翻訳学者犬徒然草

居候のこと(1)

居候目が見えない、義眼の居候です。でも最近は元気になり、小生らと一緒に動き回っていますが、家主の家には椅子が多く、テーブルの下に彼のマットがあるので、最初のころは慎重に動いていたのが、最近はあまり急いですぐに椅子にぶつかります。小生の老母とはどうも相性が悪いらしく、家主たちが居ない時は廊下に隔離されます。というのも二度ほど乱血の騒ぎを起こし、最初は小生が疑われましたが、すぐに家主は老母の耳も傷ついているのを見て、小生の疑惑は晴れました。今は仲間として、共同生活をしていますが、年をとっているのか、朝夕はすぐに廊下に一人でこもりたがります。まだ雪景色は知らないので、外につれて出るのがたのしみです。

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