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神坂俊一郎

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Jul 30, 2023
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テーマ: 青春(3)
カテゴリ: サヴァン症候群



依頼は受けたものの、私にはピンと来ない内容ばかりだったのです。
特に高校生活でのあるある集らしいのですが、私には全く覚えのないものばかりでした。
恋バナとか、男女関係の噂話とか、友達とか、幼馴染とか…。
まあ、ピンと来ない責任は私にあります。
一般的な高校生活に縁がなかったことが一つ、恋を必要としなかったというか、そのようなシチュエーションに出会ったことがないことが一つ、そもそも友人を必要としなかったのが根本原因のようです。
何せ、サヴァン症候群の幻視能力者ですから、将来が見えるわけで、感情も希薄ですから、悪意も嫉妬も無いかわりに、恋愛感情も存在しないのです。
幼馴染なんて言葉も、将来に希望があれば生きて来るのかもしれませんが、当時住んでいた大阪の3千坪の豪邸も、桜の園も、モチノキやオガタマノキの大木も、池のウナギたちも、幻視でみんな消えてしまうことがわかってしまったのですから、希望がありません。(全て両親の放蕩のせい。)
初恋なんて幻も、将来に自分が責任を持てるようにならないと、超現実主義者のサヴァンには無意味なのです。

しかし、私自身にはそんな意識がありませんから、無意味だったのです。
高校に進学すると、入学したのが私学の進学校で、明治生まれの大先生を揃えていましたから、時代錯誤的教育で、普通の高校の学園生活とは無縁でした。
大体、入学時のオリエンテーションで教育主任の明治生まれの大先生はこう言いました。
「君たちにとって、恋愛などは不要です。まずは勉学を極めましょう。」
たしかに正論でしょうが、それでなくとも私学で、裕福な家庭の世間知らずの坊っちゃんお嬢ちゃんを揃えたものですから、恋愛も、勉学もまともにうまく行くわけありません。
私は、先生側で、恋愛不要論と言うか、今たとえ恋愛できたとしても、将来的には破たんすることが幻視できてしまいますから、最初から恋愛は考えませんでした。
残念ながら勉強の方も、サヴァンのお陰で努力何て不要で、何もしなくても妙にできてしまいましたから、こちらも真面目に取り組むことはありませんでした。
それで、勉強そっちのけで、庭に山草を植えてみたり、仲間内でサッカーに興じたり、結構はちゃめちゃやりながらも、京大に現役で合格してしまいました。
でも、今思うと、高校時代に、全ての教科を履修できたのは、とても良いことだったと思います。
何せ、私が通っていた高校、当時は土曜日も半日授業、火曜木曜は7時間授業、春夏冬休みは強制的補習授業がありましたから、十分な授業時間があり、それが可能だったのです。
つまり、たとえば社会なら、日本史、世界史、地理、倫理社会4科目、理科でも、物理、化学、生物、国語なら、現代国語、古文、漢文、数学は、数学A、2Bとか何種類かに、幾何もやりましたし、とにかく高校2年までに全科目履修したうえで、3年になってから、文系、理系に別れて復習的に更に教育してもらえましたから、身に付いたかどうかはともかく、全てやらせてもらえたわけです。

そうして大学に入ったら、少しは将来が見えてきます。
つまり、卒業後就職して、稼いで自分の生活を維持することが想定できてくると、ようやく恋愛も意味を成してきます。
事実というか、男性よりも現実的な女性たちが、将来有望な男性捜しに京大に押しかけて来るようになりました。
そこで、エリート勢は二つに分かれます。
女性に無関心、あるいは余り相手にしない者と、女性は男性に奉仕するおもちゃだと言い切る者とに。

私はどちらにも属しませんでしたから、笑える状況になりました。
元々私には下心がありませんから、女性は、優しい先輩として私には安心して近づけるのです。
すると、女性に興味がない男たちから押し付けられるは、彼らに拒否された女子大生たちが、私に群がるは、大変なことになりました。
最高7名を相手にしましたが、これ、七股ではなく、単純な話し相手、カウンセラーみたいな関係です。
この関係、私には興味深いものがありましたから続けましたが、彼女たちの中では、七人が牽制しあって身動きがとれなくなってしまったのです。
そこで、救世主ならぬ全く空気が読めない者が一人登場したことで、関係は一気に崩れ、その彼女、私の恋人の座に収まりました。
ただ、彼女の恋愛観は、おとぎ話のお姫様のそれで、王子様と結ばれて末永く幸せに暮らしましたとさ、の世界だったのです。
ですから、本当に最初に、「結婚するまではプラトニックラブでいてください。」と真顔で頼んできたわけです。
私は私で、彼女は、今時こんな女子大生がいるのかという、大変興味深い存在でしたし、天真爛漫でそこそこ美女で、スタイル抜群の魅力的な女性でしたから、とりあえず受け入れました。
しかし、彼女の頭の中には、普通のというか、成人男女の肉体関係が全く存在しないのですから、相手の考えを映し出す鏡の能力もある私は、彼女を普通の恋愛対象にすることができなかったのです。
それでも、彼女と付き合わなかったら、京都の観光地巡りもできなかったと思いますから、私の解説と車での送迎付きで京都観光を楽しんでもらえたこととして、許してもらいましょう。
この変な恋人関係、彼女の両親の反対により破たんします。
そりゃあ、私の両親は不仲だし、やくざさんとのつきあいもあったし、いくら私が紳士的であったとしても、私が彼女の父親だったら、絶対反対したでしょう。
その結果、彼女が精神的におかしくなってしまったのが想定外でしたが、何とか卒業と同時に関係を断つことで、彼女の私に対する依存も卒業させることができました。
そんな私でしたから、卒業後もまともな恋愛は望めません。
しかし、ちゃんと結婚し、子供も孫も居ます。
妻は、夢の恋愛結婚だったと断言しますが、私の実感としては、こんな感じだったでしょうか。
1.入社式の今日、初めて見かけたアルバイトの女性は、将来私の妻となることを幻視した人だった。
2.1か月後、彼女が髪をバッサリ切ってイメチェンしたら、私しか彼女と気付かなかった。何故気付いたか、そりゃ、私は外見ではないもので人間を見分けているからで、逆に言えば、外見だけでは人間が区別できないのです。えー、月並みながら、彼女、失恋というよりは、付き合い始めたばかりの恋人に、無理やりホテルに誘われたので断ったらあっさりふられ、頭にきてイメチェンしたのでしたが、私、その事情まで何となくわかりました。
3.半年後、飲み会で一緒になったから、初めてまともに話しをして、その後彼女の自宅まで送って行った。
4.私と初めてまともに話をして、紳士的に家まで送ってもらえた彼女は、彼女なりの理想の結婚相手の条件であった①自分よりも頭が良い。②生活が堅実。③酒癖が悪くない。を全て満たす私と接点ができたことで、千載一遇の機会とばかり、思い切って、「結婚前提の交際をお願いできますか。」とのラブレターを手渡して来ましたので、即座にOKの返事を書いて翌日渡しました。
5.私は、彼女を、頭が良く、気が利いて、素晴らしい女性であると評価していましたし、外見だって健康的などちらかと言えば少女のような美女で悪くないし、半年後の彼女の姿を幻視して磨けば光る玉だと確信していましたし、妻とするのに何の障害もないどころか、むしろ理想的な女性と思っていました。だからこそ、結婚前提の交際に即座にOKと答えていたにもかかわらず、周囲は、大阪出身で京大卒の私と、田舎の高卒の彼女とでは、まず釣り合わない、そんな二人が交際するはずがないと思い込んでいる。そのことが私には理解できませんでした。
6.彼女自身、私がOKしたにもかかわらず、友人や周囲からはありえないと言われ、家族からも「お前はだまされている。東北人のお前が大阪人の彼とうまくいくわけがない。」とまで言われ、不安で落ち着かなくなっていましたから、私が繰り返し安心させて、落ち着かせました。
7.すると、「恋する女はきれいさ」は事実で、表情が輝いてきましたし、田舎丸出しの純朴な少女が、上品で魅力的な女性に変身したのです。
8.私が幻視していたのはこの姿の魅力的な彼女でしたから、交際約1年後に結婚しました。
9.結婚前も後も、私には愛しているなんてきれいごとはありません。ひたすらやるべきことに邁進するだけでした。1年後には長男、3年後には長女、5年後には次女が生まれ、8年後には家を建て、同年にベンツ(190)も手に入れ、60歳の定年前には、全てのローンを完済し、家のリフォームも済ませ、退職金で新車のベンツ(C220d)を買うこともできていました。
更に、隣の土地も買い足して敷地も300坪まで拡張していました。
とにかく、やるべきこと、できることは速やかにやっていく、それだけだったのです。
結婚する前に遊びたいなんて考えは、私には最初から存在しません。
将来が不安なんて、マスゴミが喧伝している思想も、私には最初から存在しませんでした。
ですから、青春らしい青春?はありませんでしたが、満足しています。
画像は、我が家のお庭です。
写っている車は3台前のメルセデスベンツ300Eです。
今は、メルセデスベンツC220dステーションワゴンに乗っていますが、本当にいい車です。
老後を、悠々自適に過ごすためには、確かに2千万ぐらいは必要でしょう。
資産運用なんて幻ですから、働いている内にちゃんと貯めておきましょう。












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Last updated  Jul 31, 2023 09:13:29 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞8(10/04) 記紀とは違うヤマトタケルを興味深く拝読…
Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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