イスタンブルのパシャ日記
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こんにちは。皆さま、お元気ですか? 二月も半ばを過ぎて、少しは暖かくなってきたのでしょうか? イスタンブルはまだ寒いです。週末は何と雪予報。。。 突然ですが、イスタンブルで個展を開いています。私の職業はエブル(トルコの伝統アート、ヨーロッパではマーブリングとも呼ばれています)なのですが、そのエブルと日本の伝統アート、墨流しを合体させたものを展示しています。イスタンブルにお住まいの方、イスタンブルに行くよという方は是非、お立ち寄り下さい。場所はエミノニュ、イェ二ジャーミィ、ヒュンキャルカスルです。三月二日までやってます。 エブルを始めた頃イスタンブルで個展することをぼんやりと考えていたのですか、これがなかなかすっと行かず、約3年前に、個展するぞと決めてから長い道のりでした。 最初は自治体の展示会場に申し込んだのですが、順番が回って来ず一年半も無駄に待ちました。一年半後に判明したのは自治体に知り合いがいないと難しいらしく、知り合いがいると順番抜かしで展示会が回ってくるみたいです。最初から言ってくれたら何とか知り合いをでっち上げたのに、こんなに待たせてから言うのは反則でしょ。 で、ブチ切れました。もう個展はいいわと思ったのですが、とりあえず最後にイスタンブル商工会議所に申し込みました。その時も知り合いはいませんが、と言うと「ここは知り合いはいらんよ。会議にかけてオッケー出ればできるよ。」との返事。よっしゃあ!ここなら大丈夫そう、ダラダラ待たされる事も無いだろうと安心しました。果たしてその二カ月後、「会議で通ったから二月十四日から二週間どう?」と連絡がありました。もちろん、二つ返事でオッケーしました。日程を選り好みしている余裕はありません。とりあえず、開くことが大事なんです。 しかし、個展の一週間前からやっと招待状の製作に入り、もらったのは二日前。告知のポスターは当日。如何にもトルコらしさであふれていましたが、私は一銭も払わずにやってもらっているのだから、文句は言えません。 場所代も取らず、売れても何パーかを払う必要もありません。凄い太っ腹なのです。オープニングの前日に額を掛けにいきました。そして当日を迎え、何とか無事にオープンしました。エブルを始めてからの目標が達成できた瞬間でした。色んな人に支えてもらって出来た事だと思っています。作品をトルコの皆さんに見てもらい、知ってもらうこと、そして自分としてはまた新たな視点から、初心に戻って頑張っていきたいです。 パシャは相変わらず、良くなったり悪くなったりですが、最近は食欲も出てきたのでよかったなと思っています。このまま、元気なパシャに戻って欲しいのですが。
2019.02.21
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