とあるドラマで、波乱万丈・情熱的な人生を送ったと知り興味津々で手に取った本がこれ。しかも発表当時(50年前だから、半世紀前!)「ポルノ小説」「子宮作家」と散々な批判を受け、数年間文壇からそっぽを向かれたという曰く付の小説。どれだけすごいことが書いてあるのだろうと思ったけど、読んでみてびっくり。
これって純文学じゃん。全然いやらしくないし倒錯した性とかなんて全くない。真に愛について、あふれる情熱について真摯に書いてある。自分の本能に正直でそれを貫いた筋の通った勇気ある女性の話だと感心しました。まぁ確かに半世紀前、戦後の日本でまだまだ女性の自我が非常に曖昧だった時代だと考えると、こういう小説は天地がひっくり返るくらいのスキャンダルだったのだろうとは思うけど。
これまで私の中の瀬戸内寂聴さんって、いろいろなところで講演したりして活躍している尼さん、、、というイメージしかなかったけど、とても才能豊かで色濃い人生を歩んできている方なのだ、とガラリと見る目が変わりました。彼女の代表作の一つでもある自伝的小説「夏の終わり」を近々ぜひ読んでみたいと思います。
きょうの猫村さん 3 2008/04/13 コメント(2)
深い河(ディープ・リバー) 遠藤 周作 2008/03/19 コメント(2)
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