絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2005年05月21日
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カテゴリ: 意味なしバカ話
彼女は日本人の女を友人として大切に思っていた。

知り合って、仲良くなって、いい人だと・・・。

ある日、日本人の女が靴磨きの青年とつきあっていることを知った。
トルコに住むトルコ人の女性として、相手のことが気になった。
いい人であればいいけど、外国人である日本人の女が、その男に利用されていなければいいけど・・・。

話を聞くと、カレの友人という男が借金で困っていて約30万円を貸したという。
さらにカレ本人の母親が病気になってお金が必要だといわれたので、やはり30万円ほど貸した、と。
両者とも戻ってくる気配はないし、日本人の女は滞在にも事欠く始末。


「どういうつもりで付き合っているの? 結婚するつもりはあるの?」
男はいやらしく笑って言った。
「あの女に興味はないよ。普通の男が結婚を考えるような外見も中身もないだろ?」

そのセリフを聞いて全てを理解した。
「もう二度と近寄らないで」

ところが翌日、日本人の女がものすごい形相で彼女のもとへきた。
「どういうこと!? カレに何を言ったわけ?」

彼女は日本人の女を好きだから、大切だから、彼女のために何かをしたかったこと、彼らの汚さをできる限りの言葉で説明した。
でも最後に返ってきた言葉は
「もしかして、私のカレと何かあったの? それでヤキモチ妬いて壊そうとしているんでしょ」

彼女は思ったそうだ。

男につぎ込んで滞在費まで無くした日本人の女を、家に泊め、食事を食べさせ、自分の少ない給料から日々のお小遣いまで渡していた。
それも友達だと思っていたからやれたこと。

いいことをしてあげれば、あげるほど、それが悪いこととして戻ってきた。
自分の心のなかに悪意が全くなかっただけに、自分がしたことに対する日本人の女の言動はショックであったと。

外国だからわからないことも、不慣れなこともあるだろうと、気にかける。

知らないふりをするしかないよ、かかわるとあなたにも害があるから・・・・。
「でもね、やっぱり黙っていられなかったよ、友達だもの・・・・」





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Last updated  2005年05月22日 09時10分09秒
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