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日本から取材スタッフが来たので、久し振りにカレイチへ出向いた。指定のレストラン2軒とホテル1軒を訪ねた。レストランは2軒とも知っているところであったが、ホテルは2年前にオープンしたところで、以前に友人夫妻が泊まったので、入口まで送っていったことがあったらが、中に入ったのは初めてである。ホテルができる前の廃墟の様子はよく知っていたから、その変わりように驚いた。20部屋のデザインホテルとして生まれ変わっていた。オーナーはイスタンブルから来た男性で、自ら案内役を買ってでてくれた。部屋などを見せてもらったが、一番興味を引いたのは裏口の壁のモチーフ。絵的にも歴史的にもこれはすごい! というものではないが、素朴で愛らしいモチーフと、それが残されたことに意味がある。同じ日に、偶然にも某ガイドブックの取材も来た。閉鎖したホテルがあり、その代替えが必要であるという。今年カレイチにオープンしたばかりのペンションを紹介した。日本人女将、turkuvazさんのビッラ・ベルディである。トルコ人スタッフや周囲のトルコ人相手に苦労している姿は、他人ごとではないので、密かにエールを送っている。・・・・・というわけで、今日はカレイチのホテルと縁のあった一日。
2009年09月29日
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淡い黄色のヤズマと紫のオヤの組み合わせが、とても素敵である。しかも・・・・・・。ヤズマは極薄のキャートヤズマ。ハンドプリントもの。オヤの紫は濃淡の2色。そこにお守りとして杏色のオヤが混ざっている。トルコ人との色の感覚には、たいがい悩まされる。が、これは私好み。で、最も魅かれるのは、イーネオヤの細かさ、繊細さ、丁寧さ。お花のモチーフ自体はすごく珍しいものじゃないのだけど、テクニック的にも上級で、使用している素材もとてもよいもの。キャートヤズマに分厚いオヤじゃ、似合わないもんね。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月26日
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身長6cm。B、W、Hともに2mmと極細。色気はないけれど、じっくり見ると千差万別で結構おもしろいのである。エシュケルのイーネオヤ。茎に針金が入っていて、高さ6cm。茎部分は葉があるもの、葉がないもの、それぞれ。色も違う色を使ったり。お花の形も違うものが入っていたり。シルク糸使用。1930-40年代。お問い合わせはHPをご覧いただくか、直接ミフリ社長まで。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月25日
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今週末で断食月が終わる。断食月が終わると、断食を祝う祭日がある。その祭日をラマザン・バイラムと正式には言うが、甘いものを食べてお祝いするところから「シェケル・バイラム」ともいう。シェケルとは砂糖の意味で、砂糖だけの意味ではなく、キャンディーなども指す。というわけで、バイラムを前に、各家庭ではお客さんや近所の子供たちに振舞うキャンディーやチョコレートを買い込むわけである。で、ミフリも今年はシェケルジ(キャンディー屋さん)に早変わり。70kgのキャンディーとチョコレートを、地元の青空市ということもあって気弱なミフリ・スタッフは市価の半額ぐらいで売っていた。おかげさまでほぼ完売。でも儲けはなし・・・・・。価格設定が安過ぎたせいもあるけど、貧しい人からはお金をとらず、通りがかる子供やお年寄りには無料で配り、息子が兵役に言っていると・・・・嘆く女性には同情して自腹を切ってチョコレートを渡し・・・・。これは、販売でなく配布だなあ・・・・と思いつつ、まあバイラム前にシェケル1つ(・・・じゃないけれど)で渡す方も受け取る方も幸せな気持ちになれるなら、それもいいかな・・・・と。
2009年09月17日
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長かった夏休みがやっと終わる。子供の学校の夏休みの話である。6月上旬からだから約3か月。我が家は自営だから、子供を仕事場に連れていくことも可能だけど、両親が働いている家庭はいったいどうしているのだろう・・・・といつも思う。こういうときに祖父母の存在とか、同居家族がいるといいのだろうなと思ったりするのだけど、まあ、それは実際にいないから言えることで・・・・・。初日の明日は、親が学校まで送り届けて、送迎バスで帰ってくる。本格的な授業は来週からのようである。これからは寝坊もできないし、早寝早起き、早出勤早帰宅を目指そう。とりあえず仕事は忙しい。先週終わる予定の本の仕事はあと数日はかかりそうである。今週は地元の青空市に食料品で出店する予定。全く、いったい何屋かわからないけど、仕事があるだけいいじゃない・・・って感謝。
2009年09月13日
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イーネオヤのパラケセにはたくさんのお問い合わせをいただき、ありがとうございました。おかげさまで新しい持ち主様を見つけることができました。さて、「パラケセ」の続きとして「ケセ」を紹介。袋、ポシェットとでも訳しましょうか・・・・・。金属糸での総刺繍。裏も表も刺繍でびっしりである。端は金属糸でのレース編み。だから重い・・・・。トルコの結婚式では、お祝いとして金貨や紙幣を花婿と花嫁の胸につける習慣がある。そのお祝いの金貨などは、花嫁が持つ小さなケセ(ポシェット)にしまう。このケセも同じ目的のものだと想像される。ただし、こんな素晴らしいケセを用意できるお家だから、よほどお金持ちだったに違いない。モチーフに、月星とトゥーラ(装飾文字)。オスマン帝国時代のイスタンブルのもの。1910年代。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月12日
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イーネオヤというと、オリジナルものではスカーフの縁飾りのイメージが強いが、実はエーゲ海地方のある地区で、白いシャツの袖や襟のかがりであり、装飾として始まったと言われている。それ以外にイーネオヤとして有名なのが「パラケセ」である。パラケセはトルコ語でお財布。つまりオスマン時代の貴重品入れである。このシリーズとして四角のタバコ箱入れ、円型の懐中時計入れがある。パラケセもかぎ針のもの(トゥーオヤ)と、ぬい針のもの(イーネオヤ)とあるが、もちろんイーネオヤの方が数量が少ない。主に婚礼のときの持参品として作られた。画像のものは1900年代のパラケセとタバコ箱入れである。イーネオヤで作られている。素材は100%シルク糸。繊細である。表側に同じシルク糸で作ったイーネオヤのモチーフが装飾してある。花瓶または鉢植えの花のモチーフである。シルク糸の艶々感が指先に伝わる。最近、お土産物として売っているパラケセ・セットと混同しないでほしい。博物館クラスの逸品。ミフリ社長の手元にある販売できるパラケセとしては最古で上質。お問い合わせはミフリ社長まで。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月10日
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オヤもとても素敵であるが、ヤズマにホレました。ヤズマはプリントのスカーフである。最近のものは工場生産のプリントものであるが、昔は型押しのハンドプリントものがあった。年代的な目安は50年ぐらい前。そのころを境にハンドプリントがなくなったと思って間違いない。ハンドプリントでも多量に生産されたもの、ごく少数しか出なかったもの。さらにキャートヤズマと呼ばれる、極薄のヤズマとなるとさらに古く、数量も少ない。なかには綿ガーゼタイプなのに、シルク混糸の滑らかで光沢のあるヤズマもある。こういうものになると、オヤも特別であるが、ヤズマだけでも十分価値を持つ。ミフリ社長もヤズマは重視。ヤズマの魅力もオヤの魅力のプラス評価になる。と前置きが長くなったが、このイーネオヤスカーフもヤズマがすばらしい。大量生産でないハンドプリントのモチーフ、染めの色といい、とても雰囲気がある。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月09日
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今、断食月の真っ最中である。ミフリ社長は断食しているわけじゃないんだけど、イフタルに呼ばれることがある。イフタルはその日の断食が終わり、食事をとったり、水を飲んだりできる時間である。夏なので最初のころは20時近かった。2週間経って、今は19時30分ごろである。日曜日にお友達がイフタルに呼んでくれた。お手製ゴマドレッシングのサラダ、バンバンジー、チリソースとオイスターソース。手作りパン。カリフラワーとタイ風(魚の)さつまあげ。(食べかけで失礼)ピーチ入りヨーグルトプリン。バクラワ。食べるのに夢中になって、写真を撮り忘れてしまったけど、スリランカ風カレーもあった。ごちそうさま~。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月07日
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スーパー骨董イーネオヤに息がつまりかけているので(ミフリ社長が・・・・)、またまたちょっと休憩。中央アナトリアのある地域の独特なイーネオヤを紹介しよう。それぞれにモチーフ名がある。双子のバラとか、魚の骨とか、アタチュルクの花とか、糸車とか、箒とか、アーモンドとか、他の地方であまり聞かないものもある。そして画像を見るとわかると思うけど、この地方の特徴がお花とお花の間のモチーフ。糸を長くとったものを繰り返している。実はスカーフも、柄だけで他の地方とわけられるぐらい独特である。この写真はこの地域から50kmぐらい離れた山間の町の女性たちのショール。イーネオヤもほとんど同じものを作っていた。この柄も地方独特である。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月06日
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ピンクのお花。これがまた芸が細かいのである。花びらは先が2つに割れたハート型。それが4弁。花糸も花粉部分もある。しかもいっさい芯なしで、シルク糸だけでの技である。お花は画像から想像するより大きい。葉部分が緑なんだけど、うっかりすると目につく緑が、時代を経て落ち着いたいい色味になっている。濃い緑色と黄色がかった緑と微妙なグラディエーションが見事である。わざと糸の色を変えているのであるが、キリムでもアブラジュといって色を微妙に変えることで、おもしろい効果を作っていたりする。このオヤもそうだけど、画像では実物のよさを伝えきれない。写真の腕がないわけだけど、どれも実物の方がずうーっとよいのである。世間では写真でのイメージだけよくて実物がそれほど・・・という例の方が多いから、それよりはマシ・・・・と思って見てください。実物を見てもらえないのが本当に残念であるが、それは手に入れた人だけの特権・・・ということで・・・・。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月04日
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もう1点、アイドゥンのイーネオヤを。お花の形に注目してほしい。がくのついた大きなお花が中央に。その両サイドに小さなお花がついている。黒い糸で編んでいるがくも長くて、お花全体にボリュームがある。このイーネオヤ。年代的には相当古い。19世紀のものと思って間違いない。ただしクレープはのちに付け替えているものなので、オヤほどは古くないけど、そうやって布部分が古くなったら付け替えて使っていたのだな、というのが、そのおうちの歴史を感じさせられて、おもしろい。アンティークイーネオヤに関してお問い合わせたくさんいただいています。ありがとうございます。一番心配されている価格は、お尋ねがあった場合はお答えしていますが、なかなか聞きづらいことかと思います。そこで近日中に「アイドゥン骨董イーネオヤ」としてHPに掲載しますので、詳細はそちらでご覧ください。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月03日
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ミフリ社長のイーネオヤ歴は1996年以降からだから、なんのかんのと13年間。最初のころはこんなブームは全くといっていいほどなかったから、今では品薄・・・・・というか見ることができない貴重なアンティークものを、それこそチュワル(穀物袋)1袋でいくら、という感じで村人から買っていた。そのころ手に入ったのが、イーネオヤの本場(と勝手に私が言っている)アイドゥンの古いものである。極細のシルク糸でシンプルだけど、味のある、観ていて飽きない、立体のお花がついたものである。当時はそれほどイーネオヤに興味がなかったから、大安売りして終わっていたのであるが、その中からきれいだなと思うものを自分用に分けていた。それが今ではミフリ社長個人コレクションの一部になっていたりする。ここ10年ぐらいはマルマラものはたくさん集められたが、最初のころのようなアイドゥンものの本当に古いものはほとんど見ることがなくなった。私の中ではイーネオヤと言えば、マルマラ海沿岸で栄えたが、もともとはエーゲ海地方のシャツの襟や袖口の装飾として始まったものと理解しているので、アイドゥンのイーネオヤというのが基本中の基本だと思っている。歴史的な理由もあるが、花の形が立体でかつ、シンプルだけど、丁寧なつくりで、上品なのである。オヤに風格というか品があるのである。しかも手に入りにくい・・・・・・。もちろんアイドゥン近郊の村々で探したって、今さら見つかるものじゃないんだけど、稀にこれらと出会うと身が震えるほど感動する。ミフリ社長コレクションの中から、アイドゥンのイーネオヤをいくつか。画像を見せたからには、売るつもりがあるものである。お問い合わせはミフリ社長まで・・・・・。4枚目はカーネーションと呼ばれているものである。これも本物はなかなかお目にかかれないもののひとつである。はあ~っ。溜息前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月02日
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アイドゥンのイーネオヤ。筒状の細長い距の上に小さな5枚花弁。花弁は同系色で何気に縁取りがしてあるところが芸が細かい。距はエラのようになっていてがあって3面からなる。暗く過ぎもなく明る過ぎもしない紫で統一され、スカーフの縁の緑と黄色も合っていてきれいである。前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年09月01日
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