オミとミントの話(短編)



オミとミントの話


海の眺めが良い、ある孤児院の屋根の上で一人、星空を眺めている髪の短い少女

がいた。オミだった。彼女は一年前、地球から、この世界「サンシャリリ」に飛ばさ

れて来た。それから何日を、この世界で過ごしたが、出会った一人の少年アオに、

元の世界への帰り方を教わった。その時は、この世界が原因で、地球に異変があっ

た為、ただ、一時的に帰っただけだった。しかし、どうしてか、事件が終わると、

オミは、サンシャリリに残る事を決心した。悲しくも、彼女は地球にある大切なも

のを捨て、サンシャリリにある大切なものを手に入れたのだった。

「良かったのかな・・・?」

彼女は、こっちに残って、ずっとそんな思いが頭を離れなかった。「地球にある大切

なものを捨てる」この言葉が、オミを悩ませた。

「母さんや父さん、お姉ちゃんに友達・・・・、あそこで手に入れたものすべてを捨

てた。苦労して集めたものすべて・・・。・・・ッ」

オミが悩んでいると、ある少女が屋根に登って来た。それは

「こんな遅くに考え事ですか?今は11時、夜更しはお肌に害よッッ」

その少女は、登りながらオミに指をズビシィッと指しながら言った。

「ビ・・・ビックリしたぁ・・・ミントか」

オミは胸を押さえながら言った。彼女はミント、見かけは美少年といった感じだ

が、れっきとした少女だ。性格は、「自分は世界一カッコイイ☆」と、思っていた

り、学校をサボってまでして、女の子にナンパをしたがる、サボった分の勉強は担

任から、オミに任せられている。自分よりカッコイイ男を常に嫌い、嫌った奴を、

そのままほって置かず、密かなイヤミをするという問題児・・・、横浜が好きで、

オミと何度か中華街に言った事もあった。

「んなぁッッ、あたしじゃなかったら、誰なのよッッ」

ミントはキレ気味らしい、夜中の空にその声は響き渡った。

「あぁ、い・・いや~・・・え~っと、せ・・宇宙一かっこ良くて、世界中女の子を

魅了する事が出来る美少年ミント様・・・ゆ・・・許して下さいませ、はは

は・・・。」

オミは、滝のように汗をかいて言った。

「何言ってんのよッッ」

それを聞いて、ミントは怒鳴った。

「・・・えぇッ?」

オミは、いつも言っている事が、今回のミントに通用しなかった事に焦った。そし

てミントは、

「当たり前のこと言うなッッ」

と、ふざけた様にオミの頭を殴った。

「何じゃそりゃ~~~ッッッ」

オミは、そう叫んだ。

「んで・・・、どうしたのさ?こんなとこに」

「・・・別に」

オミは目を、ミントから離した。

「うんうん、わかるわッ、その気持ちッッ」

「え・・ッ?」

ミントが頷きながら何かを言ったものだから、オミは自分の気持ちを見破られたの

かと思った。しかし、

「それは確かにそうよねぇ?そんな簡単に告白なんてできないわよねぇ?ア・オに」

「はぁ?」

オミはまぬけな声で言った。自分の考えている事とは全く違ったからだ。

「あれ・・・、違うの・・・?じゃあ何?」

ミントはガッカリしたように聞いた。

「その前に聞いて良い?」

「何?良いけど、変な事なら却下よ?」

「そんな事じゃないのよッ・・・、ミントは女の子か横浜、どちらかを捨てるんなら

どっち?」

「えぇ?え~っとなぁ・・・、う~ん女の子ッ」

「えぇッ、どうしてぇッ?」

オミは、てっきり女の子を選ぶと思っていたが、ミントは横浜を選んだ。

「だって、女の子に横浜はないけど、横浜に女の子は居るしぃ☆」

「あっそぅ・・・・。」

そういう事かと、納得して、呆れたように言った。

「なるほど~・・・、本当にサンシャリリを選んで良かったのかって事を考えてた訳

か」

「うん・・・。ミントは?横浜のないこの世界にホントに来て良かったの?」

「うん」

「あっさりしてるわねぇ・・・(汗」

「ははは・・・、それに、・・・あたしには、ここに居る皆が、本当の仲間って気が

するし、この世界には、地球のように難しい規則はないし・・・、一日中ナンパで

きるしぃ~~☆・・・ぐへぇッッ」

ミントは、オミのゲンコツを食らった。

「あんたいつもそれだ・・・(汗」

オミは呟いた。

「あはは・・。そういえば、何でオミはサンシャリリを選んだのさ」

「あたしは・・・、あんたが最初に言った事と同じだね、うん」

「ふ~ん・・・。ねえ?これが運命なんじゃない?」

「え?」

「オミがサンシャリリを選らんだのは、あんたの運命が決めた事じゃない?それじゃ

あ、良いんじゃないかな?それにさぁ・・・もう、過ぎちゃった事だし、良いじゃ

んッ、ねぇ?」

「ミント・・・。そうだね、確かにそうかもねッ、うんッッ」

「でしょ?あははッ、それじゃあ、もうそろそろ戻ろう?かなり眠い・・・。」

「そうだね、じゃ、おやすみ☆」

二人が室内に入った瞬間、一つの星が、流れ星になった・・・。


後書き**********

いかがでした?
えぇ?話が分かり難い?そうですかぁ


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