つれづれたつじん

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Dec 6, 2006

アンジェラ "ANGEL-A"

テーマ： DVD映画鑑賞(14667)

カテゴリ： Cinephile

"ANGEL-A"(監督:リュック・ベッソン)を見たので、今日はその感想を。。。

ベッソンの作品は、グラン・ブルー以外個人的には当りが少ない印象で..出来が悪いって訳じゃないし、むしろ娯楽性という部分では高得点なんだけど、話の詰めの部分が好きじゃないっていうか、甘い？っていうか、軽い？っていうか..。途中迄好きだったりするだけに、オチで転ける感が強いんだよね..。（苦
そんな訳で今回もそんなに期待せずにいたんだけど..結果はマズマズでした！（笑
文句無しって訳じゃないけど、彼特有のユーモアのセンスが美しくてデカイ(ベッソン好みの？)売春婦の天使やチビで嘘つきのダメ男(男のコンプレックの象徴？)とか、登場キャラクターに上手く活かされてたとこは及第点って感じ。ただし、こう云う男目線＝男の願望を描くことが多いベッソン作品の中では、それが映画の象徴的な意味に合致してたから良かったってことなんだけどね！

そう思わせてくれたのは（あくまでも裏読み的なんだけど..）、話の前半の辺りのシーンに出て来る "サモトラケのニケ" (左横添付画像)のレプリカ像の背後にアンジェラが一瞬立つんだけど、その時顔のないニケ像にアンジェラの顔が重なって完全な形になるところ..。(殆どここだけで、この作品に合格点を出しましたよ！)
サモトラケのニケを間近でご覧になったことのある方ならご存知だと思うけど、すごいデカいんですよ！この前に立つ人は、美しいニケ像を圧巻って感じで見上げることになるんです。で、その辺で人物の下地的なものを作ってるんだろうなぁ..ってとこ。

コチラ

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