24階のミミック

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母乳との闘い

母乳育児トライアル記

 現在の私は9.5:0.5くらいの割合で ミルク中心 の栄養。
産後一週間の時からおっぱいがすぐ傷になってしまいなかなか
続けてあげられなかったこと、すぐに大量のミルクを足してし
まったことなど色々と原因はあるのだろうが、とにかく泰ちゃん
がおっぱいの子と比べて巨大なのはミルクでその栄養をほとんど
摂っているからなのだろう。

 しかしその間私はおっぱいを諦めたわけじゃなかった。傷が
一番ひどくい時でも1日1回は必ずあげるようにして、なんとか
まだ「出る」状態を保ってはいた。「いつか傷が治ったら絶対
おっぱいで泰ちゃんを育てたい」という強い こだわり が
あって、なんとしてもおっぱいをとめたくなかったからだ。
(おっぱいは、あげなくなるとすぐに止まってしまう。ホルモン
状態が変わって、出なくなるらしい)

 なぜそんなにこだわるのか? 
 それはもう意地かもしれない。産後実家に帰っていたとき親に
「役に立たないおっぱい」 「お前のおっぱいなんかあげても
腹のたしにならない
」とか言われ続けて悔しくて、逆に
「頑張って絶対にいつか見返してやるんだ」と思ったからかも
しれない。とにかく、こればかりは自分でも異常なほどこだ
わってる。

 でも、 母乳との闘いはとっても辛い 。
 痛いのもあるけど、精神的につらい。
 母に言われなくたって、自分のおっぱいが出てないのがわ
かってしまうから。赤ちゃんにおっぱいを含ませても すぐに
離す、嫌がる、暴れる、うなる……
。自分では少し量が出た
かな?と思う時でも、どんなに頑張っても泰には足りなくて、
しまいには大声で泣きわめく。パパが泰にミルクをあげながら
「足りないよね?」と泰に話しかけるその言葉さえカンにさわる。
パパに悪気はないのはわかってるのだけどやっぱり 私のおっぱい
じゃダメだ
と宣告された気になるほど追いつめられる。

 でも、足りないのが現実で、それは月齢が進めばすすむほど
そうなってくる。泰は3ヶ月ですでに 1回に200 近くのミルクを
飲む大食漢。絞っても20とか30のおっぱいでは1時間あげ続け
たって足りるわけがないのだ。

 長くあげ続けるからすぐにおっぱいも 切れてしまう 。
おっぱいはかさぶたと湿疹で荒れまくり、いつまでたっても

「あげる→傷→休む→出が悪くなる」

を繰り返していて、治る気配もない。そのうちおっぱいの皮膚が
強くなって切れなくなるというけど、そんな日は 永遠にこない
ような気がしてきた。

 産んだ病院の乳房マッサージも受けた。しかし、その日は
いいのだが切れてしまいちょっと休むともうすぐに元に戻って
しまう。
 もう私にとっては母乳に関することはどんなことでも禁句
だった。誰が出たとかどのくらい出たとか 聞きたくもない
ってくらい。おっぱいで全然苦労しない人がいるっていうのが
信じられない。

 しかし、考えればそれも意地でおっぱいにこだわるから
そんなに辛いのであって、最初の1ヶ月あげられたらそれで
いい、ときれいさっぱりミルクに変えてしまえば 全然問題はない 。
病院でも、「人工栄養には何の問題もない、かえって母乳に
固執してストレス抱えるほうがよくない」と言ってくれたし。
出ないおっぱいを何度も含ませられる泰ちゃんもかわいそう
なのだろうし、自分も辛くてたまらないから。
 でも、私は続けていた。ここでやめたらまた母に
「そうだろう、おまえの出ないおっぱいじゃしょうがないもんね」
と言われるのが悔しくて。バカみたいだけど。

 そしてある日、突然おっぱいが 切れなくなった 。
 切れなくなると、信じられないくらい丈夫になるもので
どんなに強く噛まれても、切れてないのだ。だけど細々と
した授乳が長く続いたせいで、今度は中身が 上がり始めて
いる
(終わりそうだということ)。

 そこで、 最後の抵抗 ということで、もうすぐ5ヶ月で離乳
食が始まるというこの時期にもう一度マッサージへ行って
みることにした。
 電車で5つ先のところにある 桶谷式の母乳育児専門 の助産院。
そこへ行って、ダメだったらもうあきらめよう。そう思った。

 おっぱいとの闘いは、まだ 続いている 。
 頑張ればなんとかなる、そんな漫画の主人公みたいに事が
すべて運ぶワケじゃない。ダメなら、それでいいです。でも、
あと1ヶ月くらい頑張ってみる。

 明日はマッサージ。どうなるでしょうか。


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