絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2006年01月26日
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カテゴリ: 絨毯屋の仕事
クルマを所持していて、毎年2回、とても嫌な日がある。

納税することは別に義務だから、構わないのだけど、長い列に何時間も立ったまま並ぶ苦痛と言ったら・・・・。

1月と7月の2回。車検証を持って銀行へ行く。
今は違うんだけど、2、3年前までは Z銀行のしかも特定の支店でしか受け付けてくれなかった。
期間が決まっているので、そのいずれかの日に朝から銀行の列に並ぶ。2、3時間立ったまま待たされるのである。
しかも1月と7月であるから、アンタルヤの場合、クソ寒いかクソ暑いかどちらかである。

最初は頑張って並んでいたけど、あまりにも大変なので、クルマを持っている誰かについでに頼むことを覚えた。
そうこうしているうちに、他の支店でも支払えるようになり、最近ではたいていの銀行で支払いができるから、以前のような列を待つことはなくなった。


金額は昨年5月に新車で購入したプジョー・パートナーで26000YTL(約237万円)に対して年間486 YTL(44200円)の支払い。2回に分けるからその半分を今回支払えばいい。

さっそくアドナンに、彼の家のクルマとペリンのクルマのついでに近所の銀行に支払いに行ってもらった。ここならたいした待ち時間もなく支払いができる。
ところが問題が発生。支払いができなかったのである。

なんと弊社のクルマの登録ナンバーから検索すると、名義は弊社名なのに、n納税者の氏名が全く知らない人になっているという。
このまま支払いをしてしまうと、その人が納税したことになり、弊社には税金未納の通知が来るだけ・・・・という、わけのわからないことになっていた。

知り合いの交通課の人にアナウンスでナンバーの問い合わせをしてもらったら、返事は銀行の人が言ったのと同じで、警察としては問題ないけど、納税で問題がでるだろうと言われ、プジョーに連絡する。

そこからがトルコらしいんだけと、普通だったらプジョーで買ったんだから「お調べしてご連絡します」とか「こちらで処理いたします」とか言うよね。
でも言われたのが「私たちができることは何もないわ。代行業の人の電話番号教えるから、そちらに聞いてみて」。

代行業の人に電話すると「やってやるから、税務署まで来い」。

私はプジョーに文句言いにいくつもりだったけど、文句言っても時間の無駄と、自分の気分が悪くなるだけなので、自分たちでやることにして、まず税務署に行った。

待たされた結果、警察に行って、クルマの登録の書類を持ってこいと言われた。そこで遠く離れた警察までいき、またまた待たされて、それに交通課で印を押してもらい、税務署に戻った。

この数時間の手間はなんだったんだ。
ここまで来たついでだから、税務署に直接支払おうと思ったけど、すごい列であった。300人以上は並んでおり、列は外までつながっている。

で、銀行に再び支払いに行った。
ところが状況は変わっていなく、納税者は他の人。
このナンバー、以前他の人が使用していたものの再利用で、税務署以外で検索すると、その人の名前が出てきてしまうようである。


プジョーのせいで、私は今年は一番大変は税務署の列に並ばなきゃいけなくなったわけである。
やっぱり一言でも文句を言いにいくべきだった、と思ったけど、それも時間の無駄。

というわけで、明日は通関の仕事はアドナンに任せて、私は税務署で順番待ちで1日を過ごすということである。
今から憂鬱。
ホテルのフィットネスにもいけないから、その分だと思うことにするか・・・・。


こうしてトルコ生活で、戦うことよりも、あきらめることを覚えていくのであった・・・・。






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Last updated  2006年01月27日 00時07分38秒
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