第四章(後編)




森は静かだった・・・とは言えなかった・・・。

「だーーッッ、一体どうしてこんなうるさいのよッッッ、誰よッ私の事「頭にシッポ

のはえた人間」だなんて言ったのッ、出てきなさいッッッ」

森はやかましく、動物達は二人が来た事で歓迎しているのか、警戒しているのか、

うるさく吠える。

この森で住む妖精は、人の言葉が喋れるらしく、行く先行く先で二人に対し、何か

を言っている。

リリアに対しては『頭にシッポのはえた人間』、フレアには『真っ白オババ』であ

る。

フレアは騒がしい中、口を開いた。

「ここの生き物は、他の森の生き物と比べて騒がしくてね。今夜はゆっくり眠れない

可能性も、低くないわ」

「そ・・・そんなの無いわよぉ~・・・。街道沿いで寝た方がずっとマシじゃな

い・・・。」

「ふふ。そうね、でも、野党とかが近頃増えててね。この森は怪しすぎるから、そう

いう連中は入ってこないの、安全な方が良いでしょ?」

「それは・・まぁ、そうだけどぉ・・・。」

「そうでしょ?。それじゃ、泉に行きましょう」

「・・・はぁい・・・。」


二人が足を止めたのは、円の形をした所だった。それほど大きくなく、端から端を

測れば、7m程しかない。中心には5m程の泉があり、キラキラと輝きを放ってい

た。足下はふわふわとした草。寝転んだら立ちたくなくなるのではと思うほど、気

持ちが良さそうだった。

「はい着いた☆ここが『光る泉』よ。この泉は、疲れた身体を癒す『光』を、さかん

に放出していて、旅人は、この近くの野宿では、この泉を選んでいるのよ」

「へぇ~、癒す効果があるんだぁ、あッ、もしかして、光をさかんに放出してるから

『光る泉』だったりするの?」

「そうッ、ついでに、野党や、そういう輩はこの森をよく調べていない奴が多くて、

入った瞬間から怪しいこの森には、あまり近づかないらしいの」

「なるほど~」

リリアは、納得したように、何度も頷いた。

「まぁ、お勉強はここまでにして、食事にしましょ☆」

「お勉強って・・・。しかも、こんな時間の晩御飯?今10時よ・・?」

「仕方が無いでしょ?晩御飯食べないまま寝るなんて、非常識よッ」

「・・・・旅って、ある意味細かいのね・・・。(汗」

「もちろん☆えーっと、シーチキンの缶詰と、・・・スパゲッティと・・・。」

フレアは、自分の鞄からいろいろ食料を出し始めた。

「ん~、足りてるわね☆、あとは薪と火、・・火は私が出せるから、薪を集めてきま

しょう」

「薪って、枝よね?そこらに落ちてる」

「そうよ、薪がないと火が点けれないしッ、二手に別れて拾ってくるわよッ」

「は~い」

二人は、薪集めの為に、二手に別れ、行動した。

「48本、49本・・・。この森、苦労しないわ・・・。」

フレアはたくさんの枝を見ながら、一人そう呟いた。

それと同じ頃・・・。

「42本・・ね。まぁ、こんなもんね、よしッ、帰ろ☆」

リリアも、フレアとほぼ同時に呟き、来た道を歩いた。

「はい、余るくらい多い薪よ~☆」

「はへ~・・・。約90本・・。多いわね」

「まぁね、・・・さてと、調理開始☆」

「・・・・・・・・・作れんの?」

「もちろんよッ、料理作れない奴が旅なんて出来るもんですかッ」

「・・・・・それもそうね。・・・何作るの?」

「シーチキンスパゲッティよ☆私の大好物vvv」

「何それ、美味しいの?」

「もちろんよ、まかせなさ~い☆」

「・・・・うん」

「フライパン・・・。鍋・・・。油」

フレアはそそくさと準備をはじめ、フライパンに油をひいたり、泉の水を鍋に入れ

たりと、どんどん調理を進めていく。リリアはそれを呆然として、丸太に座りなが

ら見ていた。

シーチキンが、フライパンの上でジュージューと音をたてて焼き上がり、良い香り

がそこらに漂っている。

「・・・・おいしそ~☆」

ずっと見ていたリリアがフライパンの中を見て言った。

それを聞いてフレアが

「でしょ~?はまるわよ?」

と、誘惑するように言った。

「さてっと・・・こんな感じかな・・・?」

フレアは火からフライパンをどけると、紙製の皿にそれを盛った。

「はいッ」

「うわぁ☆いただきま~す☆」

フレアからスパゲッティを渡されると、リリアはそれを、目を輝かせ、それを口に

した。

「ッッッ☆おいしいよッすっごくッッ」

「ホント?よかった☆」

「フレアって料理上手いのね?」

「そう?うふふ、結構昔から料理しててね。」

フレアは自分のぶんも皿に盛り、口に運んだ。

「いつ食べてもおいしいわvvv」

満足そうな顔で、彼女は言った。

「にしても・・・、ホントこの森騒がしいわねぇ・・・。ジャングルみたい」

「うん、・・・しかも、・・・ありゃ生き物じゃないでしょ・・・。」

フレアは一本の木の幹を指差した。

「・・・・石の鳥・・・。(汗」

「カッチンコッチンの鳥なんて見た事無いし・・・。」

「でも、かなり軽やかに飛んでるわよ?」

リリアは飛んで行く石の鳥を見送りながら言った。

「怪しすぎ・・・。この森は羽根まで生き物にするのよ」

真っ白な羽根が二枚、翼の形を作り、フレアの前を飛んでいった。顔が無いくせ

に、鳴いていた。しかも、その鳴声は姿に似合わず、『ムフンムフンvv』と、人

間が鼻歌を歌うような鳴声だった。

「『世界一奇妙な森』って名付ければ良かったものを・・・。」

自分の周りにいる、奇妙な生物を前に、リリアはそう言った。

「でも、結構平和な森よねぇ」

「・・・・まっ、確かにそうかも」

「もう一食食べる?」

フレアはリリアにフライパンを見せた。中には、余ったスパゲッティが入ってい

た。

「あ~うん☆」

リリアは嬉しそうに紙製の皿を差し出した。




夜空に輝く星々は、二人の旅人が街道を歩いていた時よりも一段と輝いていた。

それはまるでこの世界の平和を望むかのようだった。いつか、人々を不安や混乱か

ら救った大賢者が現われ、一国には世界の平和を誓った女王が現われた未来を、教

えるかのように・・・。

未来を知るのは、この夜空に輝く、一つ一つの星達、なのかも知れない・・・。


アホ書き☆★※☆★※☆★※☆★※
何か、真面目に書いたのか書いてな
いのかさっぱりな話でした・・。
最後の方だけだよ、真面目なの・・。


リリア「・・・こんな話だけど、これからもよろしく☆」

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