楽しい南の島

満腹。満腹。

『満腹。満腹。』

着替えた私たちは、豚吉の「恋人」のいる近所のレストランへ。
入り口におサルがいたので、サルレストランと呼ばれていたそのお店。
本当の店名はなんだ?

「サルレス行くよ!」
「やった~! サル行くの? 行こう、行こう!」
豚吉は大喜び!
「朝晩、どうしてサルで食べるんだろう?」
ヤルセナイ私達。

サルは今夜も、止まり木の上で愛想をふりまいていた。
近所の人が多い店内。観光客がいないよ。
みんなは、もっと高級店に行っちゃうのかな~。

ナシ・チャンプルを食べることに。

「!」
「!!」
「!!!!!!!」
「!!」

全員無言の行。
あまりにおいしくて、夢中で食べていたの。

お皿の真中に、白いパラパラごはん。
いんげんのあえもの、にんじんの酢漬け、
ピーナッツダレのかかったサテが2本、
さつま揚げみたいなの、
厚揚げと野菜の炒め物
少しづつごはんを囲んで丸く並んでいる。

サテのタレが、最初とっても甘いのに
口の中で5秒後に大爆発する辛さで、目から涙。鼻から…。

「ギャー! 辛いー!」
「口から火が出そうだよ~! ボーボー!」
大騒ぎのアジノモト4人組だった。

お店の人は、わはははは!
って笑いながら、えびせんべいをサービスしてくれた。

テーブルの上に置いてあるサンバルを、ちょっとつけてバリンバリンと頬張る。
えびのいい香りがしておいしい。

ビールもグイグイ!
今夜はいい気分~!

豚吉の恋も進行中。
彼と2人語り合っている。
え?
言葉はどうなってるんだろう?
恋に言葉は必要無いかな~。

トッケートッケー!
夜は深々と更けて行くのだった。

買い物名人、豚吉


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