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日本の年の瀬を思い、大晦日の「紅白歌合戦」とか「ゆく年くる年」とか、日本にいたころは観もしなかったくせに、妙に懐かしく感じる今日このごろ。今年は日本人のお友達もほとんどが帰国してしまったので、イベントなしで過ごすことになりそうなんだけど、そうなると年末年始はテレビを観ながらクリでも焼くか・・・・・になる。テレビで思い出したけど、イズニックで「テレビ」モチーフのイーネオヤというのを見た。面白いのが、これの作り手は80歳代のおばあちゃんで、本人は「テレビ・オヤ」だと主張するのだけど、その隣で娘が「お母さん、違うでしょ、これは○○オヤよ」と別のことを言う。伝統的な名称としては娘の方が正解かな? とは思うのだけど・・・・。私がそれをメモっていると、おばあちゃん、そばに寄ってきて、小声で「娘はああ言うけど、私はテレビだと思って作ったんだからテレビ・オヤなんだよ」昔のテレビの画面が点いたり消えたり(?)するとき、こんな感じだったかもね・・・・・って思って、納得。よく見ると室内アンテナもついていることだし・・・・。・・・・というわけで、今年は珍しくイベントなしで、家で仕事しながらおとなしくしています。みなさま、よいお年をお過ごしください~。追記:弊社のHPトルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェでオズカルルのナイロンのオヤ糸と、ウール100%キリム糸の横糸と経糸の半額セールを開催中です。在庫処分のための赤字販売です。オヤ糸は1本50円になります。キリム糸は1kg約1500円のご奉仕です。ご覧いただければ幸いです。にほんブログ村
2010年12月30日
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コンヤのイーネオヤを探していたら、すごく身近にコンヤ出身の30代の女性で自分でイーネオヤを作る人を見つけた。50代の母親も現役でイーネオヤを作っているという。さっそくお家まで押し掛けて、見せてもらうことに。コンヤからアンタルヤに移住してきたクルド人の家族。お母さん。お母さんの作ったイーネオヤスカーフを被る孫娘。そして、コンヤのお花モチーフ以外のヘンテコなオヤをたくさん見られて、大満足のミフリ社長・・・。コンヤと言えばお約束の「墓石」モチーフももちろんあった。ただしメキッキのだけど・・・・・。にほんブログ村
2010年12月22日
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ふわふわのシフォン生地に、重たいボンジュクオヤの組み合わせ。50代の女性のお嫁入りの際の持参品である。ボンジュクオヤと言えば、白い(あっても薄いピンク色)ガーゼ布に施すものであるが、色とりどりのシフォン布とは目新しい。シフォン布が薄く柔らかすぎる上にボンジュクの重みで、扱いにくい。頭に巻くには少しも適していない。なのに、どうして・・・・?当時、嫁入り持参品を用意するにあたり、手芸屋さんでこの色とりどりのシフォン布を見つけたそう。アダナではこれでオヤを作るのがブームでもあった。「もともと持参品は嫁ぎ先で人にあげたり、見せるためのものだから、実用的でなくても構わなかったし、見た目にきれいだったから・・・・」とは、オヤの作り主で持ち主の女性。こんなのがオヤケース2つ分あって、1ケース分は結婚した時にみんなにあげてしまったので、1ケース分しか残っていないと見せてくれたが、その1ケースも惜しげもなく、その場にいた私たちや親戚の女性に配って終わり。オヤはこんな風に作り手の手を離れるのである。にほんブログ村
2010年12月19日
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1960年代から1970年代に作られたボンジュクオヤ(ビーズオヤ)。現在、年配の女性のサンドゥックから出る古いオヤと言えば、これらボンジュクオヤがほとんどである。ボンジュクオヤにも、それぞれ名称がある。トルコ各地で作られていたため、一部例外もあるが、モチーフとしては似ているものが多く、ただ名称については様々である。その違いも地域色があって面白い。以下はいずれもバルケシールのものである。(裏から撮影しているものがいくつかりますが・・・)ボンジュクオヤは編み方から、スカーフに直接取り付けるのではなく、別に作ってあとで縫い付けるタイプが主流である。白のガーゼにつけるのが通常であるが、アダナなどでは当時流行りの様々な色のシフォンに、大きなボンジュクを取り付けているものがある。それは次回に・・・・。にほんブログ村
2010年12月19日
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私が「イカ」と呼んでいるケペネッキ。寒い地方で羊飼いが防寒対策として着用するフェルト製のマントである。遊牧民を撮影した古い写真などでも見かけるが、極寒の地ではまだまだ実用品として羊飼いたちに重宝されている。このケペネッキの作り方が、普通に想像されるのと全く違うのである。身体を入れる部分が、間にビニールなどを入れて袋状に作り、最後に首と前をカットするのかと、大概の人が思うだろう。違うのである。着用した姿はこんな感じ・・・・・。・・・・・「イカ」です。資料として持っていましたが、手放します。重量約6kg。最大長176cm×幅98cm。興味がある方はHPから、またはこちらのメッセージでミフリ社長に連絡ください。にほんブログ村
2010年12月16日
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フェルトの敷物が1点。クローバーモチーフ。フェルト工房で、昔と同じやり方で手作業で作られた。デザインだけ現代風にアレンジ。海外からのオーダー商品で納品後の余分。だからこのサイズでは1点もの。羊毛100%でこれだけの大きさ。足元にあるだけでホカホカです。サイズは162×76cm。重さ約3kg。新品、未使用品。興味のある方は弊社のHPから、またはメッセージからミフリ社長までご連絡ください。にほんブログ村
2010年12月15日
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ナウルハンと言えば、「洗えるシルク」がウリの人絹糸で作るアクセサリーが知られている。その影に隠れて存在が薄いが、この地方の伝統的なイーネオヤもある。(正確にはイーネとトゥーの合体作品である)毎年民家にイーネオヤを探しに行っているが、今回は2008年に見たものをいくつか・・・・。ここのイーネオヤはモチーフが明確で、名称がはっきりしているので、とてもわかりやすい。嫁入りのチェイズに入れるものも、その名称やイメージから選ばれるそうである。(続く)にほんブログ村
2010年12月14日
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マナゥガットからコンヤへ向かう山間の道で、2頭のロバと2頭の子ロバ、合計4頭のロバを連れた女性とすれ違った。子ロバがあまりにも可愛らしかったので、あわててクルマを止めて、引き返した。マナゥガットにある某村まで戻る途中だと言う。「写真を撮らせて!」と頼むと、「撮れ、撮れ」とポーズをとってくれた。ロバの鞍もフェルトで、ビニール製のチュワルにもフェルトの敷物が入っていた。女性の頭には、娘時代に作ったという小ぶりのボンジュクオヤ。少なくとも10km近い道のりを、ロバと歩いて村まで戻る。トルコの女性は働きもので逞しいのである。(続く)にほんブログ村
2010年12月12日
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黒海地方と言えば「トウモロコシ」。トウモロコシの粉を挽いて、トウモロコシパンを作る。カタクチイワシには小麦粉じゃなくて、トウモロコシの粉をまぶす・・・・。トウモロコシなどの農作物を保管する穀物倉。ネズミに食べられてはいけない・・・ということで、ネズミ避けの工夫がされている。上の倉は円盤で、下の2例は2階を出っ張らせることで、それぞれネズミから大切なトウモロコシを守るのである。(続く)にほんブログ村
2010年12月09日
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またまた時間と場所が前後してしまうけど、トラブゾンの谷間で立ち寄った集落。全体的に木造家屋の割合が高いなあと急きょ寄り道。斜面の集落なので、谷側の1階にも入口があるけど、この写真のように山側になる2階にも入口がある。こちらも2階の出入り口だけど、ミフラップ型。そういえば、ウズンギョルの木造家屋の内部にもこんな入口があったっけ。集落にあるモスク。シンプルな木造。入口の部分はこんな感じ。そして内部は小さいながらそれなりに見ごたえがあった。歴史的な逸話のあるモスクらしいが、内容は忘れた・・・・・。(続く)にほんブログ村
2010年12月08日
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ギュムシュハネと言えば、古い街並みと古い家屋、そして古い木製の調度品が出る地として、知られていた場所であった(過去形)。ギュムシュハネの新市街。そして旧ギュムシュハネの集落。過去、イスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒が一緒に暮らしていたという。現在、僅か15軒のみに住人が残る。旧ギュムシュハネの古い家屋を見て回っているとき、イーネオヤを作る女性にあった。別の地域からここにお嫁に来た。出身の村ではほとんどの女性がイーネオヤをやっていたと言う。自分のため、たまに友人、知人に頼まれて作ることもあるらしい。(続く)にほんブログ村
2010年12月07日
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トラブゾンの谷間の山の斜面にある家屋。黒に塗った組木と白壁の組み合わせ。遠くから見ているだけじゃつまらないので、家々を訪ねて歩いた。壁のアップがこちら。(続く)にほんブログ村
2010年12月05日
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トラブゾンまで行ったので、せっかくだからと、ウズンギョルのホテルで泊まった。ウズンギョルは湖畔のモスクとセットで写真などでその景観が有名。湖畔にはバンガローを併設したホテルがたくさんある。ホテルは新しい木造で、それなりにきれいなんだけど、私の興味は、その周辺にまだ何軒か残っていた古い木造家屋である。外観を撮影していて、こりゃ中を見せてもらいたいなあ・・・・と思って、声をかけたら。こちらが何か言う前に家の中に誘ってくれた。ベランダには床屋セット。この家の主であるおじさんが床屋さんで、もう身体がしんどいので、店にいかず、お客さんに家に来てもらうためだそう。家の中の造りもおもしろく、ドアの金具なども手作り金具で扉も重厚。ごちゃごちゃと古いものもあり、キッチンも雰囲気あって可愛らしい。黒海名物のヘイゼルナッツとチャイをごちそうになった。もちろん、最後はおじさんとおばさんと記念撮影。あれっ・・・イーネオヤを訪ねる旅がいつの間にか古い木造家屋を訪ねる旅に・・・?って実際、出張のテーマとは無関係だったけど、ウズンギョルからオフまで各集落で時間が許す限り、建て替えられた新しい家々の間でひっそり息している地域ごとの伝統的な古い家を訪ねて歩いたんだけど・・・。(続く)にほんブログ村
2010年12月03日
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旅の報告としては日時が前後してしまうのだけど。オヤを探して到達した地のひとつ、トラブゾンのチャイカラ。谷間の小さな町なんだけど、そこからさらに山の斜面の細い道を登ること1時間。平地がなく、山の斜面に集落ができている。道もクルマ1台がやっとで、しかも切り返しが一度でできないような急斜面の連続。クルマで登っていったけど、場所によっては上の家に行くのに、人の歩く道しかないところもあり、(若いつもりでどんどこ登り途中から)息切らしまくりであった。しかも、高所恐怖症のミフリ社長は家の窓から下をのぞいただけで、頭がぐるぐる回る。家も斜面に建っているので、谷側は柱で支えられているけど、崩れやしないかと心配になる造り。斜面にあるのは家だけじゃなくて、畑も作られていて、村民は一歩踏み外せば下まで転がり落ちそうな斜面で農作業をしていた。写真はトラブゾン独特の柄の布で、本来はコットンの手織り。女性たちが首にかけたり、ショールのように使う。古い木造の地域独特の建物もまだ残っていたので、写真をいっぱいとった。不便でも何でも古い家はおもしろい。でもこれらの古い家も、建て替えが進んで、あと何年かしたら見られなくなるのだろうな・・・と思う。(続く)にほんブログ村
2010年12月01日
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