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さて先ほど1年間の総括をしたところなのですが、まだお出かけまでに少し時間があるので日記をもう1本書いておきます。これが本当に年内最後の日記になるので、たまにはちょっと真面目な話を。
さて優待株投資と言うと、2809キユーピーや2811カゴメなどのメジャー銘柄から優待品を戴いて、それで普段の生活に少し潤いが出て嬉しかったり、もう少しハマると信用取引を組み合わせていわゆる「優待タダ取り」に乗り出して、たくさんの優待品を比較的小額の資金で手に入れて大きな満足感を得たり、という方が多いと思います。そしてその満足感と言うのは脳がスパークするほどに素晴らしいものなので、十分に充足し満ち足りている方もたくさんいらっしゃいます。もちろんそれはそれでとっても良いことです。
ただ、「優待こんなにゲットしたよ。イエイ ♪ 」 で留まると言うのは、実はあまりにも「勿体無い」ことでもあるのです。何故なら「優待バリュー株投資」というのは、もっと大きな可能性を秘めた、優位性の高い投資法だからです。今日はその理由を簡単にご説明申し上げましょう。
優待バリュー株投資の優位性、それを一言でいえば、
「ローリスク・ミドルリターンで、本質的に有利な投資法である。」
ということになると思います。その具体例を提示しましょう。
例えば最近の事例で言うと、2013年に私は新興エアラインの9206スターフライヤーを超主力に据えて大勝負をかけたことがありました。ところが私の想定以上に一気に円安と原油高が進行し、スターフライヤーの業績は回復するどころか逆に悲惨なものとなりました。私は負けを認め敗走し●百万円の損失を出して泣きながら撤退したのですが、実際のスターフライヤーの下落率というのはその業績の酷さから見ると全くたいしたことはありませんでした。100株保有で年に6枚貰える優待券、その総合利回りの高さが株価を担保し、エアバッグとして緊急作動して私を守ってくれたのです。そのため私は負けたとは言ってもそれが致命傷となることはありませんでした。
2014年でいうと、中国仕入れの期限切れ鶏肉を使った 「おえおえチキンナゲット」 問題で、その月次と業績が見たことがないほどに悪化した2702日本マクドナルドHD。多くのバリュー株投資家の方が「そんなことあり得ないだろう。!」と憤慨するほどに、驚くほどに株価は下がりませんでした。マックと言えば優待族的には「完全なるマストアイテム」の1つであり、財布に優待券が入っていなければ安心して家から外に出られない程です。(笑) そしてその強力な優待パワーが株価を守ったのです。
つまり優待株というのは負けた時の下値が固い、明らかに「株価の下方硬直性」があるということなのです。負ける時には損失は限定されている(ローリスク)、 そして勝つときには他の非優待株と同じように、特に遜色のないパフォーマンスが期待できる(ミドルリターン) ということなんですね。
そしてポートフォリオを優待バリュー株でコテコテに固めるということは、「この有利なフレームを、構造的な優位性を、全身でフルに享受できる。」ということを意味します。この最大の利点は、 「安心して全財産を株に突っ込める。」
「精神的に絶対優位な安定性がある」
ということですね。株のブロガーは星の数ほどいますが、優待族の方は大体においてハッピーな日記を書いています。また以前にも書きましたが、私が一流と見ている投資家の方でもその保有する資産の全てを株に入れているという方は少ないように思います。割と株は50%くらいで残りは債権だったりします。長期的に見れば株式投資のリターンというのは他の金融商品を上回るのは歴史的事実ですが、それはリスクの高さと裏腹な関係にあるので、どうしても実際にはそのような運用になってしまうのでしょう。
ところが我々優待族はこの「ローリスク・ミドルリターン」という構造的な優位性を生かしそれに乗じて、確信犯的に「持てる資金の全てを優待株にぶっこめる。」わけです。これが優待バリュー株投資の本質的な優位性なのです。
もちろんそれ以外にも、
優待を貰うために自然と無理のない分散の効いたPFになりやすい。
優待分がパフォーマンスに実質的に加算されるので、TOPIXなどのベンチマークを上回る運用になりやすい。
多くの銘柄を見ることになるので、いつの間にか投資家としての技量が上がりやすい。
などの副次的な様々なメリットもあります。
このように「優待バリュー株投資」というのは非常に高いポテンシャルを持った投資法です。私はこれからも、自らが提唱したこの手法を更に洗練させることで日々戦って行きたいと考えています。
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