絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2004年12月30日
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朝8時に夫とアドナンが公証役場へ行き、会計士のメフメットと商工会議所と社会保険関係のお役所へ行き、それが終わったら、社長の私と合流してイルハミの税理士事務所へ。

そこですでに午後2時半。
商工会議所のミスで書類に間違いがあり、またやり直し。
この忙しい時にぃ!

仕事が明日に残ってしまった。
明日は朝7時から商工会議所の番号札を受け取るために列に並ぶ。7時に並べば1桁台。8時に並ぶと50~100番の札。
年末なので仕方がないけど、1時間の差で、その後の作業に影響するから朝は寝坊していられない・・・・って、札とりに並ぶのは私じゃないのだけど・・・。

普段見ないくせに、大晦日の日本の紅白歌合戦が気になる。裏番組も気になる。
やっぱり年越しそばを食べなきゃ、とか。


あとは年を越したら、漁師に魚を頼んで、握り寿司を作ろうとか・・・。
面倒な作業から逃げるための口実作り。

ともかく、会社の変更項目は無事受理され、あとは商工会議所でいくつかのお決まりの手続きと支払いをするだけ。
そのために朝早く並ぶわけ。

今日はとある会計事務所から、ウールのヘレケ絨毯とラディック絨毯それぞれ約6平方メートルの処分の申し出。
どういうことかというと、会計事務所への支払いができない大手絨毯屋が現金の代わりに絨毯をよこしたそうだ。
それを現金化したいとのこと。

キャッシュがあれば、卸しの相場の半額以下で買い叩けるところ。
実際、価格は普通では考えられないほど安い。
絨毯もツアー専門の大手絨毯屋のものなので、状態も質も良い。
ミフリは古いキリム中心に扱うので、こういう普通の高級絨毯(意味不明でしょ?)は、社長の趣味とかけ離れているため、お客さんのリクエストがない限り扱わない。

余分な現金があれば自分の家用に買ったっていい。
余分な現金があれば・・・である。

話は変わって、本日流れたアンタルヤの怪情報。
イルハミの税理士事務所にいるときに、ある女性が電話をかけてきた。イルハミの知り合いらしいかったが話の内容につい聞き耳をたてた。

「アンタルヤで今日、大地震が起きるらしい。某病院が患者を避難させている」


アドナンと
「じゃあ、高台に逃げなきゃねえ」
とふざけたものの、空を見上げれば、ただの雲が地震雲に見えるし、天気も何かの前触れのように思われて、気になって新聞記者のフセインに電話をした。

「フセイン! アンタルヤに地震が起きるって情報ある?」

フセインはこの突拍子もない話に、また私たちがフセインを騙そうとしていると思ったらしく、相手にしてくれない。
でも某病院が患者を避難させているらしい・・・という情報に、「ちょっと確認してから折り返し電話するよ」と。

夕方、私のケイタイがなる。
フセインである。
「アンタルヤに地震が来るぞ! 早く避難しろ!」
「えっ!? 本当なの?」

と一瞬でもどこに逃げようか、真剣に考えてしまった。
もちろん冗談である。
フセインの話では、ある病院が患者を避難させたのは事実。
建物が古く、崩壊の危険があるため。

それを見ていた市民が
「大地震が来るに違いない。だから建物が崩壊するって言っているんだ」と早とちり。その噂が広まって、怪情報になったらしいとのこと。

そういえば、マルマラ地震の直後もアンタルヤに地震が起きるという噂が広まり、夜中に荷物を積み込み高台に避難するクルマの列ができたことがあったっけ。

ってわけで、2004年は今日を含めてあと2日。





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Last updated  2004年12月30日 04時34分01秒
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