絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2004年08月29日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
興奮と時差でなかなか寝付かれなかったと思います。


ということで、眠たいのだけど、なぜか朝早く起きてしまったことでしょう。
朝6時・・・・夜の街カレイチは朝が遅いのです。

お腹もすいたことでしょうが、ペンションのおばさんがやってくるのは8時ごろで、朝食もそれぐらいからです。
やっと8時になって朝食。
ペンションの庭でとります。
メニューはトルコ式。
オリーブ、白チーズ、トマト、きゅうり、バターと蜂蜜。

飲み物はトルコの紅茶、チャイかネスカフェ。

パンとチャイ、コーヒーは御代わりできます。

朝食をとって、部屋に戻ってゆっくりしているところへ、ノックの音が・・・・。
「おはようございまーす!」
ミフリ社長の声です。

まず打ち合わせ。
トルコ滞在でどんなことをやりたいか、何を習いたいか、もちろん事前にメールでやりとりをしていますが、実際にどれだけのことができるのか、スケジュールは・・などを話し合います。
トルコですから、全てが予定通りに進行することは難しいですが、おおまかな予定をたてます。

キリムが織りたい。
村の染色をやりたい。
キリマンを覚えたい。

村の女性と村でキリムを織りたい。
村に滞在しながら絨毯を織りたい。
ただひたすらキリムの知識を仕入れたい。
トルコの絨毯、キリム問屋を回りたい。
・・・・・・なんでもいいのです。

あとは日数によって、できることできないことがありますので、調整します。
またお話して、こちらから滞在計画の提案をさせてもらうこともあります。

基本的には、せっかくトルコまで来たのだから、村や地方の織りや染色の現場を見ていただきたいと思うのです。
時間がない場合はミフリ社長が直接、キリム織り指導をします。店にも織り機がありますので、それで織っていただくことも可能です。

・・・・そんなことをお話します。事前のメールで予定がだいたい決まっている場合は、さっそくそれに従いスケジュールをこなす準備をします。

初日は村へ行き、現場を見ていただき、また店に来ていただき、明日からの予定を決めていきます。

村へはクルマで約1時間。
70世帯300人が住んでいます。
その多くの家庭で絨毯織りをしていましたが、現在はコンスタントに織っている人はなく、娘の嫁入り道具のため、知り合いからオーダーが入ったときなどに織るぐらいです。

今日は実際に絨毯を織っている女性の家を訪問します。
織り機、糸、織り方などを見ていただき、希望があれば縦糸張りの実習を行います。
昼食は家庭で出してくれる素朴な食事。
テーブルではなく、床に布を広げ、その上に丸いお盆をおいて、それを取り囲むようにみなで座ります。
庭でとれたトマト、レタス、自分でつけたオリーブ、自分で焼いたユフカという薄いパン・・・。

お腹いっぱになっても「あれも食え、これも食え」とすすめられます。
トルコでは遠慮は禁物。遠慮すると「おいしくなかった」と思われてしまいます。おいしいと感じたら、遠慮をしないでガツガツ食べてください。喜ばれます。

40000枚の絨毯が日干しのために広げられている「絨毯畑」の見学、ローマ時代から近代まで時代の異なる遺跡が石の道を挟んで点々と続くアンティークロードなどを見に行ってもいいですね。
村のカフェでたむろしているおじさんたちに「メルハバ!」なんて挨拶してみましょう。
驚いた顔をして、一瞬遅れて笑顔で「ようこそ!」と挨拶を返してくれることでしょう。

夕方6時ごろには眠気が・・・・。
日本時間で深夜0時ですので自然なことです。

ホテルに戻って、とりあえず眠ってください。
ではまた明日・・・・。





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Last updated  2004年08月29日 23時29分59秒


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