息子と共に・・・

息子と共に・・・

息子が、生まれるまで



当時私は28歳で妊娠。
妊娠がわかってから、体質が変わったせいか、とても久しぶりに喘息の発作が出てしまいました。
私は、薬を使いたくなかったので、我慢をしてましたがとてもひどくなり、息が苦しくなったので、病院に行くとそのまま入院をしました。
妊娠を伝えていたので、とてもゆるい薬で、点滴を受けました、
10日間の入院中につわりが始まり、とても辛かったです。

総合病院に入院したので、産婦人科の診察も受けました。
その時の先生は、女性の先生。
私は、点滴を受けたので、心配になり先生に質問しました。
「先生子供は、無事に生まれてきますか?」
先生は、私の心配に気づき、
「心配するなら、今回は、やめたほうがいいですね。
そんな気持ちで、臨月までいるのはよくありませんから」
そういわれたのですが、私は、堕ろすつもりは、全くなかったので、
「いいえ、産みます。」
と言いました。

定期検診のたびに、エコーで映し出される息子を見ては、
安心していました。
すくすくと育っていってました。

息子はよく、おなかの中で動いていました。
おなかの上から、足が動いている様子が、すごくわかるんです。
今日も元気に動いてるなと安心したものです。

当時私は、事務の仕事をしていました。
8年半勤めましたが、予定日の10日前に退職しました。

予定日を過ぎても生まれなくて、息子は、大きすぎるからおりてこないのかも知れないと言われ、骨盤のレントゲンを撮りました。
きれいな丸い骨盤だったので、これなら大丈夫だろうと、陣痛がくるまで待ちました。

そして予定日より、3日後の夜、8時半ごろに生理痛に似た痛みがきたので、トイレにいくと、かすかに出血をしていました。
あっもう間違いない陣痛が始まってるんだと思い、
とりあえず、シャワーを浴びて、支度をしてから、10時過ぎに寝ている元旦那を起こして、病院へ連れて行ってもらいました。

病院に着いてから、母に連絡をして、来てもらいました。
元旦那は、何時になるかわからないからと、家に帰ってもらいました。

12時まで、ベットの上でだんだんひどくなってくる痛みを我慢していました。
最初は私涙を流してたんです。あんまり痛くて。
でも、涙も出ないぐらいに痛くなってきました。

12時に分娩台に上がり、陣痛に耐えてました。
そばには、母がついていてくれて、手を握ってくれてたのを覚えてます。
2時頃、やっと先生が来てくれたので、いきみが、始まりました。
なかなか生まれてこないので、吸引を使いながら、看護士は、私のおなかの上を押さえて、やっと生まれました。2時29分でした。
それまでの痛みは、どこにいったの?っていうくらいに無くなり、体は、楽になりました。

生まれたのに、すぐに泣かなくて。
心配になり、先生に、
「まだ泣きませんか、大丈夫ですか?」
と聞いていました。
「大丈夫、すぐに泣くから」
と言われてしばらくして泣き出しました。

息子が、生まれた瞬間は今でも鮮明に覚えています。
クりスマスイブに生まれました。

羊水を飲んでいたので、一日保育器に入りました。
あとは、順調に育ち、小雪の中退院しました。

私は、この子を大事に育てようと思いました。




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