Blue kiss

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House keeping

House keeping


わたしとRiiが外泊明けの金曜日の夕方のことだ。
今度はSaaが「お泊り」報告。
「ママぁ、今日お泊りだからね。Mieちゃんと一緒だよ。」
「なんだ?今日はSaaなの?聞いてなかったぞ。」

携帯電話で直前報告をするのはSaaのやりかたなのだ。
年に2~3回こんな事がある。
しかも突然決める。本当に何気にマイペースなヤツ。

「泊まるところ、言いなさい。お礼の電話いれるんだから。」
わたしが言うのはいつもこれだけ。
これでSaaは泊まり明けで友人と一日遊び呆けて
帰宅は土曜の夜になることは決まった。

そんなわけで、久しぶりにRiiと2人の休日の朝を迎える。
今日は「家の日」と決めていたので、天気が気になったけど
なんて素敵な快晴!!
これで俄然やる気が出てきたぞ。

It's a House Keeping's day!

ベッドの淵にへばりついていたRiiに
「おっはよう!Rii,いい天気だよ。空が青いぞ!」と叫んだ。
Riiは「お日様きらきら」「青い空」のキーワードに反応して
飛び起きた。

「ホント!やった!」

とにかく Fine day なら機嫌のいいRiiである。
簡単にベーコンエッグサラダとロールパンとコーヒー朝食を済ませて
わたしはRiiに「今日の予定は?」と聞いた。

「これ。」パソコンだ。まだ小説のラストが出来ないでいるらしい。
「わかった。あんた、じゃぁそこに張り付いていなさい。
ママはこれからいろいろやるからね。」
「あいよ。」Riiは椅子に座リ直すとキーをたたき始めた。

さぁて。何からしようかな~~~!
いつもわたしはこうだ。天気のいい休日には
家の中をキレイにしたくなるテンションが絶好調になるのだ。
洗濯機をまわし、掃除機をかけ、水周りをピカピカに磨き、
今日はずっとやりたかったのに出来なかった
キッチンのタイル磨きに手を伸ばした。

途中で、Riiが休憩したので、その隙にブログを見て
ショートメッセージを打ち込んだ。
書くことはいくらでもあるんだ。でも
ずっと書いてる時間はないもんね。

小腹が空いたので、この前作った例の「蕎麦菓子」を
袋から取り出して食べる。
あれね。半分我が家、半分Ryoん家にあるんだけど
日が経つにつれて歯が立たなくなって来た。

でも「手作り」という魔法がかかっているから
食べ物にうるさいRiiさえ手を伸ばしてきて
ガリン、ガリンやってんだもの。

硬ったいよねーこれ!
ゲラゲラ笑いながらまた齧る。
調子に乗って齧るうちに
口の中が切れたらしい。舌が当たると沁みてきた。

わたしが「口ン中切れたみたい・・・」というと
Riiが醒めた目で笑った。
・・・・・。

Rii、同じ空気の中で同じテンションで遊んでる時に
突然「素」に戻る癖は良くないよ。
でも、「蕎麦菓子」一緒に食べてくれてアリガトウね。

休日はまだまだ始まったばかりである


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