絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

PR

Profile

mihri

mihri

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

2005年04月13日
XML
カテゴリ: 社長の一人言
購入予定の家のカギを売主である不動産屋からもらった。

お金はまだ全額払っていないのに、こういうところは適当である。

で、先日1時間ほどの時間を見つけて、家の点検に行き、何が必要で何が必要でないか、サイズを測ったりした。
ここにコレをおいて、ここに棚を作らせて、ここにこんなカーテンをかけて・・・・・。もちろん絨毯、キリムは190平方メートルの室内に重ねて敷いても敷いてもあまるほど社長個人所有のものがあるから、敷きつめるのも楽しみ・・・なんだけど。

・・・・実は引越しをしている暇がないのである。

実際の引越しは引越し屋に頼むつもりではあるが、それだって、細かいものをまとめるぐらいはしておかないといけないし、エアコン、湯沸かし器、洗濯機、電話などはそれぞれに引越し手配をする必要がある。

・・・・誰だって、新居に越したい。
倉庫にしまいこんでいた、絨毯、キリムの出番を喜びたい。



なんだか家を購入した喜びとか、新居への期待とか、そんなことを考える自分を想像したのに、それどころじゃない。
今月末には、今のカレイチの家を出る予定ではいるが、今のままだと3か月後もここにいそうである。家を買ったことも忘れてしまうかもしれない。

そういえば、村の別荘だって、半年以上経つのに、泊まれたのは片手の指ぐらい・・・!? そろそろ別荘の存在を忘れそうである。
新しくつけた湯沸し器・・・まだ一度も使っていないし・・。
こちらは夏がメインだから、これからなんだ、って自分にいい聞かせながら、庭にとうもろこしの種を植えるはずだったのも、まだ出来ていない。

仕事があることはありがたいことである。
好きでやっていることだから、お金が儲かろうが、損をしようが、働くこと自体には文句を言わない。
怠けモノでいたいけど、私から仕事をとったら何も残らない・・・きっと。

少なくとも、これで世間様とトルコに税金、年金などの支払いをして、家族で3度の飯を食わせてもらっているのだから、走るのをやめるわけにもいかない。

生活を楽しむために働いているトルコ人の友人にしたら、働くのが楽しくて働いている私は、女のくせに実は無理しているのじゃないか・・・って思えるらしい。
でも無理っていうのではない。働きたいから、好きだから、この仕事をしているし、働くことで自分の存在を確認している気がする。


稼げない商売を平気でしていられるし、それに対してストレスも苦痛も感じない・・・。

働いて働いて、家にはただ疲れて戻り、家族が寝ている間に残業もする。
マイホーム主義にもなれないし、なんだか高度成長期の日本のサラリーマン、仕事虫のお父さんみたいだな、って・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005年04月13日 09時48分00秒
[社長の一人言] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: