続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

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2010年09月24日
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カテゴリ: 出張裏話表話
仕事上でも個人的にもお世話になっているエシメ村の女性たち。

かつては自分たちで毛を刈り、紡ぎ、染色をし、エシメ独特のキリムを織っていたが、近年はもっぱらその技術を活かして、絨毯屋からのオーダーキリムを織っている。


糸紡ぎも染色も、村ではある時期から途絶えてしまったので、今の若い世代は全く知らない。
現在は絨毯屋が用意したウール糸を用いて、写真や現物からキリムを再現していく。


DSC_0226 [640x480].JPG




エシメ村は緩やかな山を進んで進んでやっとたどり着く。
村というよりは10軒前後の集落が点在するだけ。

道も途中までで、そこからは何もないところをクルマで強引に進むか、徒歩になる。

集落のたいていの家に木製の機があり、大きなもの、たとえば幅3m超のものが作れるように家の柱をそのまま利用した機もある。





エシメのキリムは大きなものは、この村で作られるのが通常である。



町中では1年を通して織らせることができるが、村では農閑期の冬場中心になる。
たばこ栽培が盛んなこの地では夏場は畑作業で忙しく、たばこ栽培に比べてお金にならないキリムを織っている余裕はない。



大きなキリムのオーダーがあり、本来なら村に作らせるところであるが、今の時期、多くが農作業に出ていて織り手がいないため、町中の女性たちに作らせることになる。

大きなキリムを織ることがない町中では、大きな機もないので、こちらで用意をし、経糸も張ってから渡す。
当然、こんな大きな機、家のなかに入らないので、外に置く。



DSCN6666 [640x480].JPG




(続く)





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最終更新日  2010年09月28日 05時12分02秒
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