つれづれたつじん

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Feb 12, 2007

★チェコ絵本とアニメーションの世界★

テーマ：好きな絵本教えて下さい(712)

カテゴリ：ネタ或は情報

＜取り替えっこ＞

帰宅途中、いろんなものと交換、
そのたびに損をします。
それでも相手にお礼をいうお人好し。
最後にはなんにもなくなりました。
その話をきいたおばあさんは、
ヨゼフ・チャペック他

いいんですよ、無事に帰ってこられたんだから。
さあ、夕食をどうぞ。』といって、迎えました。……」

ロシア民話：アレクサンドラ・アファナーシェフ

...タイトルでチェコ絵本と題しながら、いきなりロシア民話の紹介でゴメンなさい
でも、綺麗な挿絵でしょ最近はパペット(人形劇)で知名度があがったロシアだけど、この手の影絵(テンユ)も伝統芸なんだよね..ステキ！
..で、なんで？かってというと、先日紹介した本『幻のロシア絵本 1920-30年代』に、この作品が収録されていて、↑の美しいポストカードも同時に購入したものだからついつい...（苦笑）
このお話ご存知の方もいらしゃると思うけど、アファナーシェフと云えば、ロシア児童文学の大家で、私も幼少の頃から大好きな作家です。
この辺のジャンルではよく"グリム"と同類にされるように、夢や希望や道徳観にヒロイックな仕掛けがないっていうのかな？..登場人物が、超人じゃなくて人間なんだよね。そう云うリアルさとか謙虚さが好き！だって、この「取り替えっこ」にしても、話の筋は「わらしべ長者」なんだけど、結果が全く逆でしょ。わらしべは何かバブリーで、物質主義的...今時でいうとベンチャー企業のサクセス・ストーリー？..みたくて好きじゃないけど(笑)、取り替えっこの方は、＜物や金＞の重要性でなく、人間性を重要視してるから、そう云う事の方がズッと大事だと思うし、人間教育としても本来の在り方のように思えるんだけど.. どうですか？

ってことで、ようやく本題です！（苦笑）

先日(2/10-4/10)から目黒区美術館で開催中の『チェコ絵本とアニメーションの世界展』
未だ観覧してないんだけど、美術展のお出かけ候補になってることもありので、ここでもお知らせしておこうと思います。

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