【野良猫ブルース】　

【野良猫ブルース】

いつも自由気ままで
寒くなれば日向ぼっこして
風の強い日は塀にもたれて丸くなり
雨が降れば軒下に隠れ
暑いときは日陰の風に吹かれて

お腹空いたら
気の良いおばちゃんの庭先におねだりに行って
何の柵も無く
目が覚めた時の気分で
一日が過ぎ去ってそれで良かったのに

一度温かい手に触れただけなのに
寂しいと言う気持ちを覚えてしまった
優しくまた触れてもらいたくて
僕は毎朝一声鳴いて
扉から出てくる笑顔のあなたを待ってる






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