一生やってろ!!

一生やってろ!!

初恋の人



 6歳の時、父の仕事の都合で香川県の高松に移った。

 もともと両親共に東京だし家も残したままだったから

 まだよかったけど、いきなり高松に行った時には驚いた。

 学校もかなり遠くまで通わなくてはならない。方言をしゃべらないと

 遊んでくれない・・。(今にして思うとここで私は強くなったんだな。)

 小学校は1学年のクラスが2クラスしかない。しかもクラスは赤組白組。

 毎日が運動会のような学校だ・・。ちなみに1つ下の学年からクラスが増え

 赤組白組黄組となっている。(チューリップか?)

 そんな学校に入学。

 入学式の時。男の子と手をつないで体育館に入る。その時、私の恋心が

 芽生えた。背が高くてかっこいい。見るからに頭のよさそうな子。

 その子と私は手をつないだ。

 うひょ~。すぐさま「私は○○くんと結婚するっ!!」と宣言。

 結局彼とは6年間同じクラスで、彼はいつも学級委員をやり、頭もよく

 スポーツ万能。小学6年生で170cmもあり、何か欠点はある?って

 いうくらい申し分ない子だった・・・。


 でも、今の子みたいに小学生でつきあうとかって発想ないから、そのままで

 おしまい。小学校卒業とともに私は東京に戻り、その後連絡をとるでもなく、

 風の便りで香川県で1番頭のいい高校に進学した・・というのはきいた。

 ・・・・・・・12年後。・・・・・・・

 銀座で友人と飲みに入ったお店で、ふと懐かしい顔の店員さんをみつけた。

 背は更に大きくなっていたけど、顔と髪型は昔のまま。そう、○○くん。

 「も、もしかして・・○○くん??」

 「えっ?○○さん??」

 うひゃ~。驚いた。こんなところで何故?しかも私の名前覚えていて

 くれてるんだぁ・・・。

 東京の大学に入って、サークルで芝居を覚えそのまま劇団に入ったという。

 確か彼のお家は、工務店か何かやっていたはず・・。

 えぇ~。なんでなんで・・・・。

 一緒にいた友人が、面白がって話を進めようとしたけれど、

 それで終わってしまった。

 なんとなく、そのままにしておきたかった・・。

 それから更に月日は経っているけれど、

 劇団を続けているのかな?それとも高松に帰って実家を継いでいるのかな?

 もう一度逢いたいなあ・・今ならもっと話ができるだろうなあ・・。











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