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バフェットとゲイツがはじめて会ったのは、独立記念日の休日だった。
みんながこの出会いをじっと眺めていた。ゲイツは興味のないことにはすぐにいらだちを示すので有名だった。バフェットはもう退屈だからといって本を読みにいきはしないが、やはり逃れたい会話からはすぐに抜け出す傾向がある。
、、、たちまちふたりは話に熱中していた。
(バフェットの言葉)「私たちは話し、話し、話しつづけて、まわりの人間にはまったく目を向けなかった。ひとつも理解できないだろうと思いながら、ゲイツのビジネスについて山ほど質問した。ゲイツは偉大な教師で、私話を切りあげることができなかった。」
一日が終わりに近づいた。。。バフェットとゲイツは話を続けていた。
バフェットは一同に好きな株を挙げるよう促した。
コダックは? ビル・リューアン(著名バリュー投資家)がきいた。意見をきこうと、ビル・ゲイツのほうをふりかえった。
「コダックはトースト(おしゃか)だ」と、ゲイツがいった。
バフェット・グループの面々は、インターネットとデジタル技術のためにフィルムを使うカメラがいずれトーストになることを知らなかった。一九九一年当時は、当のコダックですら、自分がトーストだとは知らなかった。
「ビルはたぶん、テレビネットワークもぜんぶだめになるとかんがえているんだろ」CBSネットワーク株を所有するロウズ・コーポレーションのローレンス・ティッシュはいう。
「いや、そんな単純なことじゃないよ」ゲイツはいう。「テレビネットワークが番組を制作して流すのは銀塩カメラとはまったく違うし、それを根本から変えるようなものは出ないだろう。人々が多様なものに向かうために視聴率は落ちるだろうが、テレビネットワークはコンテンツを所有していて再利用できる。われわれがテレビをインターネットで見られるようにしたので、テレビネットワークはちょっとした難題に直面している。しかし、写真とはわけが違う。写真の場合は、デジタルだとフィルムがなくても済むから、そういう製造技術が重要でなくなる。」
みんながゲイツの話を聞きたがった。
半日とたたないうちに、ゲイツとメリンダはバフェットグループの事実上のメンバーになっていた。
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