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カウンタープレゼントなどなどが続き、すっかりはち&杏ちゃんの後日談をお話しするのが遅くなってしまいました。 m(__)m
●関連日記はこちら↓
隠れ問題犬 その2
さて、私が彼らに強いたもう一つの要求。それは「付いて歩くこと」
多くの超小型犬の飼い主さんが犯していることの間違いの一つに、小さいがゆえ引っ張りながら歩くことを許してしまっていること。 引っ張られてもたかが知れているから放置しているんですね。
どんな犬でも飼い主を引っ張って歩く行為は、決して許してはいけないことです。それが小型犬であろうと中型犬であろうとです。大型犬の飼い主さんは引かれてしまっては、疲れてしょうがないし、転倒等の危険があるため、必死で矯正を試みます。
しかし小型犬の場合は実質的に困らないから治そうとしない。 これではいけないんです。 特に人間対する威嚇を覚えてしまったり、噛み付くなどの問題行動をとる子をこのまま放置しておけば、もっと酷くなるのは必至です。
そもそも「噛む」という行為も幼犬のときに「こんな小さい犬に噛まれてもたかが知れているから」と放置し現状に至っているケースが多いです。 そしてこの子は○○をすると噛むから、唸るから、嫌がることはしないでおこうとなり、これがいわゆる隠れ問題犬となってしまうんですね。
ですから、私がこの子達の散歩中にしたのは、決して私の前を歩かせないことでした。 「臭い取り」も一切させない。排泄のために立ち止まってやることもしません。 排泄をしようとしても立ち止まらずに、まずこちらが引っ張って歩き、やっと一旦止まってやって、ここでしなさいと促します。
そうすることで、彼らは私のそばを忠実に歩かざるを得なくなります。 そして自分たちの思い通りの行動は許されないのだと身体で覚えることになります。
可哀相だと思いますか? 私は全くそうは思いません。 彼らがあとこれから生きる10年近い生涯、ずっと人を威嚇し、噛み付き、愛されない時間を作り続けるよりも、多くの人に愛されて、飼い主とのストレスのない時間を共有することが出来るのなら、今こうして厳しく教えることなど、なんでもないことだと思います。
その他家の中では私→ハル→小春→自分達という厳格な縦社会を経験し、どういった行為が許され、どうしたら2匹の凶暴なコーギーからの攻撃を受けずにすむかを学習します。
そして杏ちゃんの方は、ようやく私の腕の中で全く力を入れずに弛緩した状態で、身体を預けるようになりました。 お昼寝も一緒に(笑) しかもそれを私の犬達は「まぁ、しゃぁないなぁ。。。このチビ、ちょっと間、許したろか」と。受け入れるようになりました。
その様子が先日アップした下の写真です。 ちょうど来客があり、その友人のそばでヘソ天でくつろいでいるのが杏です(笑) 実はこれ、旅行中の飼い主さんにシャメで送ったものです。「衝撃映像です!!!」とレスが返ってきました。 飼い主さんたちにはおよそ予想もつかない姿だったそうです。
私も凄く嬉しかったです。 そしてあっという間の5日間でした。 
別れ際、飼い主さんにお願いしたことは、家でもリードを付けた状態にして、もしも噛み付こうとしたり威嚇をしてきたら、リードの根元を足で踏んでフセの状態を作り、厳しく叱ること。 お散歩は上記のやり方を徹底することでした。そして最も重要なことは、それを家族全員が継続的かつ徹底的にやり続けることでした。
実は今日、いつもの公園で久しぶりに彼らとそのパパに再会。 飼い主さん曰く、杏ちゃんがとてもおとなしくなったとのこと。具体的には飼い主さんに対して牙を剥く回数が減ったそうです。
まだまだそれに対する訓練は必要ですが、素晴らしい変化だと思います。また飼い主さんも今まで半ば諦めていたことが、自分たちの心の持ち方次第で矯正できるのだという実感をしたようでした。
飼い主が犬という動物を理解し、やり方を覚えたのなら、そしてそれらに愛情があったのなら、絶対に犬は変わる。悪くするのも人間、そして良くするのも人間なんだと改めて感じさせられた5日間でした。そして私に信頼を持ってこの2匹を預けてくれたご夫婦に、心から感謝をしています。
多くの皆さんがこうした理解や努力を惜しまなければ、不幸な犬が増える事はありません。 どうぞ皆さん頑張って下さいね。。。
犬おやつ・てんねん店長【民明】
追伸: ずっとこの名前でやってきて、実は自分でも馴染んでいます。呼びやすい方はこれからも「みんみん」でお願いいたしますね(^^)/~~~
犬おやつ てんねん
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