Blue kiss

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ナンテこった話

ナンテこった話


Saaがコンビニの前で
自転車盗まれた。

「ほんの10分、立ち読みしてたら獲られた。」

コンビニで10分も立ち読みすんな。
完全にマークされたんじゃないのさ。

よく、自転車盗まれるSaa。

これで何度目だ?

盗難届け?
そんなものとうの昔からアテにしてない。
出てきたためしがない。
何のための保証書か分からない。
登録証貼ってたって
ただのシールなんだから。


保証期間が丁度終わる頃に
盗まれる。
マーフィーの法則?


「今度のバイト代で買いなさい。」
「はい。」

Saaは覚悟してたみたいで、
素直だった。

Saaの給料日まであと5日に迫った昨日
ポストに
「保管自転車引取通知書」が届いた。


撤去手数料3000円。

なんだと!

乗り逃げして、放置かい!

諦めていたのに
なんだか無性に腹が立ってきた。

「Saa、自転車見つかったよ。」
Saaにハガキを見せる。


「うっそ! よかったぁ。」
「だけどとりに行くのよ。ここまで・・3000円持って。」

「よし、自転車買うより安い!
わたし行ってくるぅ!」
Saaは喜んでる。


そんなもんか~~~!!


そこにあるからもって行く。
ここにあるから黙って使う。


百歩譲って使うのは許そう。
だけど
使ったら
ちゃんと元に戻しなさいよ!あんたら。


買っても、買っても傘が盗られまくった時期
「わたしも盗られるから、盗りかえす!」

いつかSaaもRiiも同じこと言ったね。


間違いだから。
そういうの。
あんた達以外の全員がやっても
やってはいけない。

「約束しなさい。」
あれは何年前だったっけね。
あれから事態はますます悪くなってる


やられたら、怒んなさいよ。
やられないように注意ぐらいしなさい。
どうしてこう、
どうでもいいんだろう?!

ナンてこった。
怒るとシワが・・・ふえる。


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