楽しい南の島

ウブドゥ散策おいしいご飯

ウブドゥ散策・おいしいご飯

ウブドゥに到着。
え「わ~い! 市場やお店色々見て歩こう!」

浮かれているえびに、パセックさんはこうおっしゃいましたわ。
「それでは、これから30分したら、ここへ戻ってきて下さい。」

え~。30分しかないの?
えびの見たかった洋服屋さんも行きたいし。
友達に頼まれてるバターナイフも探さなくちゃ。

いつもの合い言葉、「急げ! 慌てるな!」を叫びつつ、
大急ぎで移動よ!

ウブドゥの町は、昔のクタを思わせる猥雑さがあって、
チビ太は、ゴミ置き場に呆然。
大量のお供えが、なぜか一カ所に集まっていて、
なかなか素晴らしい香りを醸し出していたわけなのよ。

まずは、市場へ。
小さなお店が軒を並べて、観光客を待っている感じ。
品物の間の狭い通路を、なんとか通ってバターナイフを探した。

ヘラの部分が貝で、柄がココナツの殻で出来てるの。

細かい物がたくさん置いてあるお店の片隅で、やっとみつけた。
嬉しかったけど、とっても高かったので2本だけ買ってみた。

市場の裏側って、どこでもそうだけど、
舞台裏の雰囲気で、ちょっとこわい。

ドリアンも売ってたけど、横目で見ただけだった。

次に、洋服屋さんのプスピタに。
レンボンガン島で買ったイカットと同じような生地を使った
ブラウスやワンピースがたくさん。

夫に選んで貰ってワンピースを一枚手に入れた。
普段は選ばないスミレ色。可愛いかも。

そうこうしてたら、もう時間。
バタバタ戻っていくと、集合場所の目の前がカフェ・ワヤン。
今夜のご飯を食べるお店だった。

お店の入り口に、ケーキのショーケースがあって、
数種類のケーキが並んでいた。

え「ここのチョコレートケーキおいしいんだって。」
チ「食べてみたいね。」
でも、見たところによれば、かなり大ぶり。
食後には無理かもしれないなぁ。

お店の中は、広いお庭になっていて、熱帯の植物がたくさん植えられてるの。
そこに東屋が、ポツンポツンと配置されてる。

半分外みたいな作りだわ。
それぞれのテーブルにキャンドルが灯って、幻想的~。

夫とえびは、自慢のチキンカレーを、
チビ太は迷いに迷って、プロバンス風チキンを選んでみた。
バリでプロバンスに出会うとは思わなかったけど、
ハーブ好きなチビ太ならではの選択ね。

チキンカレーが先に出てきた。
小さな器に薬味が色々ついてきて、食べるのが楽しくなる。
それに、とってもスパイスのバランスが素晴らしくておいしい。
チキンもしっかりと味があって、鶏肉のいい匂いがする。

さて、プロバンスチキンの登場~~!!
チ「わ~い!」
そして、おもむろにパク。

チ「……。」
こっちを見る。
え「どうしたの?」
チ「食べてみて。」

どれどれ。パク。
……。

夫「何? どうした?」
え「食べてみて。」

夫もパク。
……。

それはそれはと~ってもおいしい酢鶏なのだった。
プロバンス=中華????

トマトもニンニクもハーブも入ってなかったの。

量もたっぷりで、やっぱりケーキは無理だった。
食べたかったなぁ。チョコレートケーキ。

この後ティルタ・サリの公演をダラム・プリ寺院まで見に行って、
おおいに感動して、すっかり暗くなった道をホテルに帰ったのでした。

レゴンダンス綺麗だったな。

この日で、これまでお世話になったパセックさんともお別れ。
チビ太が、離れがたくて泣きそうになってたら、
パ「今度は大人になって、友達と来て下さい。」
そうして、笑顔で去っていったのでした。


ガボゼでのんびり

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