まずは正しい知識・前編


漫然と「痩せなきゃ~」と言いつつ、行動が伴わなければ何も起きません。
意識を変えれば行動も変わるというお話を前回したので、
では、具体的にどう変えるのか…について今回は触れます。

まずちょっとしたダイエット豆知識を以下に列挙しましょう。
==食事編==
(1)油脂は太るから摂らないほうが良い
(2)野菜や海藻、キノコは太らないからたくさん食べて良い
(3)牛豚ならロース肉よりフィレ肉、鶏ならモモよりムネが太らないから良い
(4)豆や芋類は太る
(5)お菓子は絶対に食べてはいけない
(6)夜8時以降は何も食べてはいけない
(7)水は水太りの原因になるので飲みすぎてはいけない
(8)アルコールを飲む場合、そのぶん主食を減らせば良い
(9)便秘は百害あって一利ナシなので便秘薬を上手に活用する
(10)痩せたいなら食事量を抑えれば良い



いかがでしょう。
ある程度しっかりダイエット生活を送る覚悟のある方は、
上記のような考えを持たれているのではありませんか。
今さら常識みたいなことを書き並べても、何も勉強にならないじゃない。
…なんて思われたでしょうか。

でも、ちょっと待って下さいね。
上記の10項目は、一見ダイエットの基礎知識のようでありながら、
実は大きな落とし穴が隠れています。
そこに気づかないまま生真面目に、そして表面的に守るだけでは、
きちんと痩せることができません。
今日はそのお話をじっくりしようと思います。

まず(1)の油脂について。これはデリケートな問題です。
油脂のカロリーが他の食材に比べて圧倒的に割高なのは周知の事実なので、
過剰摂取は即、肥満への近道となります。それは間違いないです。
では油脂なしの食生活が効果的なダイエット結果を招くかといえば、違いますね。
最低限必要な油脂量さえも摂らない場合、栄養バランスを崩します。

油抜きダイエットというのを見聞きしますが、注意深く実行するのでないとむしろ、
油を抜いていることだけに安心して他でカロリー摂取をしてしまい、
カロリー自体はオーバーしているのに満足な栄養素が揃わないため結果的に栄養不良、
という最悪の結果にしかならない…そんな可能性も含んでいるのです。

また油脂ならではの美味さというものも無視できません。
ダイエット中だからと厳密にあっさりした物だけを食べるのでなく、
おいしく良質なオリーブ油やゴマ油などを、効果的に適量使った料理を一品加える、
そのことで食事に満足感が生まれ、節食のストレスを減らす利点もあるでしょう。
油脂を上手に摂ることで、より良いダイエットができると思います。

次に(2)~(4)です。
よく食材を指して「○○は太る」「××は太らない」と言いがちですね。
でも、断言します。この世に、太る食材・太らない食材という区別はナイです。
たしかに食材に太りやすい、太りにくい、という傾向はあっても、
それより明確な「太る太らない」があるのは、
調理法であり、食べる量であり、また食べるタイミングの方です。
なので今日からは、食材の差別はやめましょう。
また「太るから」と、好きな食べ物を切り捨ててしまうのもやめましょう。
その代わり、もっと調理法や食べ方に気を遣いましょう。

特に豆や芋類は、ともすればデンプンが注目されて「太る」視されがちですが、
大豆には植物性蛋白質が豊富にありますし、豆芋の皮付近などに含まれる繊維も見逃せません。
こんにゃく麺のカップラーメンとか食べるくらいならオイモ蒸かして食べるほうが…
と個人的には思っています。
ただし、そこにバターやマヨをたっぷり、なんてのが禁止なのは勿論ですが。

(5)のお菓子。
これもまた難しい問題ではありますが、多くの女性にとってこれは、
上手にクリアすればダイエット成功がぐんと近くなるキーポイントだと思います。
間食がダイエットの敵なのは基本的に正解ですけれども、
それが分かっていてキレイさっぱり完全にやめられる人がどのくらいいるでしょう。
…というか私はやめられません。無理です。
でもダイエット始める前は「減らすこと自体がムリ」と盲信していたのが、
驚くほど減らすことは出来るようになりました。

例えばダイエット中は無理してストレスためてでも禁欲的にお菓子をガマン、
目標体重に達したのでお菓子解禁して、またリバウンド…なんてことになるくらいなら、
上手にお菓子を取り入れていく方が失敗しない、というのが今の持論です。
ただし絶対いけないのは、食事をお菓子に置き換えることですね。
食事で摂るべきカロリーをお菓子で摂っても、本来必要であった栄養素は揃いません。

お菓子との上手な付き合い方のポイントは、また別項で触れる予定なのでここは省きますが、
何といっても自分なりにオキテを作り、それを絶対に守るのが大事です。
破ったら、その破戒度合いに応じて罰ゲーム(おやつ抜き)にして下さい。
罰ゲームも疎かにした場合は、体重計とメジャーが罰を下すでしょう。
ちなみに私のオキテは以下の通りです。

A・箱のカロリー表示を大いに参考にする
B・小袋分け包装のものを選ぶ
C・カロリーがどんなに低くても、好きでない物は選ぶ必要ナシ
D・ただしどんなに好きでもカロリーが異様に高い物はあきらめる勇気を持つ
E・1日200kcal程度に抑える


以下、後編に続きます。
(2004.3.22更新)

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