ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

地元の病院へ


病院の兄弟も実家に戻る事になり、お前も戻れと…
先生達の面倒臭いという気持ちが見え見えだった。
リハビリ可能な人は、リハビリ専門施設に回した癖に、私には帰れと言った。
結局、どこの病院も思うように行かない、手がかかるようになれば面倒臭い!
それが現状なのだと思い知らされた。
追い詰めたのは、医療者サイドなのに、何故、私が苦しまなきゃいけないのか、攻められるのか理解に苦しんだ。
転院が決まった途端、先生やスタッフの態度は変わり機嫌がいい。
手がかかる頭のおかしな子がいなくなれば、それにこした事はないだろう…
だけど、先生達が、また私に大きな傷を追わせた事は忘れないでほしかった。
私は、先生達が大好きで、一緒に治療がしたかった。
おかしくなっちゃってからは、イヤな事ばかりだったけど、見離さずに通う事から教えてくれた主治医、相談にのってくれた先生、いろんな事教えてくれた院長。
皆、大好きで、自慢だった。
例え、見落とされても忘れられても喧嘩しても、それを笑いに変えてもいいくらい大好きで、先生達と治療がしたかった。
絶対に戻って見せる!
そう決めた!
言った事は絶対に実行する!!
その変わり、もし先生達が今度、同じ事を繰り返したら、私は死んで仕返しする。
そのくらいしなきゃわからないと思うから。
他の人には、同じ事してほしくないから…
他の人に、こんな思いしてほしくないから…
その為だったら死ぬ事なんて恐くない!
そして転院前日、主治医が病棟に来て、母に言った。
『例え、どこにいても、ぱんだは僕が一生診ます』と。
いろんな経過を含め、母は絶対に忘れない言葉だと言う。
と同時に、転院する時の先生達の嬉しそうな顔も一生忘れない。

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