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opening  とある島で



人口も少なく小さな島でしたが、人々は静かに平和な日々を送っていました。

人々は海に行って魚をとってきたり、畑で野菜を作ったりしていました。




ある日、突然大きな龍がやってきて言いました。

「食べ物を出せ」

人々は黙って食べ物を出しました。争いごとはイヤだったのです。

たくさんの命が奪われ、そして何よりも龍が悲しむと思ったからです。

ところが龍はまた言いました。

「もっと食べ物を出せ」

人々はもっとたくさんの食べ物を出しました。しかし、龍は言いました。

「この島に秘宝があるだろう。それを出せ」

人々は真っ青な顔をして言いました。

「どうか、それだけは――――。」

大きな龍は目を細めて冷めた声で言いました。



「ならば、死ね」









長い長い戦いが続きました。

小さかった島はもっと小さくなり、少なかった人口ももっと少なくなりました。

龍も、人々もひこうとはしませんでした。

長い長い年月が流れ、もう人々は何の為の戦いか忘れてしまいました。

たくさんの血が流れ、たくさんの人々の命が奪われました。

そして長い長い戦いの末、大きな龍は去っていきました。


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