もこっぺでいきてくんだよ

セカンドチャンピョン




アイタイヨ!アイタイヨ~!あ~アイタイヨ!


と言われてると思う。

だって・・・。2,3年間けり落としてもけり落としてもついて来るんだもん。



愛し方なんてわかんないのに。
愛され方もわかんないって言ってるのに。
もうほっといてって言ってるのに。



なんでいつもかまおうとするの?
なにがどうして、わしなの!
わしのなにがどうしていいの!
なんでなの!

もうやだ もうやなんだよ! また失うのやなんだよ!
いなくなるなら最初っからいらないんだよ!
もうやめて もうやだ 会わないでほっといたら楽だったのに。



そうやって2,3年の間に何回電話で泣き叫んだんだか。
何回泣いて布団でくーくー声をこらえたか。



あのすべてはタイミングだった、と今なら言える。


今、今なら、タイミングだよって言える。


あの時は全然Readyじゃなかった。だけど、どう振り払っても、

もこっぺしかいない と どこまでも追いかけてきた



国家試験で4日ぐらい長崎のホテルにポッチンで滞在し、一日中おそろしい勢いで勉強してたときも、


いきなり国際電話で電話してくるし。だれだよぉオイ。とかホカ弁食いながらでちゃったし。


一年間会わずに、ほっといて、逃げ回っても、逃げ回っても、一向にあきらめなかったね、あんたしぶといよ。


『これからイチネンカン好きなことな~んでもやっていいから、結婚シテホシイナ』

おいおい、一年かよ!
おいおい、結婚かよ!
おいおい、付き合ってもいねーぜ?
おいおい、いつからあんたのとりこだよ?


と、思いつつ、一年。全く会わずに逃げ回ってたが、何がどうしてか、いきなり、東京駅でくるっと曲がって、新幹線に乗ってしまった。
違うところに行くつもりだったのに。


乗ってる最中も なにやってんのかね・・??まいーーや。


とかそういう意味がわからない状態だった。


車でまってた彼は ちょっとオンナぶって、スッと歩いてきたわしを鏡越しにみつけ、
一緒に車にのっていた大きい大きい犬が先にわしをクンクンして、ぺろぺろして。(わし、動物のペロペロすきじゃないんだよね・・←本音)




ふふふ。(ひさしぶりじゃん・・・!)と言おうと思ったら、








両方の首からぶら下がってたターコイズブルーのマフラーをグィイっと引っ張られ、



強引にキスされた。



うぉぉう!・・・・ッ!!--------これは、予定外。あらら。



で、そのとき ジムを自分の手で作っていた彼。
学校で働いて、塾でも働いて、そのあとジムの仕事を一人でしていた。


ちょうどその時、わしが行きやすいように
「ペインティング手伝ってくれないかな」っと言ったので、

おーーおもしれそー外国っぽいじゃん、自分でやるなんて。

っていうすげーくだらない理由で言ったんだけど。


今ではたくさんの生徒が通う、ボクシングジム。
トレーナーはカナダで、その時国内第二位の彼。
弟子が3人、カナダから後を追うように来日。
(普通に弟子がかっこよくて、目移りしそうだったが。←してもよかったのに、やっぱり純粋にしてはいけない、と思ったわし。)


そのジムの土台となる壁をわしが色を選んで、塗ったんですよ・・?
ホームセンターでバケツのようなペンキをかって、ハケでこうやって塗るんだよ、っと注意されながら、一日中必死で天井から何から全部ぬった。

ジムを離れられない彼のために、でかいあの犬を田んぼの中散歩にもいかせて。
犬なんてさんぽさせないのに、いきなりこんなでかい犬かよ!

とか思ってたら、案の定引っ張られて、田んぼに落ちてホンキですすり泣いたし。




ねえ、ごめんね、あんなにわしのこと必死でわかろうとしてくれたのに。
いつもいつも必ず電話にでてくれたよね。
でも忙しすぎる毎日を生きてるあんたには、電話もままならないほど突っ走ってたんだろうね。

あんた、何回も何回も、電話で寝てたよ。グーグーいびきかいてて、わしも一人であんたのいびき聞いて寝てたよ。
あん時の電話代、もったいなかったね。


ごめんね。逃げて。


「いつまで逃げるの?」「どこまで逃げるの?」って聞いたね。


まだその途中なんだよ。でも時々、今なら立ち止まれるかもって、思うの。

タイミング、悪いね。もし今、今があの時なら、あんたのこと、考えたかもしれないよ。

もーーーーーーーーーしかしたら、だけどね。



わしのこといつもケアしようと、わかりたいと、必死で想ってくれてたね。
わかってるよ。
だけど、わしは、違う、そういうことじゃない!!って反発するキモチでいっぱいだったんだ。

もう今ではどれが本当の気持ちだったか、覚えてないんだ。


ただ、朝起きても二人とも姿勢が全く変わってなかったこと。
すんなり、寝れたこと。
あったかかったこと。
しあわせだったこと。


あの、空気感だけは、なんとなく覚えてるんだ。


大雪の中わしが、ヒャーヒャー騒いで、助走をつけて、後ろから飛びついたら、そのまま雪の中をどっしりどっしり、おんぶして歩いてくれたね。

あんたのでかい筋肉質の体にすっぽりはまって、すっかりくつろいで眠いねむい、っと言うわしをせっせと、

自分で作った階段をのぼって、そのままわしが色をぬった手作りのベッドにはこんでくれたでしょう。

寝たふりしてたけど、本当は起きてたんだ。

そぉーーーとそぉーーーと階段をおりても、あんたカラダでかいから、
階段ギシギシ言ってたよ?
その後も夜中まで仕事してたでしょう。しってるよ?


だけどね、ペンキを一人で黙々と塗りながら、


あーーーーーーーーーーーーーー・・・違うな、これ。



って想っちゃったんだ。直感で。そうしたら、そう動きたいヒトだから、わし。


そっから急にフェイドアウトだったね、わし。
あんたも。もう会いにこないんだろうな、って察知してたね、あの目。


逃げてばっかだったわしを一生懸命とめようとしてくれたのにね。
きっと愛され方も愛し方も教えてくれたかもしれないね。


でも、ごめんね、やっぱりあんたには、その力が足りなかったから、今のわしがまだここにいるんだと想う。


あんたは、最高にヤサシイヒトだと想ってたよ。そうだと想う、今でも。
あの大きなベッドで一緒に寝る人は、いるのかな?

わしの幸せをいつもいつも願ってくれたね。その一部になりたいって言ったけど。


わし、自分で見つけてくね。


あんたのジムからだれかオリンピックにでたら、かならず後ろであんたがいないか、見つけるからね。
その、殴られて曲がった鼻が目印だね。そんだけ曲がってたら、鼻かむのもつらそうだもんね。

だけど、トレードマークだから、手術しなくていいよ。
そのままでいてよ。そのあったかいココロもね。




あんたと一回りも歳が違っても、あんたがダイスキだったんだよ。
だから、怖くて、怖くて、逃げてたんだよ。

今ならわかるよ。


逃げないで向かい合える時がきたら、どっかで、あんたにも、


あたらしい、幸せ、自分でつかまえたんだよ!って教えたい。

きっときっと、スナオにあの笑顔で

『ソーーカ。ヨカッタナ。ヨカッタナ。ホントォニィ!』って言ってくれるんだろうね。


もうちょっとまっててね。

























あとね・・・・ずっと3年間だまってたんだけど、



どっちかっていうと、「おっぺい」じゃなくて、『オッパイ』だよ。
ごめん、あんたホンキだから、言いにくくて・・・。


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