絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2006年01月11日
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我が家には今、動物とか植物とか生命のあるものは人間以外ない。

嫌いかというとその逆で、大好きである。
でも大好きだからこそ、面倒が見れない現在の生活では飼わない(買わない)ことにしている。

私の親も動物好きで、とくに犬は私が生まれる前からついこの間までかならず家にいた。途中で自分から姿を消した犬もいたけど、ほとんどは最後を看取る形で終わった。

私も動物のいない生活は今が初めてである。
トルコに来てからも、シェパートの子犬を飼い、それが7か月目ぐらいのときに動物泥棒に盗まれ、そのショックから立ち直れないでいるときに野良犬を拾い、それを店で飼い、日本人の友人が日本から連れてきた小型犬を置いていったので、それを預かり、ワン猫の子猫を育て、婿を2匹もらい、子猫が2匹生まれ・・・・・。

一番多いときは犬が2匹、猫が4匹いた。
猫は母猫と子猫2匹は家で飼っていたので、家と店の往復をクルマに3匹乗せて連れてあるいた。
母猫は肩に乗る猫で、どこに行くにも肩に乗って着いてきた。



私の子供にも動物を日常的に愛でる気持ちを持ってもらいたかったから、動物との生活を続けたかった。

動物のために帰国もできるだけ控えたし、外出も動物たちを連れていける範囲でしかしなかった。

でも日本での仕事が増えるごとに、人に預けて帰国したが、それも期間が長くなったり、回数が増えることで無理がでてきた。
最後は動物のことを考えて、大切にしてくれる人に、時期をズラしながら、里子に出した。犬の1匹はとても頭のいい犬で、それを察してか自分で姿を消した。探しても見つからないままである。
最後にワン猫のメスが1匹残ったが、彼女も泣く泣く人手に渡した。

それが3年前ぐらいのこと。
私には動物たちとのそれぞれの別れは今でもつらい思い出だし、その瞬間を思い出しただけで、涙が出てしまう。

そのときに、動物たちを結果的、捨てた自分が嫌だったし、動物も植物も最後まで面倒見れないのだから、二度と飼わないと決めた。

それからどんなに欲しくても、動物を飼わないし、植物も切花以外は家に入れたことがない。家の中がさっぷうけいで、観葉植物でも置こうと思ったりするけど、われに返ってやめる。

猫にボロボロにされたソファーもそのまま。
また動物を飼えば、ボロボロにされるから、このままでいいや・・・・って、決心と実際頭を過ぎる考えは別もの。


昔の写真を見ているとき、犬や猫と一緒にいる赤ん坊の自分を見つけてのこと。

無責任に動物を飼えないこと。動物たちを連れていけないので、その分、日本に行く回数や期間が短くなること。
飼えない理由を説明してみるけど、実は私も犬を飼いたい気持ちが限界にきているので、子供に言われると「そうだよね。日本にいかなきゃいいんだよね」と思ってしまう。

やばいやばい・・・。

・・・というか、店の階下のチャイ屋に、置き去りにされた犬がいる。

飼い主がいなくなり、面倒みる余裕のない妻に代わって、飼い主が働いていたチャイ屋に預けられているのだが、ドアが開くたびに飼い主じゃないことにがっかりしているのがよくわかる。
大型のねずみぐらいの小型犬。

預かってくれる人を探しているんだよね・・・・・。





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Last updated  2006年01月11日 23時53分38秒
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