絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2005年01月19日
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今年は20日から23日までが、イスラムの宗教行事クルバンバイラム(犠牲祭)である(らしい)。周囲にちゃんと教えてくれる人がいないから正しく知らない。

あとでハムディおじちゃんに確認しておきます。

ムスリマンになったはすだけど似非ムスリマンの夫と、世の中で一番偉いのは自分だと思っている社長の家庭では、宗教的犠牲祭は無関係である。

大昔は(ってたかだか10年前なんだけど)、犠牲祭と無関係の自分に、仲間はずれのような、違和感を持っていたけれど、最近は感じない。

それは犠牲に関する都市の規則が厳しくなり、勝手にそこらで牛や羊やヤギを切ってはいけない、とか、切ってもいい場所を決められたり、お金だけ渡して、貧しい人に肉を分けるように頼んだりか、そうなったらお金もないことだし、やらなくてもいいかな・・・って、言う人が増えてきたからかもしれない。

宗教行事だし、犠牲になる動物を買うお金のない人には強制的ではないし、政教分離のトルコ国民の義務でもないわけ。それぞれの信仰心、心の中にあるもの。

アンタルヤでの話しに限るけど(他の地域は2年間以上続けて住んでいないから知らない)。
以前は多くの家庭や職場でクルバン(犠牲)を捧げていた。それは実際に家の庭や店の前に犠牲になる動物を連れてきてつないでいたり、切ったりしていたものなので、私たちの目に見えるものだった。


とくにカレイチでは見ない。

今年はどうだろう。
周囲でクルバンだ、と騒ぐ人すら少なくなった気がする。
お金を渡して終わりにする人、最初からやる気のない人。
実際はカレイチ周辺では目に見えなくなっただけで、ちゃんとやっている人たちはたくさんいるのだろうけど・・・。
おかげで仲間はずれ意識がほとんどない。

信仰心はないけれど、犠牲祭の休暇は私にもあるわけである
本来はこの期間、旅行に来る県外のトルコ人たちでカレイチはにぎわうので、商売人たちは準備に大忙しである。
が例によって、ミフリは社長の怠けグセのせいで、もちろんお休み。

村の織アトリエ兼別荘(そろそろ名前をつけなくちゃ、と思っている)に行って、近所の人から肉のおすそ分けを待つ、というのでもいいなあ・・・・と思ったのだけど、どうやら昨日の寒波で峠に雪が降ったらしい。

同じ雪で寒いのなら、新聞記者のフセインに取材のために誘われていたアンタルヤのスキー場にでも行くかな・・・・と思ったのだけど、私以外はスキー経験者がいなく、夫もアドナンも消極的。



うーん・・・・ってことは、やはり「寝正月」ならぬ、「寝犠牲祭休暇」か・・・!?


ところで夜、知り合いのご夫婦が日本からツアーで来ていたので、アンタルヤのホテルで会った。
犠牲祭の話になって「お祭りということで町がにぎわうそうですね。だから明日は散歩でもしようと思うのです」と言われた。
日本語ガイドさんが、犠牲祭を日本の「なんとか祭」とか、リオの「カーニバル」みたいなイメージで説明したらしい。
っていうか、ご夫婦はそう思い込んでいた。


ロシア人のスリ集団の話といい、連続でツアーの日本語ガイドさんへの不満になってしまったけど、日本人が思い浮かべる「祭」の一般的なイメージと、犠牲祭の「祭」の意味の違いぐらい考えて説明してもいいと思うけどなあ・・・。







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Last updated  2005年01月20日 05時31分43秒
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