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テレビをつけていたら、ニュースでも言っていた。「アンタルヤのシーズンはまだ終わっていない」アンタルヤのビーチで泳いでいる人、水着で日光浴している人たちを映し出していた。アンタルヤへ休暇できたトルコ人たちも「まさか泳げると思ってなかった。水着も用意していなかったけど・・・」いやいや本当に今年は暖かい。もう12月に入るところではないか。いつ天候が崩れるのか、わからないけど、毎日、店のテラスで座っているけど、日が当たると暑いほど。このまま年末年始休暇(もとい犠牲祭休暇)に入ってくれたらいいなあ。ホテルの予約もすでにいっぱいになっているらしい。今年はどうするのでしょう・・・私たち。
2006年11月30日
カレイチゲートが設置されて、約1か月が経とうとしている。本日27日より料金が徴収される。事前に27日からカレイチに入るクルマの料金は以下の通りですよ~。と看板が立っていたけど、絶対もめるだろうなと誰もが想像していた。ちなみに料金は以下の通り。0-2時間 無料2-4時間 5YTL(416円)4-6時間 10YTL(832円)6-8時間 25YTL(2080円)8-10時間 50YTL(4160円)10時間以上 100YTL(8320円)まず2時間まで無料である。・・・・が、5分しか過ぎていないじゃないか、20分ぐらい大目に見ろ、と2~4時間の料金5YTLを払わない人がいるだろう。駐車料金は空港を除けば、1日2~4YTLが相場だから、出口ゲートで10YTLを請求されたら、たいがいの人が支払いを拒否すると思う。5YTLでも高い。それで口論になって、出口が大渋滞・・・・・・。1晩過ぎて、10時間以上、つまり100YTLを請求されたら・・・・・血を見るんだろうなあ・・・と。仕事が終わって、夕方5時。帰宅するために出口ゲートへ向かった。案の定、ゲートのところで1台のクルマが職員ともめていた。警官が2人と私服が2人いて、今日はもめることを予測して、待機しているのだろうなと見ていた。私たちの前にクルマが3台。1台目はまだもめている。約10分が経過・・・一番偉いだろう警官が面倒になって、ゲートをあけて出した。もちろん料金を支払わなかった。2台目はそのゲートをあけた瞬間、料金を払わず逃げようとした。すかさず警官が前に出て、クルマを停めた。乗っていた人は隣にある政府系銀行の行員、いわゆる公務員仲間であるが、なんで俺から料金をとるんだという風に怒っていて、(もちろん誰でも払うわけであるが・・・・)ゲートのまん前にクルマを置いて、外に出た。渋滞になってしまったので、警官が行員を呼び寄せ、一緒にクルマに乗って、場所を移してそのままモメていた。面倒になって、やはりそのまま帰してしまうのだろうけど・・・・。3台目はパスカードを持っていて、4台目の私たちもパスカードを通過。約15分はゲートで待たされたわけである。近くの人たちが、「さっきまではもっとすごくて、あそこのレストランの前までクルマの列ができていた」と言っていたが、こうなることはわかっていただけに、怒るというよりは笑ってしまった。こうして料金を払わない人、出口で職員ともめる人がでてきて、最後はどうなるのだろうか・・・・と思ってしまう。いっそ待機所を作って、モメたい人はそこで気の済むまで職員か警官とやりあうとか・・・・。ちょっと駐車料金は異状だと思うけど、入り口に料金表があって、これだけとりますよ、と通達している以上、出口でもめるのはルール違反だと思う。料金をとられるのが嫌だったら、カレイチに入らず、近くの駐車場に停めてくればいいわけだけど、みんな自分だけは特別だと思っているらしく、カレイチゲートが定着するまでは、まだまだ事件が起こりそうである。
2006年11月27日
なんて訳したらいいのかわからないけど、今日はちまたでは「先生に感謝して、プレゼントやお花などをあげる日」らしい。公式には先生に感謝する日・・・・?プレゼントの強制はないのだと思うし、息子の先生からも「プレゼントはいりませんよ、お花も入りませんよ」と言われてはいたし、息子も「先生が プレゼントは持ってこないで、それより詩を読んでくれたり、お話をしてくれるほうがうれしいわ と言ってよ」と言っていたけど、考えてしまった。先生がいくらそう言っても、生徒たちはプレゼントを持っていくだろう。もとい父兄はプレゼントを持たせるだろう。私はなにせ、トルコの学校へ通った経験もなければ、先生の日の経験もないし、いままでもとくに意識したことがなかったから、どうしていいのかわからないというのが、本音。周囲のトルコ人に聞いて、先生がそこまで言うのなら持っていかなくてもいいと思うけど、もし他の生徒がみんな持ってきていて、息子だけが何も持っていかなかったら、子供自身が傷つく・・・・という理由で、息子が選んだ小さな鉢植えをプレゼントすることにした。以前通っていた保育園では、金持ちの師弟が多かったのか、先生の日に豪華な花束や時計やなかには宝石類を持ってくる親がいたようだ。今通っている息子の私立校も、我が家が一番の貧乏家庭だと自負するが、きっと、プレゼントをたくさん持ってくる子供もいるのだろうな・・・と思ってはいた。帰宅した息子に聞いてみると、やはり「○○と××は大きな袋にたくさんプレゼント持ってきていて、先生がこんなにたくさん・・・・って困っていた」と。持ってきていなかった子もいたそうだけど、これらの話を聞いて、息子には「先生のことが好きだから、その気持ちを伝えるために、立派で高いプレゼントでなくても、小さいプレゼントをでも、もしプレゼントを持っていかなくても、先生にプレゼントをしたかったというあなたたち生徒の気持ちが大切なのよ」と説明したけど、親である私が実はまだよくわかっていない。・・・というところへ、日本語講座の生徒の一人から電話がかかってきた。「日本の習慣ではないかもしれないけど、今日は先生の日なんですよ。それで私たちの先生であるあなたにも、感謝の気持ちをこめて、先生の日おめでとう。と言いたかったのです」。そのために電話をわざわざしてくれたわけで、とてもうれしく感じた。何かをプレゼントされてうれしくない人はいないと思う。同時に私立校の先生に、裕福な父兄からプレゼントして欲しいものがあるとも思えない。ようは気持ちの問題なんだと思う。思うのだけど、父兄は来年も再来年も先生にプレゼントをするのだろうし、先生もプレゼントは持ってこないでというのだろうけど、先生の日というのがある限り、この子供たちの(というか父兄の)先生へのプレゼント合戦は絶えることはないのだろうなあ・・・・と。日本はお歳暮とかお中元とか、先生たちは受け取っていたのだろうか、それともいっさいお断りと受け取らないのであろうか、子供のころ、考えたことないし、日本で子供を学校へ行かせたことがないから、日本の事情もわからないけど。いっそのこと、本当に先生がプレゼントが困るようなら、学校サイドで「プレゼント、お花などいっさいお断りします」って公式文書でも出してくれるとわかりやすくていいのだけどなあ・・・。その代わりに先生の日、おめでとう! って生徒たちと握手してキスしあうのがいい。そういえば、今日は講座の先生たちのために市の主催で昼食会が開かれていた。私も参加しなければいけなかったのだが、仕事があるので断ったのだけど・・・・。
2006年11月24日
お客さまからの問い合わせがあり、久しぶりに民族衣装など取り出してみた。撮影をして準備ができ次第、ホームページにも載せる予定なのだけど、結構な量があって、まだ撮影が終わらない。撮影しているものだって、持っているもの全てではない。あくまで売ってもいいと思っているものである。私の方針で、売ることができないものは(個人コレクションは)お見せしないので、それも含めたらえらいことである。民族衣装は商売用というよりは、自分のためにオリジナルものを集めている。個人宅からの持込み、村へ行ったときに交渉するなど、販売目的に作られた新しものではなく、実際に使用されてきたものである。衣類は個人で使われたものであるから、キリムや絨毯と違い、廃棄処分される運命のものが多い。とくに下着類などは出難いとされてきた。もしくは花嫁衣裳、婚礼に関連したものが中心になるので、手放さない人もいる。まあね、いまどきは伝統的な民族ごとの花嫁衣裳を着る花嫁もいなくなったし、必要はないのだけど最後の所有者の女性にとっては、自分の思い出であり、またその母親、祖母も着た花嫁衣装だったりもするし・・・・・・。縫製を見ると、日本人の感覚でいうと驚くほど雑であるし、衣装自体も保管状態が悪い。これに関しては毎度思うけど、日本の着物って驚くほど縫製がいいし、保管もよいので、比較したときに、民族衣装の価値に戸惑うこともないことはない。・・・そうなんだけど、やはり民族的なもの、伝統的なもの、それらの持つ独特の魅力が私をひきつけて放さない。雑なんだけど、これを着た人の気持ちを考える。その女性の環境を考える。それが伝わって、今に残ったことを考える。そして、どういう形で手放されて、私のもとへ来たかを考える。母から娘へ、親子のことを考える。手放したそれぞれの事情を考える。また衣装の独特な形、国、地方によっての違い、また共通部分、笑ってしまうほど派手派手な理由、もしくは地味な理由、このパーツの存在の意味、考えながら時間は過ぎる。使ってある素材を見て、思いいれを知る。もしくは仕事量は素晴らしいのに、どうして素材を選ばなかったのか・・・と嘆く。今回は売り物のみの掲載になるが、売り物にならない私のコレクションはかなり立派なものであると自負している。自分の収集癖をついついほめたくなる。今どき探して見つかるものではないし、当時は安かったから私でも集められた。今の価格では宝くじがあたったところで何が買えるのか・・・って考えてしまう。民族衣装は服だけでない。帽子、頭飾り、スカーフ、靴下、靴、アクセサリー、ベルトなどさまざまなパーツの組み合わせである。この先、どういうことになるのかわからないけど、そのうち帽子だけ、靴下だけって展示会もやる機会があるかな・・・・?そのときは売り物じゃないって前提だから、今まで人に見せていない分、思いっきり自慢して終わりになってしまうのだろうけど。今日はそんなこんなで衣装の撮影で、店の前に衣装が散乱した。作業を静観していたハムディおじちゃんなど「こんな破れて汚れた服は捨ててこい、オレが新しいものを作らせてプレゼントしてあげよう」。好きな人にとっては見ているだけで面白いものだけど、興味がない人にとってはただの「古着」ってことだよね。しかも手作り手縫いの、よく言えば素朴な、悪く言えばゴミ・・・?。村の家を周って、片隅に捨ておかれている古いキリムや絨毯、民具を集めていると、価値は別にして、ときどき心の中で「私、ゴミ集めしている」って思ったりしているもの・・・・実は・・・。それもそれで快感なんだけど・・・ね。
2006年11月23日
仕事が忙しくなってきて、そういうときに限って、風邪をひいたり、天気が悪くなったり。卸しの作業で、商品の撮影をしなくてはいけないものがたくさんあって、天気が悪いのはとても困る・・・・。といってもやらないといけないので、太陽が顔をのぞかせる瞬間を逃さず、撮影。風邪も3日目。本来なら家で寝ていないといけないぐらいの体調であるが、そういうわけにもいかないので、フラフラしながら日本語講座をなんとか乗り切り、店の作業もなんとか乗り切り、家に帰って子供に夕食を作り、風呂に入れ、寝かせる。そのあと、期日がまだ許されるものは残して、その日のうちにどうしてもというものだけやって、薬を飲んで早めに寝る・・・・。昨夜など早めに寝ても、長く寝る習慣がないものだから、2、3時間ごとに目が覚めるし、でも体調を考えて、頑張って寝てみる。これじゃ治るわけないのだけど、他に方法がないもんね・・・・。こういうとき、働く母と子供だけの家庭は厳しい・・・・と言ってもどうしようもないし、まあ、なんとかなるものである。絨毯屋の仕事もどういうわけか、この時期に集中してしまった。というか、県外出張がほとんどなくて、店にいる時間が増えると、来客も多い。いままでよほど店を留守にしていたんだなあ・・・・と反省してしまったほど。来客があるということは、用事が増えるということで、出張しようが、店にいようがあんまり変わらないってことがよくわかった。忙しいからついつい日本への家族、知人・友人への連絡も忘れてしまうけど、私のことだから連絡がないのは元気な証拠(風邪はひいているけど)と思ってくれ・・・・。
2006年11月22日
今日もとても暖かい一日であった。店では外のテラスにテーブルと椅子を出して座っているのだが、チャイよりよく冷えたコーラが飲みたくなるほどである。このまま冬が過ぎてくれたら、なんと幸せなことだろう・・・と思う。先週、今週と日本語講座の生徒がずいぶん店に遊びにきた。宿題をやりにくる人もいるし、ただおしゃべりにくる人もいる。今週は外回りの用事がほとんどなく、暇をしていたので、一緒に座っておしゃべりに興じる日々で、おかげで退屈することなかった。人とかかわると、大変なこともあるけど、その人の数だけ、うれしいことも分かち合える。笑いすぎて、顔の筋肉が痛かったり、面倒な作業もその笑いやおしゃべりの合間に終わってしまう。心身ともに健康なんでしょうね。徹夜しなきゃいけない仕事はないし、10:30には自然に睡魔が襲ってくるし、そのまま朝まで寝てしまう日も増えた。このところ、仕事でまたは自分の仕事外での案件で、自分とは無関係のところで問題を抱えていたり、でスムーズにことが運ばず、停滞している用事がいくつかあった。こういうときはあせらずあわてず、ただ待つのが私流である。待っていれば、縁があれば全てが動き出す日が来るって・・・・・。もちろん、その日のための準備は怠らない。無駄になってもいいから、その突然の日に備えて待っている。今日、まずその1つが突然、解決されたとの電話があった。この人は口ばかりで絶対やらないだろう、と期待すらしていなかったことであった。なんだかこれをきっかけに少し忙しくなるかもしれない・・・。天気もいいし、気候もいいし。どうにもならないことを考えてじっとしているよりは、人と接して、笑って、食べて、寝ていれば、そのうち全てが動き出す・・・そんな気がする。
2006年11月17日
カレイチの入り口2か所、出口2か所に設置されたゲート。カレイチ内の住人、商人などには書類の提出で無料のパスカードが渡されたが、それ以外は有料である。で、料金はいったいいくらなのか・・・と思っていたら、昨日から料金表が掲げてあった。0-2時間 無料2-4時間 5YTL(416円)4-6時間 10YTL(832円)6-8時間 25YTL(2080円)8-10時間 50YTL(4160円)10時間以上 100YTL(8320円)カレイチのホテルに宿泊してクルマを1晩停めておいたとしたら8320円を払う、ってこと・・・・つまり、カレイチ内にクルマを停めるな、ってことなんだろうけど。でもそこまで考えないでカレイチにクルマで入って、出口で100YTL請求されたら・・・・たいていの人は怒り出すだろう、って思う。料金所の職員と大喧嘩になるのだろう、って思う。対策マニュアルはあるのだろうか・・・・って心配してしまう。今のところゲートは稼動しているが、料金はまだとっていないようである。このままだと、そのうちゲートも撤廃か・・・・!? なんて思わないでもないのだけど、どうなることやらカレイチ・ゲート。ところで来年からYTLがTLだけの表記になるらしい・・・って聞いたけど、ガイドブックなどの訂正などでは確認されたらいいかも・・・・・。
2006年11月16日
授業はおもしろい。生徒たちも熱心だし、教室の雰囲気もとてもよい。1か月半が経ったが、6人の生徒が漢字をはじめることになった。それ以外の生徒もひらがなの読み書きは不自由なくできるようになった。カタカナも自主的に勉強をする人が増え、今日、ナ行とハ行をやったが、ひらがなのころと比べると反応が早い。全く何も知らなかった人たちが、日本語を覚えて、会話をし、日本に興味を持ってくれること、これは関わった人間としてうれしいことである。日本語を勉強するトルコ人たちを見ていて、自分がトルコ語を勉強し始めたときのことを思い出す。私はトルコへ来る前に、日本の日ト協会で週2回、トータルで40時間程度の講座に通った。当時の講師は大島直政先生で、語学のプロではなかったけど、それが逆によかったのか、初心者にもとてもわかりやすく、また先生が愛情を持って話してくれるトルコやトルコ人の話を聞きながら、ますますトルコへの思いを馳せた。仕事も忙しかったので、家で熱心に勉強した覚えはないが、トルコ語をマスターしたいという気持ちは十分あったので、授業は真剣に聞いたし、その行き来の電車の中で予習復習をした。おかげで文法はこの約3か月間でほぼマスターしたし、その後、アンタルヤのトメルに1か月半行ったけど、文法で新しく覚えることはなかったし、トルコでは単語数を増やすことと、会話に慣れることだけに専念できた。日本語講座の生徒たちや、個人的に日本語を勉強している人たちがいるが、ある程度やった人からよく聞く言葉が、「日本へ行かないと覚えられない」もしくは「日本へ行けばすぐに話せるようになる」。それはある意味で正解だと思うが、私的には、これはある程度勉強した上での話しだと思う。住んでいれば、会話はある程度まで上達する。でもそれ以上のことをマスターしようとしたときに、その人に文法の基礎があるかないかで、差がでる場合が多いと思う。これがどうしてこうなるのか・・・・理論的にわかると、覚えは絶対早いと思う。もちろん語学もセンスの問題もあるから、センスがある人にはそんなことは関係ないのだろうけど、語学センスのない私にとっては文法を知っていたおかげで救われた部分が大きい。だから生徒たちにも、正しく丁寧な言葉で、基礎をしっかりやりましょう。そうしたら今、わからないことでも後でこういうことなのか・・・・とひらめくことが絶対あるから・・・・と説明する。そうしないと日本へ行って何年も経つのにまともな日本語を話すことはもちろん、書けない人になるし、彼女から習った女言葉の日本語でしか話せないということになる。(それも愛嬌なのでしょうけど・・・)私も語学のプロではない。ただ編集の仕事をしていたので、言葉の使い方や間違いには敏感である。(今は日本語を忘れているので敏感には違いないが、間違っている・・・・)トルコ語もとりあえずは不自由はないので、文法の違いや生徒たちの疑問に応えることもできている・・・・と思う。日本語の難しさも実感しているところ。大島先生の授業を受けて、トルコがますます好きになったように、日本語講座の生徒たちも日本を好きになってくれたらいい。またトルコ語を習ったことをきっかけに、トルコで暮らすことが現実となり、今の自分がいるという不思議・・・・。生徒の中には私が日本語の授業をしたことで、価値観や考え方が変わったり、人生が変わったりする人もでてくるのかな・・・なんて思うとそれも感動。もともと、お役所の上役から無理やり引っ張り出された形での日本語講師だけど、おもしろくなってきているし、今となっては感謝すらしている。自分で日本語の先生なんてガラじゃないんだけど・・・ってわかっているんだけど、人生、たまにはこういうのもありかな・・・・なんて。
2006年11月15日
アンタルヤは11月に入っても温かい日が続いている。少なくとも雨ではない日の日中は半袖で歩けるほどだし、実際、昨夜7時ごろにスーパーに買い物に行ったら、お客さんで半袖の人を何人が見かけたし(館内勤務の店員は半袖ですけど・・・)、私も上にカーディガンを着ていって暑かった。だから店へ行っても、店内にこもって暖房をつけることもほとんどないし、たいてい外にテーブルと椅子を出して座っている。日が当たると暑いぐらいであるが、夕方日が翳ると一気に気温が下がる。先日、帰宅する道でふと街中にある気温計を見ると周囲は暗いのに21度だった。日中に比べると低くなっているのだろうが、さすがアンタルヤである。我が家ではセントラルヒーティングの準備も万端、1日にうち、朝2時間、夕方帰ってきてから6時間つけているが、あまり必要性を感じていない。本格的に寒くなるのはこれからである・・・・・・。寒くなるといえば、大晦日とお正月の季節である。大晦日と言えば、年越しパーティーの話題がそろそろ出ていいころなのであるが、今年は犠牲祭の祭日と年越しが重なるという、酒飲みには不運のスケジュールである。別に断食月と違って、犠牲祭では酒飲んじゃいけないってことはないんだけど、一般的に犠牲の肉とアルコールを一緒にとる事をしないものである。だから年越しパーティー自体は今年も各ホテルで飲み放題のどんちゃん騒ぎがあるわけだけど、その一方で犠牲を屠ったり、その肉を食べたりしている人もいるから、気分的に酒飲んでどんちゃん騒ぎというのに乗り気になれないんじゃないかな・・・なんて心配しているのである。そんなこともあって今年は「さて宴会会場はどこにしよう」という気分にまだなっていない。今年の大晦日パーティーはお客さんの予約はいまのところないので、静かに過ぎていくかもしれない。誰もいなきゃ、身内だけで冬シーズンで年末年始もめちゃくちゃ安くなっている、リゾートホテルにこもるものいいかもしれない。・・・と、いいつつ、家で普通に過ごして、それにも飽きて店に行っていたりするのだろうけど・・・。さて今年の冬、キリム、絨毯の仕入れをお考えの方へ、また個人的に見たい方、今年の冬は金額の面で各地方の問屋が底値を出してきている(小売店は知りませんが・・・・)。この不景気で閉店したり、倒産したところもかなりあり、行方をなくした商品もある。弊社にもそんなところから連絡が頻繁にある。ご存知の通り、トルコ国内では以前のようにアンティークはもちろんのこと、オールド商品も新作も見ることができなくなっている。各地をまわる度に、それを実感させられるし、もう欲しいものを手にいれるというよりも、アンティークはあればすごくラッキーだし、オールドものならなんでもいい、どんなものでも貴重だし手にいれないと間に合わないという時期に入っている。商品不足は同じであるが、通常それが理由で価格は高騰する。実際高騰した。それが観光関連業でいえば、爆弾事件でのキャンセルが続き、いったん盛り上がったと思った景気がまたまた悪くなっている。小売店が倒産したり、問屋から買わなくなってしまったり、または支払いをしないと、地方の問屋、村の大問屋にまで影響する。観光地の小売店と違い、わずかな儲けで細々と営業している彼らは、小売店からの支払いがされないだけで簡単につぶれる。連鎖倒産である。そこから流れる商品があるが、やはり現金化されなければ意味がないし、いまとなっては現金取引しない絨毯屋は信用されないので、倉庫や家に眠ったまま放って置かれるのである。そんな商品を見ることができるチャンスだし、金額的にも安く買える。一般的にはトクにオールド品はモノ不足だし、以前からのように選べるチャンスは減ってきている。オールド品を持っていても、先の高騰を見込んで放出しない人もいる(それは誰だ・・・!?)。雪が降って峠越えができなくなる前に、今ある、オールドキリムや絨毯を一緒に見にいきましょう。大金が必要になる犠牲祭の前など、かなりお得なお買い物ができると思うのだけど・・・。また仕入れが大量になって、総重量が200kg以上で、国際宅配便などで20万円~40万円と費用がかかりそうな場合、1kgあたりの送料が3~5ドルで済み、その他の諸経費を入れてもかなり安くあがる一般貿易、トルコからの輸出手続きのお手伝いもしますので、それに関するご相談もお待ちしてますよ。(輸出の相談は国内での書類手続きの都合上、かならず、購入する前にお願いしますね)
2006年11月12日
「あなたが送信したメールは、送信先のアドレスが存在しなかったため配信できませんでした。」という内容でメールを何度送っても戻ってきてしまいましたので、ここでお返事を書きます。ezweb、hotmailからのメールは相性が悪いのか、こちらへ届いていないこともあるようですので、1、2日以内に返事がない場合はメールが届いていないと思ってください。では・・・・。こんにちは。まず、トルコ滞在でかかる費用などのことですね。宿泊はいろいろ考えられますが、ペンションなどで住む場合、シングルでは1晩1000円前後ぐらいから見つかると思います。真夏や冬ではエアコン設備があるほうがよいかと思いますが、エアコン付き朝食付きで2000円前後からあると思います。もっと経済的にという場合はドミトリーなとのベット貸しでは4、5ドルぐらいからあるようです。ペンションによっては設備の問題などがあり、日本人が長期滞在するのに耐えられるかどうか、があります。感じ方の個人差があると思いますので、こちらに来てから、ご覧になって決めてもいいかと思います。ペンション以外にアパートホテルというのがあります。これについては過去のブログを参考にしてみてください。昨年の調査のものですが、事情はさほど変わっていないと思います。http://plaza.rakuten.co.jp/mihri/diary/200511190000/またホームステイを頼める家庭もあるようです。これについてもブログに書いてあるとおりです。宿泊費を除く、食費などの生活に必要な費用は1日あたり1000~2000円ぐらいを考えられたらいいかと思います。アパートホテルなどで自炊をしない限り、トルコの外食は思ったより安くはありません。また滞在が3か月を越える場合は、一度、海外(ギリシャの島、北キプロスなど)に出るか、アンタルヤの警察でビザを延長するかになります。日本人の場合、5年間まで特に理由を必要とせず申請ができます。ビザの延長には費用が最初の1か月、7ドル、2か月目から1ドルずつです(現時点での情報)。その際、1か月あたり200ドル分の現金を持っている証明(銀行口座などにお金があればそのコピーで構いません)が必要ですが、とくに問題はありません。ビザの費用に関しては頻繁に変わりますので、値上がりする可能性もあります。(ちなみに今年の上半期まで1年で4万円ぐらいでした)キリム織りを、糸から全てやろうと思うと、1か月でも足りるし、2年でも足りません。2年半滞在した人がいますが、単なる織りのことだけでなく、アンティークキリムの判別ができるほどになりましたし、逆に1か月だけ研修した人でも日本でキリム織り教室を開催する力をつけて帰国されています。もちろん長ければ長いほど覚えることはキリがありませんので、意味はあるかと思いますが、期間についてはそれぞれの事情に合わされたらよいかと思います。単に織りの技術的なものを覚えるだけであれば、1か月でもよいと思います。海外生活というのは日本で生活するのとまた違いますし、まずこちらの生活に慣れること、またキリム織りを覚えていく上でトルコのいろんな人たちと関わることになりますが、日本ではあまり体験することのない、様々な人たちとのつきあい、係わり合い、一人で個室にこもる機会がほとんどない生活は、長期にわたるとストレスを感じる人もいることでしょう。そのあたりの内面的なことなども影響するかと思います。キリム織りの現場は、観光地などの外国人に慣れている人たちとは違い、村や地方の素朴な人たちばかりですので、まずはトルコの生活に慣れそうだったら、長期滞在することで、彼らの価値観や温かさ、人間味溢れる生活などに触れることができる貴重な機会になるかと思います。この滞在で、滞在費以外にかかるものと言えば材料費などの実費です。例えば、糸代ですが、1枚のキリムや絨毯を仕上げるのに、糸の質、織るものの大きさなどで2000円から20000円程度です。草木による天然染めをするのであれば、1色あたり糸代、染材料、作業代などで10000円ぐらいです。あとは交通費、材料購入に関して送料がかかる場合もあります。それ以外にキリムの勉強で、他の地方や村へ織りなどの見学や体験に行ったり、キリム問屋でものを見たり、村へキリムを見にいったりなどの機会もあるかと思います。その場合、宿泊することになりますので、ホテル代や食費,交通費など実費がかかります。費用は決まった形ではありません。もちろん余裕があるほうができることの可能性が広がります。トルコでの生活費も生活の仕方で差がでますので、選択される内容により最低5、6万円からということになります。http://plaza.rakuten.co.jp/mihri/diary/200509020000/
2006年11月07日
市が主催する市民講座の日本語の生徒たちは現在30名。平日の午前中という時間帯にもかかわらず、熱心に通っている人が多い。土地柄、イスタンブルやカッパドキアのように日本語を使って商売しようとか、って人はいないのはわかっていたけど、最初は何か習ってみようと市民センターに申し込みに来て、たまたま日本語が目に入ったので・・・・という「なんとなく派」が多かった。もしくはロシア語が定員いっぱいで申し込めなかったから・・・とか。だからはっきり言って、市民向けの無料の講座だし、1か月もすれば、来る人もいなくなるかなあ・・・・なんて思っていたりしたのだけど、なんとなんと、なんとなく派の人もかなり熱が入ってきたのか、今のところほぼ脱落者なしで続いている。生徒たちはと言えば、大学生、無職・家事手伝い、元教師、現役教師、軍人、警官などの公務員、ホテル従業員、自営業者などである。この講座は市の主催で文部省管轄下で、修了証もそこから発行されるようで、その修了証をもらうためには128時間のうち、80%以上の出席率と、最終試験で45点以上をとることが課せられている。試験はともかく、出席率は社会人にとっては厳しいものだし、ましてや教える方にもいろいろ厳しい義務がある。会議も頻繁だし、授業方法のセミナーもある。文部省への授業プランの時間帯別の提出もあり、ページ数が多い上、様式が公式なので難しくて、他の教師たちも頭を抱えている。まだ目を通していないけど、私はまずトルコ語の勉強からだな?・・・などと思っている。現在の生徒のうち、全く日本語を知らなかったのに、8日間でひらがなを覚え、格助詞、動詞の現在形、未来形、過去形、超越形を使い分け、文章を組み立てるまでになった人が5,6人はいる。できるようになると楽しくなってくるもので、自分でインターネットで日本語の文章や単語を調べ、勉強してきたり、質問もできるようになってきた。生徒同士でパソコンの日本語の落とし方や、関連ホームページの情報交換をしたり、休んだ人に前回分の授業の内容を説明したり、生徒のやる気はそのまま教える方のやる気にもなる。先日、初回のレベル試験をしてみた。50問で簡単な問題から、後半はかなり高度な問題にしたつもりだった。問いも全てひらがなで、答えもひらがなで書く。10点以上取るように、全部わからなくてもわかる分の単語だけでも書いてね、と激励したものの、名前だけ書いて、教室を出る人もいるかもしれないな、と思っていた。隣の中国語講座でも同じ日に試験をすることにしていて、40分の経過後、私が外に出ると、すでに3人があきらめて休憩していた。日本語講座では、終わった人は提出して休憩していいですよ、と言っていたが、途中で教室を出る人は誰もいなかった。テスト用紙を見ると、間違っているのではあるが、それなりになにかしら書こうとした努力のあとが全員にあり、それには感動した。アドナンが最高点で92点、軍人さんが81点、家事手伝いの20代前半の女の子二人連れがそれぞれ74点と73点、独身キャリアウーマンが66点、ひらがなだけは完璧の無職の10代の男の子と、学生がそれぞれ50点台をとった。中国語の先生に試験の結果を尋ねたら、クラスで最高年齢の60歳の専業主婦の女性がトップだという。普段からもよく勉強して、教えたことは必ず覚えてくる生徒さんだそうだが、試験も91点で1番。なぜか年配の人たちの方が成績優勝で、若い人たちはついてこれていないらしい。それにしてもアンタルヤで日本語を習いに来て、これだけ熱心に勉強する人たちが出てくるとは思いもしなかった。今までもアンタルヤのツアー客が来る、絨毯屋、ホテルなどから日本語を習いたいのだけど、という相談はあったことがある。でもそれはあくまで商売絡みであったり、日本人女性と仲良くなりたいがためであったり・・・・。一般の人たちには、とくにアンタルヤでは日本語の存在はあまりにも遠い。生徒たちも友達や家族に言われるそうだ。「日本語にそんなに熱心になって何をするの? どうせなら就職で役に立つ英語にしたら?」生徒たちは「役に立つとか、立たないとかでなく、語学を学ぶことはその国を知ることになるのだから、無意味なことではない」と言う。それはもちろんうれしいことである。日本語の勉強を通して、日本を知り、興味を持つ生徒も増えてきた。先日などは「飛行機代と滞在費を貯めるから、いつか覚えた日本語を使えるチャンスを作ってほしい」と生徒たちに言われた。安くない研修旅行になるから、生徒たちの夢が叶うかどうかは別として、彼らにとってサムライ、ゲイシャ、ジャキー・チェン、ホンコンがキーワードであった日本が、少しずつでも現実の日本として興味を持ってもらえたことは喜ばしいことである。研修旅行はさておき、彼らの日本語がもう少し上達したあかつきには、メッセンジャーで彼らの日本語会話の勉強につきあってくれる人がいたら、ぜひお願いしたいと思っている。
2006年11月02日
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