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チャタリング抑制方法


PICを使ったプレステボタンのON・OFF制御




コンデンサマイクが叩かれたときに発生する信号をTr増幅回路で増幅し、
プレステボタンをONにする、という試作を実施しました。


しかしながら、うまいことバイアス電圧を調整しても、
マイクの信号の性質上、チャタリングは防げない気がしてきました。

チャタリングというのは、1回叩いただけなのに、2回も3回も叩かれたことになってしまう、
いわば信号の振動のことを言います。

まあ当然、マイクからの信号を増幅すると、いわば正弦波が出力されますが、
その出力が短時間でたくさん波打つために、何回かプレステボタンがON・OFFを繰り返しちゃうんですね。

叩いた瞬間の波形が、時間的に短時間で減衰してしまえばよいのでしょうが、そうならないようです。


本来ならば、マイクに振動を与えたときの波形をオシロスコープで観察すれば良いのですが、
そうもいかないですよね、、、、、機器持ってないですし。。




そこで、このチャタリングを消すために、PICマイコンを使ってみましょう!!
せっかくライタ買ったから、使いたいんです、、、実際は。


単純に回路の説明をしますと、、、

まず、マイクの信号を増幅する回路の出力を、PICの足につなげます。
増幅回路は、B級増幅ということにしましょう。

なぜならば、無信号のとき、Vceが5V付近で安定しますから。

無信号の時にはPICの足には5V入力が入ることになり、
安定して「論理1」が入ることになりますね。

A級増幅ですと、無信号時には2.5Vという、どっちつかずの信号をPICの足にかけるので、
ノイズによって、「1」になったり「0」になったりしてしまいそうです。

無信号時の動作点を、可変抵抗で移動できるように、設定しておけば微調整が可能で便利です。


この状態でパッドを叩くと、増幅回路の効果によりIbが増加した場合に限り、Vceが大きく低下します。
振動は音情報ですから、必ずIbが増減します。つまりIbは減少もするが増加もする、ということです。
増加した瞬間には、Vceが0に近づくわけですから、確実にPICには「論理0」が入力されることになります。

しかし、音は振動であるため、何度かVceが高い状態と低い状態を行ったりきたりするわけです。
なので、PICの足には、チャタリングした信号が何回か加わるわけです。


そこで、PICプログラミングによってソフト的にこのチャタリングを取り除こうということになるわけですね。

厳密にチャタリングを取り除くならば、Vceをアナログ的に計測し、信号が波打って、かつ振幅が減衰する様子を観察する必要があります。
しかしこれでは、ADコンバータつきのPICを使う必要が出てしまいます。

今回はできるだけ簡単に済ませたいので、振幅の減衰は見られません。
なので、時間的に論理1と論理0が入力される幅だけで、チャタリングを消しましょう。

例えば、こんな状態があったとします。

 PICの端子にはずっと論理1が連続して掛けられており、ある瞬間に論理0に変化しました。
 1m秒が経過し、次に論理1に変化しました。
 さらに1m秒が経過し、論理0になり、
 そのさらに1m秒が経過して、論理1になりました。
 それ以降はずっと、論理1のままです。

さて、、、これって、何回パッドが叩かれたと思いますか?

まとめると、 1→0→1→0→1 と変化したことになります。
パッドが叩かれると、論理1から0に変化する仕様なので、ここでは2回ほど叩かれたように見えます。

、、、が!!!!

1m秒ってところに注目してください!!

1m秒とは、1/1000秒ですね。この速さでパッドを連打できる人、いますか???
1秒間に1000回ですよ。
高橋名人でも、16回が限度です、、、

そう考えてみると、明らかに「チャタリング」と「連打」との違いが分かると思います。


しかーし!!

PICを使わないでTr2個で試した結果、1回叩くと2,3回叩いたことになってしまう現象がありました。
これって、チャタリングが相当長い時間、続いていることを示してない???

ってことで、おそらく、論理1と0とを遷移する閾値ってものが重要であると確信しております。

なので、まずはPICを用いずに、チャタリングしないようなバイアスと増幅率を、可変抵抗によって変えられる回路を作るのが先決ですね。

これでチャタリングが出てしまう場合には、PICを使いましょう。





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