところに違いややりがいを感じたのか、具体的にお聞かせください。
【樋口】一番の違いは、コーチはあくまでもアドバイザーであって決定者ではないということです。これはどんな世界でもそうだと思いますが、1試合1試合、試合の前に16人のベンチメンバーを決めて、先発メンバーを決めて、選手の戦法を決めて、それが作業として当然あるわけです。それだけに限らず、すべての物事を決定していく作業が監督であって、その決定をする際に必要なアドバイスをするのがあくまでもコーチで、その決定に従って動くのがコーチである。それが決定的な違いだと思います。それは私もいろんな監督のもとで仕事をする中で当然感じてはいたことなんですが、実際監督という立場に立ってみて、改めてその違いを感じました。やりがいという部分に関しては当然、その決定することの苦しさ、決定することは自分の中でも判断をしなきゃいけないということで、非常に大きなことではあるんですが、自分の決定を信じて仕事をするという意味でのやりがいというふうに捉えています。
――天皇杯甲府戦の結果を1つの指標としたいとおっしゃっていましたが、これについてはどうだったのでしょうか?
【海保】樋口監督の采配に関する評価という面でね、それほど、それまでの試合と大きなインパクトがあったわけではない。むしろ甲府戦では「甲府ってこんな程度のチームかな?」とむしろ感じて、これだったら勝てるな、と。そういう感じでしたよ。あの試合は僕は、前半27分で10対11になっちゃったんだけど、ほんとうに、2-2になっても引き分けだと思っていましたよ。それまでは本当に勝てると思っていたからね。残念ながらそうならなかったですけれども、むしろあの試合では、もちろん樋口監督の采配がよかったんだと思いますけれども、続投を決定づけたというそういう印象よりもね、今のような印象の方が強くて。答えになっているかどうかわからないけど。
――采配や「あとちょっと」という意味では、評価としては高かったと?
【海保】それはそうですね。むしろ、樋口監督続投の決心をした大きなポイントは、やはり8日の話し合いですよ。極めて強い印象を感じましたね。
――来季の選手について。
【樋口】当然今年よりも、いいチーム・勝てるチームを作らなければならない。その元となるのは選手であって、実際に編成が終わった段階で選手の状況を見て、その戦い方というのは変わってくると思います。私が望んでいるものは今の戦い方を継承して、この成長の歩みを止めないで、今私が目指しているサッカーのレベルを更に上げていきたい、その中で勝てるチームを作っていきたいというのが一番です。
――コーチングスタッフの経験の浅さが今季の成績に影響したかどうか、その点についてはどう感じていますか?
【海保】そういうことはあるのかも分からないですね。かも分からないけど、僕はそのことを強く感じてはいないです。監督はとにかく采配を振るうわけですから、その場その場の局面で決断をしなければいけない立場なので、これはやはり経験が必要だと思いますよ、間違いなく。コーチングスタッフというのは、日々、とにかくトレーニングの場において実践しながら成長していくということだと思うんですね。それがまた公式戦という披露の場でうまく行ったりうまくいかなかったりということでもって、また次の成長につなげていくという…。僕はそれほどね、コーチングスタッフの経験の問題というのは心配していないですけどね。従って僕は先ほどお話したように、監督が経験が必要だろうと思うので、今季とにかく経験を積んでくれた樋口監督のこれは財産だというふうに思っているんですけれどもね。
――目指しているサッカーということですが、具体的にお願いします。
【樋口】これはもう今シーズンの当初に話したように、攻撃と守備が表裏一体となってピッチで選手が躍動する…攻撃と守備が常に入れ替わるのがサッカーの魅力であり、サッカーの面白さだと思います。それを常に、例えば守備の切り替えの部分で常に相手の先手を取る、そして攻撃の部分でも常に相手の先手を取るという、そういう表裏一体となったサッカーを目指してやってきていますし、それを来季にぜひ継承していきたいと思っています。
――8日の話し合いの時を終えた時の監督の印象と、監督からクラブ側へ、来季への要望などは出されましたか?
【樋口】いや、印象は何も。今年1年の時点での僕自身の手ごたえですとか考え方を話させていただいて、当然後の判断はクラブ側がするという気持ちですね。クラブから聞かれたことをお答えする、と。先ほど理事長がおっしゃったような項目について聞かれたことに対して僕が述べたということです。
――今年のサッカーを継承するという話がありましたが、選手の動きについてはあまり動きはなく、このままの体制で行きたいというふうにお考えでしょうか?
【海保】今年登録している選手につきましてもね、これからいろんな動きが出てくると思いますよ。我々サイドで、新人選手の獲得というのも鋭意進めていまして、その人が入ってきますから。同時に戦力外選手もリストアップしなければならないですね。今度それ以外に、残ってほしいという選手に対して、他のクラブから移籍の申し入れが出てくる可能性があるわけですよ。それはもう今ぐらいから多分始まるでしょう。いろいろと出てくると思いますね。そういう中でね、これから監督とは、今の選手だけを前提にね、我々が決断するだけならいいんですけれども、そうではなくなる。過去の例を見れば分かると思うんですね。不本意ながら移籍につながっちゃうという話は残念ながらないことはないんでですね、そういうことへの対応もしなきゃいけない。
僕はですね、今考えているのは、もちろんJ1昇格というのは、甲府さんが我々と同じような事業規模で、ものの見事に昇格を果たして。昇格を果たした時点で観客動員が6千人から1万2千人に増え、広告収入等も増えてですね、事業規模が約12億に、今年は倍になってるそうです。それでJ1に定着するという快挙を成し遂げています。そういうことを目指して、そういう優等生が目の前にいるわけですから、もちろん我々としても目指していきたいと思うんですが、一方で、希望的なことばかり言っていても、それが実現するというのは、そんなに優等生が何人も出るはずがないですからね、希望的なことばかり言っていてもしょうがないので、我々は我々でもって地道に、高校生を中心とする新人選手をとって、自前で鍛えて育てていく、と。胸のスポンサーの通り「はえぬき選手」をしっかりと育てて、そして戦力にしてですね、特徴のあるチームにもっていきたいと思っているんです。ですからJ1昇格のウイークなポイントは移籍でもって補強しながら進めるんですが、一方では新人選手、下部組織の育成というのもこれは時間がかかりますけれども、引き続き注力していきながらね、自前の選手を育てるということをチームの一方の柱にしながら進めていきたいと思ってます。
――11試合勝ちがなかった時に、監督を辞めなければいけないといったことは感じていましたか?
【樋口】僕自身は途中で投げ出すことは絶対にしないというふうに思っています。当然結果が出ないという責任は痛感はしてます。が、やってることに対する手ごたえもあるし、選手がその現状をしっかりと踏まえて前向きにプレーし、トレーニングしている。そこで自分が投げ出すことは絶対にしないと思っていました。当然それは私自身、プロとして契約してやっている以上、そういう判断は自分自身が下すもんじゃない、評価として辞めさせられるのは覚悟の上でやっていました。
――11月14日に承諾の決意をした時と、1年前に監督就任を決意した時とでは、来季に向けての期待というのは、比べるとどんな感じでしょうか?
【樋口】僕自身の期待感、印象ということでですね? 変わらず当然、こういう重要な仕事、やりがいのある仕事のチャンスをまたいただいたので、そういう決意を自分自身がしたということにおいては、1年前とまったく変わらずに、強い自分の意志をもってやらなければならないという決意を固めています。その部分では全然変わっていません。
――自前の選手を育ていくというお話でしたが、今シーズンの若手選手の育成についてはどのように評価されますか?
【海保】例えば今シーズンの新人選手は試合に出る機会はなかったですけど、坂井がサテライトに出てすごくわくわくさせるような感じはありましたし、何て言うんでしょうね、大いに成長したというわけでもないし、まったく成長してないわけでもないという、そんな感じでおりますよ、今シーズンに関して言えばね。
実は来シーズンからは新人選手獲得に関しての情報入手方法を、新しい方法を考えて、極めて有効な方法で情報が豊富に入るような格好になっています。楽しみな選手が入ってくると思いますよ。ただね、これも残念ながら、我々も認めたくないんだけれど、さっきの選手の移籍問題もそうなんだけど、結局、全国に知られる優秀な選手をウチが望んで獲りに行ってもね、現実的にも今、あるんですけれども、同じ選手に鹿島アントラーズが来たら、どっちに行くと思います?(笑)そういう現実があるので、全国で知られていない、知られる一歩手前ぐらいの選手の情報を入手したいんですよ。その手立ての目処がほぼつきましたし、なかなか面白くなると思いますよ、新人選手の獲得については。
それから下部組織の育成という面については、今年庄内と村山のジュニアユースのチームが高円宮杯の県予選でワンツーフィニッシュしましたよね。2チームとも東北大会に出て、村山の方がもうちょっとというところで全国大会を逃しましたけれども、着実に育っているように思います。特に庄内の方では新しく入ってくる1年生が、楽しみな選手が入ってくると言っていますし、下部組織の方も着実に成果が上がりつつあるのではないかなと思っています。
――来季の選手数はどう考えていますか?
【海保】これはもう間もなく皆さんの耳にも入るかも知れませんが、経営的には厳しい状況が続きますから、選手枠は今年結果的には30人になりましたけれども、その範囲内でしょうね。コーチングスタッフの数も、そうしなければならないと思っています。
それから先ほど、1つ言い忘れました。11月8日の樋口監督との話し合いの中で、先ほどお話したようなことを話したんですが、最後にね、樋口監督にお話したのは、「今日の話し合いの結果、我々はプロとして来シーズンの監督について検討するので、これは樋口くんでなくなる場合もある。樋口くんにお願いする場合もある。そこはプロとしてご理解ください」ということをお願いをしまして、彼から快諾をいただいたということも申し添えておきます。(以上)
Posted :|No.72| 監督記者会見速報|comments(0)
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