みなぞう日記

みなぞう日記

出産の日のこと。



2004.2.8、午後7時半ごろ。
出産予定日を3日すぎたその日、旦那と一緒にいつものように買い物に出かけていた。
だいたい買い物をすませて、ミスドでお茶をしていた。
その時、なんだかいつもと違うおなかの重さを感じた。
と同時に、生理痛のような軽い痛みが・・。
「ん、来たかも・・」と旦那に言うと、とりあえず帰ろうということで
急いで車に乗り込んだ。
はじめてのことなので、私も半信半疑だったが、車の中でも間隔をあけてその痛みが襲ってきていたので、だんだんと確信に変わっていった。
「きたぞきたぞ~♪」
不安よりうれしさが勝っていた。

午後8時ごろ帰宅。
陣痛の間隔をメモにとりはじめた。
とりあえず、陣痛がひどくなる前に、さっき買った大好きな「唐十」のお弁当を食べなくてはっ!!
ということで、急いで弁当をたいらげた。
それとミスドのドーナツも。
準備は万端!いつでもこいっ!

午後9時ごろ。
トイレに行くと「おしるし」がっ!!
ちゅうか、ちょっと出血が多いんでないの??
よくわからないけど、本にはピンク色のおりものって書いてたような気がするけど、
普通に生理のときぐらいはあったので、ちょっとおどろき・・。
産院からもらったパンフレットに、「出血があったらすぐ連絡を」
と書いてあったので、すぐに産院へ電話。
すると、「まだまだですね~。陣痛の間隔がきっちり8分になったらまた電話してくださいね。」
と言われたので、とりあえず待機。

今のうちにと思い、シャワーを浴びた。
出て、のんびりしていると、だんだん痛みが強くなってきた。
でも、まだ耐えられる痛み。
間隔はなかなか縮まらず、10~11分くらい。
深夜になってきて、面白いテレビもあまりなくなってきたので、
旦那が「ごっつええ感じ」のDVDをかけてくれた。
笑いで少し気が紛れた。

夜中の4時ごろ。
間隔が9~10分からなかなか縮まらない。
痛みもきつくなってきたが、こんなものだろうと我慢。
・・我慢できていた。
でも旦那が、「もうそろそろ電話してもええんやないん?」
と心配そうに言うので、再度産院に電話。
すると、まあじゃあ一応来てみてください、みたいな返事だったので
旦那に付き添ってもらい、やっとこさ産院へ。

4時30分ごろ。
産院に到着。
看護師さんに「まだまだ大丈夫そうね~」と顔を見て言われた。
私もわからないので、まだまだかぁ~とのんきに思っていた。
ところがモニターをつけられ、助産師さんが内診すると!

7~8センチ!!

子宮口があんぐりと立派に口をあけているではないかっ!!
助産師さんに、「遅くとも8時までには産まれますよ。」と言われた。
そして、モニターをつけたまま陣痛室で待機することに。
旦那に横についててもらい、手をにぎっててもらった。
何度か波が来て、だんだん痛みも辛くなってきた。

すると、突然、それまでとは明らかに違う感触が!
「う、産まれる!」まさにそんな感触!
いきみがきた、というのだろうか。
思わずナースコールのボタンを押した!
あまりに急に様子が変わったので、旦那はびっくりしたそうだ。
助産師さんと看護師さんがとんで来た。

そしてそのまま分娩室へ。

旦那は陣痛室から追い出されたままだったので、私が分娩室に入っていたのを知らなかったらしく、
しばらくして慌てて分娩室に入ってきた。
立会い希望だったので、危なかったらしい・・笑

分娩室に入って、何度か波がきたあと、助産師さんが「じゃあ、今度波が来たら思いっきりいきんで」と言われ、
2度ほどいきんだ。
「ウ~ン、ウ~ン!」
「はい、もう頭でたから力抜いて!」
えっ!もう出たのっ!?
2004年2月9日午前7時7分、つるんと我が子が!!
「オギャ~、オギャ~」

誕生!


やったぁ~!

分娩室に入って、20分くらいだっただろうか。
その間、旦那くんは一緒に呼吸してくれたり、頭をなでたりしてくれていた。
ありがとう。とっても心強かったよ。
初乳を飲む我が子を見て、感動。そして、人間ってすごいなぁと。

旦那さま、ありがとう。
心配して朝早くから産院に来てくれていた、お義母さん、お母さん、姉ちゃん、ありがとう。


そして、ユメ。私たちのもとに産まれてきてくれて、ほんとにありがとう。

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