第二章


出会いは国の外で・・?




いろいろと子供たちに振り回された後、フレアは、近くを見物しに行った。

店に入れば、何やら怪しい物がいろいろ置いてあった。

「あの~、これは・・・・?(汗」

思いきって、店の人に、この怪しい物が何なのか、聞いてみた。

「あぁ、それ?それは、ゼンマイのおもちゃよ?」

「ゼンマイ?あの、巻いたら動くヤツですか?」

「そうだよ??、見た事無いの??・・・、まぁ、違う国のひとならしょうがな

いね」

「?、何で私が、違う国の人間だってわかったんですか??」

「さっき、船から降りてくるのを見たの、それに、服装とかも、この国とは全然

違うし・・。」

暗い顔をして店の人は黙った。輸送用の船は未だ出る気配はなく、服も、食材も国

に輸送できない状態で、国は、自分達の国の物を使うしかなくなって行ったからで

ある。

「・・・。大丈夫ですよ!きっと、世界は元通りなります。時間は掛るだろうけど」

フレアは店の人にそう言った。

「そうよね、それに、いつまでもこんな不景気も困るし、フフ♪、何かあなたと話

してると、曇った気持ちが晴れ上がったって感じになって来た、さてと、仕事、仕

事☆、あ!お客さん!それ、半額ですよ~!!」

そう言って、店の人は、違うお客の所に、駆けて行った。そして、思い付いたかの

ように、フレアの方を見て

「この近くにお城があるの!、そこに居るリリアって王女様が、外の国に興味がある

らしいの!、城に行って王女様に、外の話を聞かせてあげたら?、きっと喜ぶわよ

っ!」

とだけ言って、お客さんと話を始めた。

「城・・・・か、どうしよ・・・、まっ、行くだけ行ってみよ!」

フレアは店を出て行き、城に向かった。



そこで、運命の出会いをする事も知らず・・・・。



かなり近かったらしく、歩いただけでも、10分程しか掛らなかった。

「はへぇ~・・・・、かなり大きいわねぇ~・・・・。」

城は、呆れるほど大きく、目も眩みそうだった。だが、その城は奇麗で、白色の城

に、青色の線の模様が、施されていた。

「入ってもいいのかしら?皆、自由に出たり入ったりしてるけど・・・。」

この国の住民でもない自分が、城へ、勝手に入る事は許されるのだろうか・・・?

そんな事を思っていると、

「入ってもよろしいですよ??」

と、隣りから声が聞こえて来た。

「!!び!びっくりした~!!」

フレアが見ると、そこには、かなり高価そうな服を着た、自分くらいの歳と思われ

る、少女が一人、立っていた。

「申し訳ございません、私は、この城の王女、リリアです。ようこそ、我が国へ」

フレアは、その言葉にピンと来て、

「私が、旅の人間であること、ご存知なのですか??」

と、聞いてみた。

「えぇ、もちろん、さ♪こちらへどうぞ♪」

と、言って、フレアを城に招き入れた。

城の中は、ホールのようで、そこで、大勢の人が、何やら、いろいろな話しをして

いるのがわかった。そのホールには、大勢の人の為の大きなテーブルや、小人数の

為の小さなテーブルやらが置いてあった。

「皆、ここで何をしているんですか??(だいたい見ればわかるけど・・・)」

フレアが聞いてみると、リリアはニッコリと笑いながら

「皆、遊びに来てくれているんですよ♪」

と、言いながら、フレアに椅子を勧めた。そして次は、リリアが、フレアに

「旅人さんは、魔法使いなのですか??」

と、聞いた。フレアは、

「え、えぇ・・・、そうです。でも、まだまだ賢者になるには・・・・。」

と、言って答えた。リリアは「?」として、

「賢者・・・・ですか?」

と、もう一度聞いて来た。フレアは

「はい、私、この世界を、賢者の力で救いたいんです。」

と、返した。それを聞いたリリアは目を輝かせ

「へぇ~!すごい!すごいですね!!☆」

と、嬉しい時に出すような声を出した。

「旅をする人って、いろいろな考えを持っているんですね☆素敵です!!」

「そんなにすごいですか??」

「もちろん!あぁ、なんて素敵なの!私もしてみたいわ♪」

上を見てうっとりとしているリリアを見て、フレアが

「私の場合・・・・、家出も入ってるんですけどね・・・・(汗」

と言って、苦笑した。

「家出ですか?何故?」

リリアが、そう聞くと、フレアは

「家族に嫌気を指して・・・、それに、あの家族は本当の家族じゃないし・・・・。」

それを聞いて、リリアが、慌てた顔で、

「す、すいません!変な事を聞いてしまって・・・(汗」

「え?あ、いえ!!気にしてませんよ?それに、話したのは私だし・・・」

リリアには、一瞬、フレアが悲しそうな顔をしたように見えた。しかしフレアは、

「さてと、そろそろ失礼しますね?宿を捜さなければいけませんし☆」

そう言って、明るい顔を作った。

「それでは、外まで御送りますわ」

外に出ると、昼間の晴れた空が目に映った。

「残念ですわ、少ししかお話しが出来なくて・・・・、いつ出発されるのですか?」

リリアがそう聞くと、フレアが笑顔で

「明日の昼頃にでも出発しようと思います。」

と言うと、リリアが驚いたような顔をしてから、名残惜しそうな顔をして

「もっと、お話ししたかったのですが・・・・。」

と、言った。フレアがそれを見て

「すいません・・・。」

と、申し訳なさそうな顔をしながら言った。

「しょうがないですよね☆旅人さんが決めた事ですし!、機会があれば、また御会い

しましょうね?それでは!」

それだけ言って、リリアは城の中に入っていった。

「・・・・、さてと、早く宿捜そ!」

笑顔でそう言って、宿を捜しに駆け出した。

宿は、一軒だけ開いていて、他は何故か開いていなかった。

「(・・・・、怪物のせいで他のところから人が来なくなったから・・・・かな・・・?)」

そう考えながら、一軒の宿に入って行った。


一人、ボーッとしていると、自分がいた国の事を考えてしまった。


「私が、どこで何をしてようが、勝手じゃないっ!!」

「何が勝手だ!私は父親だぞ!?、お前が、何をするかは、私が決めるんだ!」

当時フレア10歳、父親と大喧嘩中・・・。

「アンタが私にアレコレ言える権利が何処にあるもんですか!!、だいたい、私の親

でもない奴に、お前呼ばわりされたくないわ!!、私は、アンタ達夫婦の子供じゃ

ないんだから自分勝手な事言わないで!!」

「それじゃあ、誰のおかげで、今、生活していけると思ってんだ!?あぁ!?」

「もしかして、自分達のおかげだなんて思ってないでしょうね!?、勘違いしないで!、私、アンタ達に、世話なんてされたこともないわ!!!今、生活出来ているのは、すべて・・・・・。


『先生』のおかげよ・・・・。


思い返してみれば、全てが不幸だった気がする・・・・。そう思って、頭を思いっきり

振った。

「・・・・、何か、むかつくこと思い出した気がする・・・。」

そう言って、ベッドに転がった。

「・・・・・、もう寝よ・・・・つまんないし・・・・・」

そう呟くと、一瞬にして夢の中に入っていった。


翌日の朝(10時を回っているので、もうすぐ昼)、フレアは、宿を出て、買い出

しや、見物など、して回った。

「・・・ここは市場かぁ・・・・。買い出しは向こうの見せで済ましたし、ここには

用はないか、次行こ」

フレアが、市場を離れたときだった。二人の男の人が何かを話し合っていた。

「あのリリア様が旅だってなぁ・・・。」

「あぁ、まぁ、いろいろあるんだろ・・・。」

「でも、何で姫様に行かせるんだ?しかも、女だろ?大丈夫かよ・・・。」

「かなり前に、城に変な女が来て、それ以来、王様がその女と、さっぱり意味のわか

らねえ話をしてるらしいぞ・・?」

「この世界も、気味が悪くなって来たなぁ・・・。」

フレアは、その話を盗み聞きして、すぐにその場を立ち去った。

「・・・・、気味が悪い・・・ね・・・。ほんと、気味が悪いわ・・・」

フレアはそう呟いた。


「さてと、用も済んだし、そろそろ行きましょ」

フレアは、その国を出る門まで来てそう言うと、また歩き出した。

「この国って、何で門が開いてるのかしら、魔物に襲われたりしたら・・・・。」

フレアは国を出た後、そんな事を考えた。確かに、この国は、国と国の外をつなぐ

門が開いていた。そして、今の、この世界の状態を考えれば、どこの国も、魔物に

襲われない為に、門は閉めるものだった。

「・・・・っ?」

フレアは、門から、誰かが出てくるのが見えた。そしてそれは、昨日自分と会った

者だとわかった。

「リリア様ぁ~~ッッ?」

フレアは、思わず叫んだ。それに気付き、リリアがこっちを見て、

「あッ、昨日の・・・、こんにちは☆」

リリアは、フレアに挨拶をして、フレアも軽く頭を下げた。

「どういう事ですか?あなたがこんなところに・・・。」

フレアは、リリアに近づき、聞いた。

「いろいろと、ありまして、任務として、外を旅する事になってしまいまして」

「そうなんですか・・・・。」

フレアは驚いた顔でそう言った。

「・・・・、どうしました?」

ずっとボケ~としているフレアに、リリアが聞いた。

「だって、君・・・、姫でしょ?それなのに、何でこんなか弱い人に任務を・・・」

リリアは、フレアが言い終わっていない時に、

「あら?そんな事ないわよ?わたし、結構弓は得意だし」

「ちょちょちょちょっと、い・・・今、何か普通語喋りませんでした?」

フレアはリリアの喋り方に驚き、噛みながらも、聞いた。

「あぁ~、これは、いつも喋ってる時には使わないけど・・、まぁ、いろいろとね」

リリアは、簡単に説明して終えた。

「そうなんですかぁ」

「あぁ、一人旅か・・・、不安なものですね?旅って」

リリアが言って、フレアが

「あ、それなら一緒に行きます??」

と、旅の同行に誘った。

「えぇッ、いいんですかッ?」

リリアの目が輝いた。

「うん、君がいいなら構わないよ??」

フレアは、あっさりとした答えを返した。

「えぇ、もちろんッ、一緒に行きましょうッ」

リリアは飛び跳ねながら、言った。

「それじゃあ、行きましょう」

二人は、先を進んだ。


「そういえば、私の名前言ってませんでしたよね?私は、フレア、好きなように呼ん

で良いですよ」

「わかった。それと、敬語はナシで」

「うん、よろしく☆」

「はい☆こちらこそ」

二人は、「仲間」と言う事を、強く誓ったのだった・・・。


後書き@@@@@@@@@@

何か、変な話です・・・(汗

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