2004.08.09
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【【自訳現代歌】
風吹けばいつかどこかで吹いた風と
記憶探してまた上を見る



【本歌】
紫の理想の雲はちぎれちぎれ仰ぐわが空それはた消えぬ



【訳】
紫色をした「理想」そのものを示すような雲はだんだん

とうとう消えてしまいました。



【背景】
「明星」の歌人たちは皆、紫色に特別な思い入れを持っていた。
鉄幹の詩歌集「紫」はまさに紫色への彼の美意識と
価値観を託したものと言える。
それは同時に「明星」の中でのみ通用する記号的役割を
持つ語彙となった。すなわち、「恋」を意味する言葉である。
とはいえこの歌は、初めて出た時期から考えても、
晶子が気分的に恋の歌を歌っただけの歌のようである。







一気に記憶がよみがえるような風が吹きます。
ごくたまに、ですが。





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Last updated  2004.08.12 02:51:47
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