フィンランドなわたし!!

フィンランドなわたし!!

初めての洗礼


 フィンランドでは、やはり主宗教はキリスト教で、2つの宗派に分かれていますが、そんな話は抜きにして、ほとんどの人が教会に所属しているというだけで、日曜に教会に行ったりもしないようです。「フィンランド人は、生涯に4回だけ教会を使う、洗礼、コンフィメーション、結婚、葬式」といわれるくらいです。このコンフィメーションというのは、成人式の一種でこれをすますと宗教上の”大人”になれるみたいです。
 さて、子供が生まれると日本のようにすぐに名前をつけなければいけないというわけではありません。名前がつくまで最初は社会保障番号だけの存在なのだと思います。洗礼のときに、正式の名前がつけられます。それまでは、「小さいやつ」とか妊娠中に呼んでたあだ名やつけるつもりの名前で呼んでいたりします。出生後、1-2ヶ月の間に親はじっくりと子供の名前を決められるわけです。
 洗礼がすむと、役所から送られてくる書類に赤ちゃんの名前が記載されるようになるので、神父さんが役所に申請しているみたいです。
 ゴッドマザーとゴッドファザー(以下ゴッド両親)は妊娠中に決められます。これは何人いてもよろしい。私が立ち会ったケースではゴッドマザーは1人、ゴッドファザーは2人でした。
 儀式には、赤ん坊の親の両親、兄弟姉妹とその家族、ゴッド両親とその家族が招かれます。私が子供を産んで、洗礼をするのなら、私の側は親と妹(いるのなら彼氏または妹一家)と、私が頼んだゴッド両親を呼ぶわけです。親戚全員を必要はなくて、後がうるさくなくていいですね。
 私が出席したのは、家での洗礼でした。
 リビングルームのテーブルに白い布をかぶせ、ローソクを三本灯します。花も飾ります。洗礼用の水をいれるガラスの鉢も用意します。
 ゴッド両親は、儀式の30分前には来ていなければなりません。神父がこられて、お話をされるからです。
 神父がこられると、用意された別室で儀式用の正装をします。白い服です。そして、ゴッド両親はその部屋にいき、洗礼の心得とやり方の説明をうけます。
 そのあいだに他の人たちが続々とやってきて、挨拶をしあい、赤ちゃんにプレゼントをあげます。赤ちゃんもお着替えです。ベビードレスはこのときに着ます。ゴッドファザーは銀のスプーンをあげます。
 ガラスのボールに水道水をいれて、神父が聖水をいれると、あら不思議、水全体が聖水になってしまいます。
 順番としては賛美歌をうたって、神父が話をして、赤ちゃんの頭に3回水をかけて、また話をきいて、名前を赤ちゃんに与えて、賛美歌を歌って終わりです。この間30分間。一人がずっと赤ちゃんを抱いていないといけないので、結構重労働ですよね。頭に水をかけるときにびっくりして泣き叫ぶ赤ちゃんもいたりするそうです。
 その後は、お茶の時間と写真をとりあいっこして自分たちの好きな時間に帰っていきます。
 お宮参りにかなり感覚が近いと思います。



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