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2010年09月26日
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カテゴリ: 出張裏話表話
こちらはエーゲ海に近い手織り布で有名な町。
古くはシルク糸の製糸工場・工房と、織りの工房があったらしい。
地域独特のスタイルをとった、男性用、女性用の手織りシルクスカーフやショール、民俗衣装の下に着るシルク、またはシルク・コットン混の生地などが織られ、襟や袖口にイーネオヤがついたシャツが骨董品としてかろうじて見ることができる。


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ただ、この地ではすでに過去のものとなっているものたちへの地元の人たちの評価は高すぎて(つまり自分たちの母、祖母など、強いては地元のもので、思い入れが強すぎる場合)、手に入れられるような価格ではないのが残念である。





何年か前も訪れたことがあるが、今回、ちょっとしゃれた雰囲気で、センスの良いお店が新しく開いていた。
まだ若い青年であるオーナーが語るには、祖母がこの地でシルク糸を紡ぎ、祖父が水平機で織りをしていたという。
父親も幼いころから織り一筋で来た人らしい。


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今でも自宅で織る人たちがいるので(ほとんどが年配の男性らしい・・・・)、下請けに出してシルク糸、コットン糸、ウールなどで手織り布を生産している。
見た目には予想外のちょっと変わった動物の毛の糸でおもしろいものも織っていた。(ヒントはキリムの糸にも極稀だけど混ぜることがある動物の毛・・・・・)



シンプルで地味だけど質の良いシルク混のスカーフ風の染めなしの手織り布など、手触りも風合いもよく、興味をそそられた。
ただシンプル過ぎて、素材の良さや本物の織りをわかる人以外には難しいかなあ・・・・とは思う。



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またオスマン時代からの古い家屋や建築物が残る町で、町探索だけでも楽しいところである。
(感動のあまり、写真を撮るのをすっかり忘れていた・・・・・)



そしてシルク糸を生産していたところには、やはり伝統としてのイーネオヤがあるのであった・・・・・。





(続く)




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最終更新日  2010年09月27日 03時44分39秒
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